上がり3ハロン32秒9。

サッカー、競馬を中心に、管理人が興味ある分野だけを勝手に斬って行くBLOGです。

ブラジルホットライン完全崩壊。~マグロン、コリンチャンスへ。

2006-08-31 19:53:24 | マリノス
マルケスが検査と理由をつけて帰国、マグロンは期限付きと言いつつ、
明らかに戻ってくる気のないコメントを残して帰国。
結局残ったのはドゥトラだけ。
単なる不運だけで片付けて良いのかどうなのか。
正直ねぇ、補強のスタンスとか考えた方が良いんだろうと思うよ。
あ~、またボランチの層が薄くなった。
良治さんとかに無理させちゃダメだって思いつつも、頼らざるを得ないよな。

『岡田の愛弟子』の意地を見たり。~VS京都パープルサンガ・レビュー。

2006-08-28 01:17:48 | マリノス
2ゴールに2アシスト。
水沼体制初戦は、何の因果か前監督の愛弟子の大爆発でゲームの全てが支配された。
立ち上がりはともかく、結局内容的には微妙になってしまった前半、
流れが悪くなってきた時間帯に、久保へのアシストで均衡を破り、
その後もチームとしては決して良いとは言えないながら、
とにかく仕掛けを、フィニッシュを、ゴールを、という姿勢だけは見え、
結局山瀬の2ゴールと奥の1ゴールを積み上げた。

守備も危険なシーンもままありはしたが、
とにもかくにも無失点で90分を終え、終わってみれば4対0。
スコア的に言えば、完璧な形で新体制はスタートを切った。

とはいえ、相手は16位でDFの荒いパープルサンガ。
毎回毎回今日のような内容で今日のような結果を得られる訳では全くない。
とにかく目の前の課題を1つ1つ修正し、
目の前のゲームを1つ1つ勝っていく事。
順位の事を考えるのは、しばらく止めにしないか。
気がついたら上にいたら、それで良いじゃないか。
残り5節でもしも圏内なら、その時にようやく考えれば良いよ。

今日はスタジアムにいなかったからわからないけど、
やっぱり懐かしの水沼チャントは復活したのだろうか。
そう言えば、赤いユニフォームを着ていた頃、
山瀬のチャントは水沼チャント同様、『エンターテイナー』だったな。
これもまた、何かの因果か。

ピッチにおける究極のエンターテイメントとは何か。
ゴール、ゴール、ゴール。
今日は今のウチを背負うエンターテイナーが、
かつてウチを背負ったエンターテイナーの新体制と、自らを育てた恩師の退任に

成しうる限りのエンターテイメントを魅せた日、とでもしておこうか。

なぜ、三ツ沢ではなく、埼スタを選んだのか。~Fマリノスに足りないもの。

2006-08-25 00:11:22 | マリノス
岡田監督のこの任期におけるラストゲームに、結果として立ち会えない結果となって
しまった事は、大変残念に思う。

が、水曜日三ツ沢に行かなかったのは、スケジュールが埋まっていたからではない。
極めて意図的に行かなかった。

確かに、表面上は、彼女のお姉さんの子供が火曜日に産まれて、たまたま彼女が
休みを取っていた事もあって見せてもらいに行ったりしていたのもある。
しかし、本来の理由はそれではない。
理由を問われれば、今の『横浜Fマリノス』全てに疑問を感じているから、
それゆえに、少し距離を置いてみたかったから、という事にならざるを得ない。

明らかにシーズン途中から精神的に辛そうで限界が見え隠れしていた監督に、
そんな監督の疲弊を見ても根拠なく『何とかなる』と思って試合に臨むプレーヤー。
それだけではない。
みなとみらいに練習場を移転する事ばかりに頭が行き、
恐らく強化費を削ったであろうと思われるフロント。
そして何より。一番疑問を感じているのは、

『ただ漠然と応援しているようにしか思えないサポーター』

水曜日の大宮戦でさえ、試合後拍手をしていた者がいたと言う。
最下位セレッソに負けても同様。
いや、負けたからどうこうという話ではない。
我々サポーターは、ある側面においては共に闘う者であるが、
またある側面においては興行を見に行っている客ではないのか?
いや、もちろん真剣に闘えば闘うほど、後者の側面は薄れる。
しかし、オペラを見に行って、全く持って納得の行かない内容でも拍手をするのか?
何でもかんでも『応援』すれば良いというものではないのではないか?

