先週の日曜日、ついにジテンコ人生、初の公式戦に参戦した。
ツールド妻有、新潟は十日町を中心に山岳地帯を120キロ走る。
標高差の合計は、2000メートル!
ただでさえそれを走りきるのは、山岳地帯などほとんど経験のない僕にとっては、大変なことである。
しかし今回、なんと道に迷い20キロも余分に走ったのだった。
つまり山岳地帯を140キロ、ペダルを踏み続けたのである。
迷ったのは90キロ付近。
曲がり角には、大抵、人がたっているのに、なぜか僕の迷った地点には人はいなかった。
そこをただ道なりに進んだところ、これが間違っていた。
間違いに気づいたのは、下り坂をガンガンとばして10キロほど走ったあと。
かなり大きな交差点にぶつかったのだが、標識も人も、なーんにもない。
やってしまった・・・、とすぐに引き返す。
今度は上り坂を必死で引き返す。
コースに戻ったときには、すでに最後尾。
そりゃそうだ、20キロもロスってるんだもの。
ゴールまでは30キロ、しかもゴール締め切りまでは1時間あまり。
山岳では上りでは時速5キロくらいになってしまう。
いくら下りでかせいでも、ならしてしまえば、せいぜい平均時速は20キロ前後。
普通なら間に合わない。
しかし投げた終わりだと、そこからは、踏んで、踏んで、踏みまくった。
もうすでにこの時点で、激坂を幾つも超えてきている。
普通の状態なら踏める足は残っていない。
しかし体中を高濃度アドレナリンが駆けめぐり、なぜだかガンガン踏める。
ゴールまで残り20キロで、最後の激坂に挑む。
正直しんどいが、ここでヘタったら回収車に乗せられてしまうと意地で踏んだ。
登り切ると、大会運営ボランティアのお兄さんが、声をかけてくれた。
「ここから先は、屁みたいなもんです、ゴール、行きましょう!」
残り5キロ、ゲリラ豪雨に見舞われる中、下り坂をとばしまくる。
ここで水たまりにタイヤをとられ、落車。
路面に肩から激突、肘と膝を擦りむく。
それでも、すぐに走り始めた。
アドレナリンの大量分泌のせいか、痛みは全くなし、しかもすぐに血が凝固する。
そして奇跡は起きた。
締め切り時間の17時きっかり。
どしゃぶりの中、たった一人でゴールした。
まあ自業自得な訳だけど、このゴールは感動もんでした。
アドレナリンを体感し、誰の助けも借りず、独力で走りきった。
しかもどんな激坂であっても、一度も足を着かなかった。
大きな経験値と、小さな自信を手に入れた思い出深い1日であった。
ツールド妻有、新潟は十日町を中心に山岳地帯を120キロ走る。
標高差の合計は、2000メートル!
ただでさえそれを走りきるのは、山岳地帯などほとんど経験のない僕にとっては、大変なことである。
しかし今回、なんと道に迷い20キロも余分に走ったのだった。
つまり山岳地帯を140キロ、ペダルを踏み続けたのである。
迷ったのは90キロ付近。
曲がり角には、大抵、人がたっているのに、なぜか僕の迷った地点には人はいなかった。
そこをただ道なりに進んだところ、これが間違っていた。
間違いに気づいたのは、下り坂をガンガンとばして10キロほど走ったあと。
かなり大きな交差点にぶつかったのだが、標識も人も、なーんにもない。
やってしまった・・・、とすぐに引き返す。
今度は上り坂を必死で引き返す。
コースに戻ったときには、すでに最後尾。
そりゃそうだ、20キロもロスってるんだもの。
ゴールまでは30キロ、しかもゴール締め切りまでは1時間あまり。
山岳では上りでは時速5キロくらいになってしまう。
いくら下りでかせいでも、ならしてしまえば、せいぜい平均時速は20キロ前後。
普通なら間に合わない。
しかし投げた終わりだと、そこからは、踏んで、踏んで、踏みまくった。
もうすでにこの時点で、激坂を幾つも超えてきている。
普通の状態なら踏める足は残っていない。
しかし体中を高濃度アドレナリンが駆けめぐり、なぜだかガンガン踏める。
ゴールまで残り20キロで、最後の激坂に挑む。
正直しんどいが、ここでヘタったら回収車に乗せられてしまうと意地で踏んだ。
登り切ると、大会運営ボランティアのお兄さんが、声をかけてくれた。
「ここから先は、屁みたいなもんです、ゴール、行きましょう!」
残り5キロ、ゲリラ豪雨に見舞われる中、下り坂をとばしまくる。
ここで水たまりにタイヤをとられ、落車。
路面に肩から激突、肘と膝を擦りむく。
それでも、すぐに走り始めた。
アドレナリンの大量分泌のせいか、痛みは全くなし、しかもすぐに血が凝固する。
そして奇跡は起きた。
締め切り時間の17時きっかり。
どしゃぶりの中、たった一人でゴールした。
まあ自業自得な訳だけど、このゴールは感動もんでした。
アドレナリンを体感し、誰の助けも借りず、独力で走りきった。
しかもどんな激坂であっても、一度も足を着かなかった。
大きな経験値と、小さな自信を手に入れた思い出深い1日であった。