上がり3ハロン32秒9。

サッカー、競馬を中心に、管理人が興味ある分野だけを勝手に斬って行くBLOGです。

横浜Fマリノスはどこへ行くのか。

2007-12-31 18:35:34 | マリノス
年明けにクラブ幹部がスコットランドに飛び、俊輔と接触するという。
移籍金込みで10億、親会社の日産から特別出資を引き出したという。
しかしながら・・・タイミングは最悪。

松田直樹は現状8000万から1回目の提示で3000万、
2回目の提示も3200万だったという話がある。
当人はもはや諦め顔で、次はハンコ押すよ、と言っていたようだが・・・。

主力が軒並み更改が上手く行っていない状況で、
10億という金額が突然報道された。
本社からの特別出資であり、恐らく用途も俊輔獲得に限定されてのものだろう。
しかしながら、他の主力はそうは思うまい。
頭では分かっていても、無い袖は触れないと言われていたはずのものが、
俊輔のためなら降って来る。
これに対する違和感は計り知れない。

これに加えて、ロニーとロペスで総額3億。
主力の不信感を煽り倒していると言っても過言ではない。
交渉の類は、心理的要素の影響が極めて大きい。
根本的に戦略が誤っているとしか、言い様が無い。
来シーズンに対する不安を口にするサポはそう多く無いように見えるが、
実は今シーズン以上に絶望的な状況なのではあるまいか。

プラティニが先日インタビューで答えていた。
「かつては選手が主役だった。しかし今は監督や戦術が主役だ」と。
全面的には賛同できない。あくまでも、ピッチの上で戦うのはプレーヤー。
どんなに優秀な監督がどんなに優秀な戦術を駆使しても、
それをピッチでプレーヤーが再現出来なければそれまでのことだ。
そう、あくまでもプレーヤーありき。
そうであるとすれば、今のウチは最低最悪。
プレーヤーのモチベーションを削ぎ落とすような真似ばかりしている。

少しは冷静になって考えてはくれぬものか。
一体何が、クラブのためになるのか。
俊輔一人では、フットボールは戦えない。

結局、今年1年迷走したまま終わった。
降格という最悪の事態は避けられたが、何のことはない、
ある意味では予想通りの無冠で終わった。

横浜Fマリノスはどこへ行くのか。
それが今問われているように思う。
フロントにも、現場にも、サポーターにも。
単純な俊輔に対するYES/NOの問題ではない。
何をしたいのか、何が欲しいのか、どういうクラブにしたいのか。
少なくとも、答えを求める姿勢がなければ、答えに辿り着く事はないだろう。

長い冬休み。

2007-12-09 00:31:08 | マリノス
まぁ、このブログ自体が完全に休んでいた訳ですけど。
いわゆる普通のサポの方々と自分との考え方の乖離が
あまりにも大きく、それをどう処理すべきか分からぬまま、月日が経過した結果、
こういう事になった訳ですが。
正直言って、自分の中では何の解決策も妥協策も見つかっておりません。
ここを閉じることも正直考えなくはないのですが、迷うところです。

さて。

開始1分にいきなり被弾、21分にOGで追加点献上。
後半立ち上がりに河合が一発退場で10人。
その後、後半44分までに同点に持ち込み、延長へ。
ここまで聞いたら、良く頑張ったと言って良いところ。

ところが、延長前半に5分間に3失点してゲームをぶっ壊す。
申し訳程度に1点返して3-5でシーズン終了。

この試合経過を見て、良くやったとか、闘志を感じたとか、
言ってしまって良いものかどうか。

このゲームで最も反省すべきは立ち上がりのマズさもそうだが、
延長前半に切れてゲームをぶっ壊したことではないのだろうか。
5分間で3失点するって、相当に恥ずかしい。
せっかく追い付いたんだから、最後まで耐えなかったらダメ。
そう思ってしまう俺は間違っているのだろうか。
別に負けが許せないと言っている訳じゃない。
2-3で負けたなら、良く踏ん張ったと言っていたと思う。
でも、そうじゃない訳で。
10人でもうスタミナが残っていなかったから?ホントにそうかな。

これで長い長い冬休み。課題は盛りだくさん。
補強だよね、補強。純ジャパでどうにかしたいなんて言うのは、
少なくとも現状を考えたら妄想の域。
今いる選手でどうのとか、冷静に見てから言った方が良い。

切れるカードが流れを変えられるような強い力を持たなかったこと。
疲労の溜まっている選手を休ませてもなおチームトータルのクオリティを
下げずに済むような選手がバックアップにいなかったこと。

正直、降格争いを覚悟して入ったシーズンだから、それから考えれば7位でも
それなりと考えるべきなんだろうけど、2年も3年もそんなことやってて
良いクラブじゃないはずでしょ、ウチは。



話は変わって、入れ替え戦。

最後の槇野のオーバーヘッドは泣けたな。
あれがポストに当たって、内に転がるか、外に転がるか。
内に転がれば、残留。外に転がれば、降格。

ボールは・・・外へ。あまりにも無情な光景。

とにかくサンフレッチェはバーやポストに嫌われた180分だった。
ツキも実力のうち。何より、最後の光景が、結果のついてこない
今年のサンフレッチェを象徴していた。

昇格を決めた森岡や秋田はじめ、サンガの面々の目にも涙。
降格が決まった寿人はじめ、サンフレッチェの面々の目にも涙。

サンガの中谷は、母親を一昨日亡くしても、今日フルにピッチで戦った。
運命だの、神だの、仏だの、信じないタチではあるが、
もしかすると、ポストの内か外か、ボールの軌道が片方を選んだのは、
プロとして戦うことを選んだ中谷への褒美だったのかもしれない。


最後に。特に近年は批判の方が多かったような気がするけど、
俺はあなたのプレイが本当に好きでした。どこまでも冷静で、キープ力があって。
時としてスマートにミドルを撃ち込むその姿、忘れません。
上野良治選手、本当にお疲れ様でした。