ベイスターズについても同じ事が言えるが、横浜の人間の傾向なのかどうかは
わからないが、とにかく負けても甘い。
横浜スタジアムなんかも、最下位でも固定客はそれなりに入っている。

共に闘う気があり、支える意思があるのなら、ただ甘やかせば良いというものでは
ないのではなかろうか。

去年だったか、一昨年だったか忘れたが、レッズのサポーターが試合中まるで
歌わないという行動に出たゲームがあった。
いつも通りの客の入り、しかし静かなスタジアム。
ビックリするぐらい気味の悪い画だった。
しかし、この無言のプレッシャーは効いた。
試合後の『We Are Reds!』の大合唱の凄い事、凄い事。
ウチにはそういうメリハリがない。
ピッチに向けての意思表示があっても良いのではないか?

埼玉スタジアムのカードは浦和VS新潟。
相変わらず健気に応援する新潟サポーターの姿にも感じるものがあったが、
彼らもまた甘やかしが過ぎる。
彼らは4点ビハインドでも懸命に声をからし歌い続ける。
それが相手へのプレッシャーになるホームゲームでは強く、
そうはいかないアウェーでは弱い。何となく因果関係無しとは言い切れない。

対するレッズサポはいつも通り。
それにしてもワシントンのゴール前での冷静さには感服した。


意思表示があっても良いのでは、と思うと同時に、昨日もう1つ思った事があった。
昨日、隣に座っていたのは赤ちゃんを抱えた若い女性、
前に座っていたのは2人の子供を連れたお父さん。

赤ちゃんは、慣れない光景に驚きつつも、大泣きするような事はなく、
キョロキョロとピッチとビジョンに見入っていた。
旦那さんはゴール裏に行っていると言う。
それでも赤ちゃんを連れてでも奥さんもゲームを見に来る。
周りのサポーターも多少泣いても寛容だ。

前に座っていた2人の子供のうち、弟が問題。
懸命にサポソンを歌うが、音痴振りがもの凄い。お父さんも兄貴も苦笑いしていた。
しかし、お父さんも歌って音を正しい音に引っ張る。多少はマシになる。
お父さんが飲み物を口にしたりして歌うのをやめると、また音が外れる。
しかし、彼は懸命に歌い続けた、90分。気持ちが伝わるから、誰もが笑って済ませる。

浦和の子供たちには、小さい頃からある種の英才教育が施されている。
熱いゴール裏、メインやバクスタでさえも座っていても声は出ている。
そういう環境の中に小さい頃から置かれ続けて、彼らの中にレッズ以外を応援する、
あるいはレッズに何ら興味を示さない、という事があり得るはずがない。

日産スタジアムにも親子連れの姿はある。しかし、彼らのほとんどは、
単に『Jリーグを見に来ている』気がする。
どうにも、『Fマリノスを応援しに』来ている比率が高いとは思えない。

みなとみらいに練習場があれば、確かに見に行きやすい。
しかしだ。
スタジアムにも行かない人間が、練習場に行くか?
そんな事はおよそ考えられないだろう。
まずは、『代々Fマリノスサポーター』という家を増やす事なんじゃないのか?
どうにもフロントの論理は飛躍し、自己満足でしかないように思える。


