断食をする前に主治医に相談するべきでしょうか
ぜひ、そうするべきである。
しかし、残念ながら多くの医師がこの領域について訓練を受けておらず、
そのため彼らの理解の範囲は限られている。
本書を執筆する間ずっと、医師の問題は私の主要な関心ごとであった。
断食の肉体的、霊的恩恵についてのセミナーを指導している
アーサー・リー・ブエノは、断食に対する医師の態度について、
強い意見を述べている。
「断食の問題に否定的な反応を示さない医者は、
千人に一人しかいない。」
(編集者注・01)
彼らは断食したことがなく、断食についてほとんど何も知らず、
自分たちが耳にしたことのある奇怪な話にのみ反応する。
理解の欠如は、不必要な恐れを生じさせ、
その結果、医師は事実無根の、想像にすぎないような
危険が実際にあるものと思い込む。
そして、断食を避けて通らせるために、人を怖がせるような策略をとる。」
以上のような意見を踏まえた上で
なお、私は、長期にわたる断食を始める前にぜひ
内科医にかかるようにお勧めする。(編集者注・02)
(編集者注・01)
この本は今から30年前に発行されていますので、アメリカでも日本でも断食への無知は同じくらい酷い状態でした。その頃、私はJA足助総合病院に断食期間中に低血糖で倒れた来会者を連れていくと内科部長が断食について、相当、酷い非難をされて驚きました。しかし、それから時代は大きく変わって、断食本を書く医師の本がたくさん発行されるようになり、かなり改善されています。また日本では石原結實医師や鶴見隆史医師など多くの医師が、断食と健康に関する本を書かれています。また、断食施設を経営する医師もたくさん出てきましたので、現在、日本の医師が断食を頭から否定する方はいないと思います。
断食を始める前にぜひ内科医にかかるようにお勧めする。(編集者注・02)
上記に書きましたように日本の場合、断食をする理由を健康上で内科医に相談してもビル・ブライト師が言われるような反対はないでしょう。しかし、霊的な断食の場合、キリスト教会の牧師(聖霊派に限る)に相談してください。また、私の方へ必ず、相談をしてください。そして正しく断食指導できる方が運営する断食施設でしか長期断食はしないようにお願いします。