ジョン・ウェスレーはこう宣言した。
第一に、断食はただ主にのみ目を向けて、主に対してなさなければならない。
ここでも目的は、天にいます、我らの父の栄光を表すこと、
ただこれのみでなければならない。
「断食をしようと考えていますが、いつ断食すればよいのかは、どうすればわかるのでしょうか」
ある人々は、聖霊によって、いつでも断食に導かれ、
また促しを受けるべきであると教える。
しかし、聖霊によって「導かれる」ということや、
聖霊の語りかけを「聞く」ということは、
クリスチャン生活の中でも非常に主観的、個人的領域の事柄である。
クリスチャンが常に正確に「聞く」とは限らない。
それが自分がしたくないことである場合、特にそうである。
肉は、必ず、食物を遠ざけるようにという内なる促しを無視しようとする。
神はあなたを断食に召しておられるかもしれない。
しかし、肉はこう言っているかもしれない。
「それは想像に過ぎない。この状況で断食したからといって、
何の助けになるだろうか。」
とひとたび断食の目的と恩恵を知ったならば、
・ダイナミックな方法で神に近づきたいという願いを感じた時、
・あるいは、神に助けを願い求める必要を感じた時、
いつでも断食を「布告」すればよいのである。
首尾一貫して断食を行っている人々は、
いつ断食をすればよいのかを直感的に知っている。
彼らはある霊的な状況や生活環境を、真剣に神と向き合い、
霊的な事柄に焦点を絞り込む時だという信号だとして理解する。
私はフィリピへの信徒の手紙に従って生活するように心がけている。
フィリピ人への手紙
2:13 あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、
行わせておられるのは神であるからです。
あなたが聞くことを身に付けさえすれば、
聖霊の静かな、小さき御声、常に神の御言葉と首尾一貫した聖霊の御声が、
何をすべきかをあなたに教えてくれるのである。