何にしても、これで1つの時代が終わった。
俺が最初にスタジアムに足を運んだ頃、まだ新監督は現役だった。
いや、ゲームは日本リーグであり、Jリーグですらなかった。
フィニッシュとバックパス、まずは2つのコンセプトが見えて来た。
まずは、来年に向けての足場固めで構わないと思う。
臆せず、思い切ってやって欲しい。
このオフは、大幅な選手の入れ替えもあっても良いかもしれない。

最後に。例えこの2年がどうあれ、前監督がマリノスにもたらした連覇という
結果、功績は極めて大きい。山瀬が来たのも、岡田さんがいたから。
山瀬が相変わらず怪我がちでも、潰れずに立ち直ったのも岡田さんだったから。
本当は、去年末の段階で辞めるつもりだったのに、ムリヤリ引き摺ったのはフロント。
特に今年はACLもなく、モチベーションの持って行き所は難しかったはず。
最後の方は、ベンチでも俯きがちで、辛そうにしていて、見ていて辛かった。
少し休養して、評論家業をやったりして、またチームに何らかの形で戻ってくるなり、
代表に何らかの形で関わるなり、新たな活躍が出来るよう、祈っています。
本当にお疲れ様でした。

埼玉スタジアムで、PKでチャンピオンシップ勝って、号泣したあの日の事は、
忘れる事はありません。

マルケス(一時)帰国。いよいよ緊急事態ですよ。

2006-08-22 21:07:48 | マリノス
マルケスが怪我の検査及び治療という事で帰ってしまいました。
嫌な響きですね、一時帰国。日本で検査や治療が出来ないはずもなく、
非常に怪しい雲行きが流れる今日この頃ですね。

さて、これでそれでなくても決めきれないFWが1枚欠け、
坂田・久保・大島・マイク・ジロー・吉田ってとこですか。
正直、ジローと吉田はキツイ事を言わせてもらえばFWだと思ってないので、
実質4枚ですか。

久保は相変わらず90分やれるかわからないし、他のサポとかがどう思ってるか
知らないけど、正直言って急激に劣化していると思っているのです。

となると。(大島には悪いんだけど・・・)

もう坂田とマイクでシーズン通してみれば良いんじゃね?

いやいや、もちろん賛否両論あるとは思いますけども、もう先見据えたらどうよ?
という個人的な思い付きを書いてみただけです、はい。

馬鹿か、お前らは。

2006-08-21 12:09:18 | マリノス
http://www.nikkansports.com/soccer/p-sc-tp0-20060821-78563.html

良く、何位まで優勝の可能性が残っていると思うかを聞かれますが、
聞かれたら、残り試合数×1の勝ち点差までなら辛うじて可能性があると
言う事にしています。
但し、この数式あまりに順位が下で上にチームがたくさんいると
成立しにくくなるのは当然で、もっと小差でないと厳しい事になります。

残り16試合で、勝ち点差16。
まぁ、正直言って可能性はほぼゼロでしょう。
監督としてあまり無意味な夢を選手に見せるのも勧められない。
ただ、優勝がないと言われて何をモチベーションにして良いのか
とか言っている選手のひ弱加減も困ったもんだが、
今後の戦い方のビジョンを与えない監督も監督か。

来季に向けてフォーメーションのオプションを増やしてみるとか、
若手試すとか、コンバートして試してみるとか、
ナビスコだけは意地でも獲るとか、天皇杯だけは意地でも獲るとか。
何かあるだろうよ。
それとも、降格争いにシリアスに直面するまで、のほほんとしてる気か?

