普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

富士を疾走す

2009-09-14 01:09:25 | ジテンコ
富士を走って参りました。

「Mt.FUJIエコサイクリング」。
1200人が参加するというマンモスイベントである。
ともに望んだのは、カネヤン、シュン坊、そして会社の先輩でジテンコイベント初参戦の「とーちん」。
参加を予定していたウズコは、高熱を発しあえなく棄権。

下り基調でスタートし、上り基調でゴール、全長120キロのコースである。
スタート前には、縁起良く「赤富士」が姿を現す。

1200人が小集団に分けられ、順次スタートしていく。

6時のスタートだが最後までスタートするのに1時間ちかくかかった。
せっかちの「とーちん」は、スタートを待てず1人でフライングスタートを切る。
ほぼ最後尾の我々は、およそ1時間遅れでスタートを切る。



最初は団子状態になっていた集団もアップダウンが始まると次第に散れだす。
その頃から戦闘開始、集団をちぎりにかかる。



スタートから40キロ付近の長い長い下りでは、やや強者っぽい2人組をマーク。
やたらと速い。
たまに出てくる上り坂はダンシングであっという間に上がりきる。
そして下りでは、2人ぴったりと寄り添いながら鮮やかにコーナーを攻めていく。その様はまるでツールドフランスを見ているようでありんした。
長い下りは、ジェットコースターのようで楽しい。
しかしテクニックの差が走りに直結もする。
必死で追走するも、エイドステーション直前でちぎられてしまった・・・。
修行がまだまだ足りません。
この下りで、本日の最高速度、62キロをマーク。

しかし、後から聞くと「とーちん」は、なんと65キロをマークしたという。
初参戦ながら、なんとも恐れを知らぬ走りである。

コースから常に左側には、富士山が見えている。
光の加減や見る角度によって姿をかえる。
しかしたった1つの峰だけがこれだけ高くそびえている風景はやはり圧巻である。
目の前で見ると、その姿に畏怖の念すら抱かせる不思議な山だ。



途中、白糸の滝に立ち寄る。
小学校の時、親に連れてきてもらって以来、実に30年ぶりの来訪。
前日の雨のせいか、かなり水量が多いように見えた。
絶景なり。



上りは、大きな山が二つ。
黒岳を制覇する上りと、籠坂峠。
籠坂峠の最後の最後、斜度がやや上がる。
全体のペースがぐっとおちる。
いずれもツールド妻有や和田峠に較べればたいした坂ではない。
ギヤを落として、クルクルと足を回し続ける。
この2つの上りで、かなりの人を抜き去った。

そして午後2時40分頃、ゴール。
着いてみると、フライングスタートを切った「とーちん」がすでにゴールしていた。
聞けばエイドステーションが分からず、80キロ地点までほぼノンストップで疾走したのだという。
初参戦にして、鮮烈な印象を与えた「とーちん」であった。

私めの走行データ。

総走行距離 120キロ
 走行時間 5時間12分
 平均時速 23.4キロ
 最高時速 62.4キロ

美しい風景を堪能出来る、ありがたーいライドでありました。



追伸
大会運営には、やや不安が残った。
なによりエイドステーションでの内容。
地方の大会のエイドステーションでは、その地方の自慢料理とかが出ると良く聞きますが、今回の富士では、バナナと水だけ。
これは頂けません。
参加費だってそんなに安くない。
客寄せパンダで有名人を連れてきてもらっても客は喜ばない。
勘違いをしないで欲しい。
有名人見たくてエントリーしている訳ではなく気持ちよく走りたくて来ているのだから・・・。
富士山というロケーションにあぐらをかくのではなく、しっかりやって欲しいと切に思った。

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