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安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

カインとセツの系図  01 二つの系図 01 

2024-02-07 04:00:00 | 世界の初めを知ろう 創世記
創世記
4:17 カインは妻を知った。彼女は身ごもってエノクを産んだ。

カインは町を建てていたが、その町を息子の名前にちなんでエノクと名付けた。

 4:18 エノクにはイラドが生まれた。イラドはメフヤエルの父となり、

メフヤエルはメトシャエルの父となり、メトシャエルはレメクの父となった。

 4:19 レメクは二人の妻をめとった。一人はアダ、もう一人はツィラといった。

 4:20 アダはヤバルを産んだ。ヤバルは、家畜を飼い天幕に住む者の先祖となった。

 4:21 その弟はユバルといい、竪琴や笛を奏でる者すべての先祖となった。

 4:22 ツィラもまた、トバル・カインを産んだ。

彼は青銅や鉄でさまざまの道具を作る者となった。

トバル・カインの妹はナアマといった。

 4:23 さて、レメクは妻に言った。「アダとツィラよ、わが声を聞け。

レメクの妻たちよ、わが言葉に耳を傾けよ。わたしは傷の報いに男を殺し/

打ち傷の報いに若者を殺す。

 4:24 カインのための復讐が七倍なら/レメクのためには七十七倍。」

 4:25 再び、アダムは妻を知った。彼女は男の子を産み、セトと名付けた。

カインがアベルを殺したので、

神が彼に代わる子を授け(シャト)られたからである。

 4:26 セトにも男の子が生まれた。彼はその子をエノシュと名付けた。

主の御名を呼び始めたのは、この時代のことである。

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創世記は聖書学者が明らかにしてくれましたように、

世界の始まりからの原初史、父祖の物語、ヨセフ物語の

三つの部分から成り立ち、それぞれ別の物語であり、

成立過程の異なった物語を、

連続する物語としても読めるように編集されたものです。

その時期は創世記を含むモーセ五書として

紀元前586年のエルサレム神殿の破壊と、

バビロン捕囚に伴う異教の地への強制移住時期(バビロニア捕囚)

であったとされます。

その編集にあたっては、内容の似た別個の二つの話がいくかあって、

それらを組み合わせてひとつの話に編集したためです。

また、神の呼称にもヤハウェとエロヒム(神)の二つが出てきますが、

それらが理由もなく交替して現れてくることも、

内容の似た別個の二つの話を組み合わせて

ひとつの話に編集したためであると言われています。

その影響は、カインとセツの系図にも出てきます。

明らかに2つの系図が明確なのです。

17-24節・・・カインの系図

25.26節・・・・セツの系図で

カインの系図で問題となるのは、文化の問題です。

セツの系図ではヤハウェの系図といわれ、

唯一信仰が出てきます。そこからノアが出て来るのです。


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