少なくとも代表のチャンスのある選手は前を向いて欲しいね。
我々サポは、別に選手を慰めに行っているのではない。
選手と共に、戦うためにスタジアムにいる。
直接戦う人間がヘタレたこと言ってて、勝てるはずがないよ。

およそアリエナイ。あってはならない。

2006-08-20 17:40:05 | マリノス
最下位相手に13試合ぶりの2勝目を献上。
現地に行ってないし、試合をテレビですら見れませんでしたから、
だったら何も言うなと言われれば、それまでですが。

およそアリエナイよ。少なくともまだ優勝する気なら。
アウェーであろうが、名波が入ろうが、(しかも結局出場はなかった)
代表に呼ばれてしんどかろうが、
出場停止で松田と上野がいなかろうが、佑二が怪我しようが。
首位争いしているチームにこの布陣では厳しかった、とか言うならともかく。
絶対に何があろうと勝ち点3持って帰って来なければいけなかったゲームでしょ。

今更何をチームがバラバラだったとか言ってるのか。
それはあれですか、オシムイズムを注入されて進化した代表メンバーに
他がついていけないとかそういう事ですか?
仮にどんな理由であろうと、考える事くらい出来るだろう。
『試合前に可能な限り不安は解消しておく』
そんな事は馬鹿でもわかるはず。試合始めれば崩れる事こそあれ、
修正がきく事なんておよそ考えられませんよ。

負けてる時こそ応援しないととか、松田と上野が戻ってくれば大丈夫とか、
そういう声を各所で見かけますが、楽観的かつ甘やかし過ぎじゃないかと
正直思わなくもない。

4月からロースクールに通って、バイトしている暇なんてある訳がなく、
奨学金で生活している状況ですから、何でもかんでも金使える訳じゃないんですよ。
マリノスにだって無条件で金使える訳じゃないですよ、正直。
切り詰める中でチケ買って、それでストレス溜めて帰って来るような
ゲームばっかりじゃ、無理して切り詰める気なくなるよ。

これ以上、失望させないで欲しいね。

岩本輝雄、現役復帰か!?

2006-08-18 02:30:25 | サッカー
せっかくハマトラSNSのβ版が公開されて、その紹介とかがされてると言うのに、
ウチの駄文なんかがFMBHのデイリー1位を獲らせていただいて、
誠に恐悦至極に存じ上げ奉りますが(堅すぎw

これ見て下さいな。

http://www.nishinippon.co.jp/nsp/sports/sports/20060817/20060817_042.shtml

正気か?
最下位で降格チラついて血迷ったとしか思えないが・・・。
セレッソが名波に頼るのとは訳が違うよねぇ。
別にテルが嫌いとかじゃない訳ですが、上手く行くはずないのになぁと思ってしまう訳で。
結局全然活躍出来なかったら、テルのためにもならんだろうになぁ・・・。

やんちゃな兄と出来た弟。~アジアカップ2007最終予選VSイエメン代表レビュー。

2006-08-17 00:06:00 | 日本代表
引いた相手に対する弱さを相変わらず露見したばかりか、
人も動かず、ボールも上手く動かず、
オシムは頭を抱え、首を捻るばかり。

闘莉王がレッズの時と大差ない感じで上がっていたが、
ああいうゲーム運びはオシムの理想とするところでは決してない。
時として大胆なオーバーラップは効果的だが、
ビハインドでもないのにDFが常に前に上がってパワープレーの
ような形になり、ボランチが結果としてDFラインに下がる形は
格別効果が上がるものではなく、かえってDFラインの
無用な混乱を招き、失点の原因にすらなり得る。

勝たなければいけない公式戦をキッチリ勝ちで終えたのは
最低限の結果は出した事にはなろう。
これまでの代表ならロスタイムまで引っ張られかねない所だった。
とは言え、ジェフの選手を多用した割には効果はあまりなく、
羽生の良さはほとんど感じられなかったし、
出場時間が短かったとは言え勇人の良さも引き出されなかった。
もう少し走ってかき回すゲームをして欲しかったように思う。

アレックスは良くない時に戻ってしまったなぁ。
浅い位置からいくらクロスを上げても、
どんなに巻が競り勝っていると言ってもゴールにはならんよ。
仕掛けて深い位置から上げた方が効果的だったと思うが・・・。

今日一番効率良く仕事をしたのはやっぱり寿人だろうな。
数々の『武勇伝』を持つやんちゃな兄と共に立つ代表のピッチ。
出来る弟は、兄がイマイチ目立たない中でその分までフォローする
ダメ押し弾。
やっぱりJで結果出してるだけの事はあるわな。

とりあえず、各選手Jに戻って、アジア遠征まで再アピールですな。
マリノス勢はアジア遠征で俺を使わないと損するぞ!というくらい
猛烈なアピールをして欲しいもんですな。
特に坂田。まずはベンチ入り、次に交代出場ですよ。
効果的なジョーカーとして認識されるようになりたいですな。


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さっき、レビューで羽生の良さはほとんど感じられなかったと書いた。
ところが、後半だけをもう1度早回しで見返してみたが、どうもそんな事はない。

確かにやはりボールタッチの回数は大して多くない。
しかし、フリーランニングやポジションチェンジの中で、
相当のスペース創出に貢献している。
おまけに、点を取った前と後とで、明らかに動きが違う。
これが『オシムの考えるサッカーを体現する』という事なのかもしれない。

オシムが指摘していたDFラインでのボール回しの遅さは
あまり表立って指摘されて来なかったが、
日本代表のかねてからの問題点の1つである。
単なるパワー不足から来るボールスピードの遅さではない。
代表のDFラインでのボール回しは見ていて怖い、という
意見はかねてからあったが、結局行き着く所はこの問題と言える。

基本的にフリーであるにもかかわらず、
必要以上にダラダラとボールを回すクセはJリーグでも見受けられる。
DFラインでダラダラと回す→相手の陣形が整う
→苦し紛れのロングボール→怖さゼロ、という一連の流れ。

本当に相手の隙を窺って回しているのなら、ボールスピードも
速くなって当然だし、中盤より前も動きがあってしかるべき。
ところが、なぜか日本のDFはボールをまさしくマッタリと回す事が多い。
オシムは常に練習中『逆サイドの選手を見ろ!』と繰り返すと言う。
サイドチェンジによる相手陣形の崩しは、オシムが強く要求しているポイントのはず。
その辺りをより高いレベルでこなすには、サイドのプレーヤーの質の向上が不可欠。
頑張れ隼磨、という事に結局なってしまうなぁ。

まぁ、とりあえずまだまだ先は長い。
次のサウジ戦はキツイゲームになるだろうし、
アウェーでの戦い方もあると思うので、引き続き注目しましょう。


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mixiで書いた2つの記事をそのまま転載しました、申し訳。

光の射す方へ。~VSトリニダード・トバゴ代表レビュー。

2006-08-09 23:18:26 | 日本代表
どう捉えるべきなのか、やや難しいところのあるゲームとなったと、個人的には考えている。

無論、選手の自主性に任せるとの名目の下、
何らビジョンの感じられなかったジーコ時代に比べれば、
明らかにチームとして、この短期間の練習でも、明示されたコンセプトは鮮明だった。
とにかく各選手がシンプルに捌く。特に前半は驚くほど徹底されており、
かえってここは仕掛けても良いのではないかと、こちらが戸惑うケースすらあった。
身体能力で劣る日本が目指すべきスピード感は垣間見えたと言って良い。

前半は個々の良さが特に攻撃面で示され、2ゴールのアレックスだけでなく、
山瀬や長谷部もそれぞれの持ち味をある程度示していた。

ただ、少々隼磨は堅く、シンプルにという頭も強過ぎ、若干らしさは欠いたように思う。
とはいえ今日も運動量は豊富で、それなりの貢献は評価されて良かろう。

後半は相手もある程度パスワークに対応を取って来て、結果としてやや攻めあぐねた。
但し、これはまだ初戦、細かいパスが繋がらなかったり、
多少ブレたりと言うのは多くてもやむを得ない。

小林大悟は正直期待外れだった。実は漠然とした予感はあったが、
彼は自分が王様をやっていられるチームでないと活きないのかも知れない。
無論今後修正の可能性は十分あり、見切るには早い。
むしろ中村直志は崖っぷちという意識が強いのか、
短い時間の中でも持ち味を出そうと懸命で、評価に値する。

ベンチスタートのマリノス勢は、勇蔵は坪井の故障という意外な形で出番が回ってきた。
そう仕事の場面はなかったが、初キャップとしては無難にこなした。
坂田に関しては何とも言いがたい。あの時間ではさすがに少し仕事をするには苦しかった。

オシムも言う通り、チーム全体の運動量に余裕があった時間帯は、
レッズ勢が6人出場していた事を差し引いても、
意外な程のコンビネーションプレーもあった。
但し、2点を取って余裕が出来た事もあるし、実際トリニダード・トバゴの
決定的なシーンはほぼなかったに等しいが、
運動量がある時間以降ガクッと落ちるのは否めない。
内容的に万全とは勿論言えない。

だが、結果はついてきたが内容はまだまだと選手達が口を揃え、
オシムのサッカーは楽しいとコメントし、
試合中もこれまでに比べて遥かに選手同士の会話が増えた。
ピッチに出れば監督が出来る事は限られる。
選手間での会話により図られるポジションの修正や、
ラインの上げ下げがどれほど重要か。

4年間、無策なまま放置されていたBLUESに、
光が見えたゲームだった事は間違いない。

悪しき体制に、レッドカードを。

2006-08-09 02:31:30 | 日本代表
http://kawabuchi.tv/

今日はこんな企画があります。
俺は現段階でチケットが手元にないですし、
試合見れないととても困るので、行きませんが。
というより、意外とビジョンが不明瞭で、
じゃあ後任にどんな人間を据えたら良いかとか言う話は、
この企画においてはなされていなくて、その辺が何とも残念。
しかも、試合前にやれば良いのに、試合後なのね。

ただ、誰よりオシムがあの人の好きにはさせないという姿勢を
打ち出してくれているのは頼もしいですが、
それでもあの人を引き摺り下ろさない事には、
今の協会の状況の改善は有り得ないと思います。

つーか、正直ミュージアムだっていくらでも俺でも手が打てる。
なのに、あそこはオープン当初やたらいた人員を段階的に見せかけて
急速に減らして、今ではあの建物の内部構造を
知っている人間からすれば、やりたい放題の
甘いセキュリティになっているだけで、
効果的な経営努力はまるで出来ていない。

実際、多分俺が行って隙を突けば、上層部の部屋まで忍び込めるし、
来館者のペースは停滞したまま。
2002年の黒字を食い潰すためにあのミュージアムはある訳ではない。
そもそも、メディアに掲載される事が少な過ぎて、
全然その存在すら知られていない。
Jリーグのゲームに行けばCMが、とか、そういう問題ではない。
スタジアムにいる人間だけが、フットボールに興味のある人間ではない。

そんな事や、オシム就任までの安い芝居も含めて、
あの人が協会トップにいることに納得の行かない方は、
参加してみるのも悪くはないかと思います。

但し、思った以上にお粗末な内容なら、流される必要はありません。
渋谷のバカ騒ぎとは違うというけれども、中身がなくてただ騒ぎ立てるだけなら、
試合後どこかの飲み屋でも良いから、今日のゲームを振り返って議論する方が
有意義です。
だから、その辺りは自分の意思で、自分の判断で。

何もしないより、何かをした方が良い。
でも、何かをしている風に見せかけているだけかどうかは、現場で判断するのも悪くない。

ただ言えるのは、今日のデモがどうかは別として、あの人に任せておくとこのまま
この国のフットボールが腐っていくかどうかさえも別として、
責任を取れないような性根の腐ったトップは変えた方が良い。
そして、この国にも、今まで協会のど真ん中にいた訳ではない人で、適任者がいますよ。