2Pと3P、どっちが“イイ”のか?
・・・もちろん ギターの話ですよ。
そもそも何故ボディの裏板を3ピースにするのか
装飾的な意味?
幅の狭い板で作れるからか
ボディ内の音響効果を計算しての事か
ドレッドノート・タイプの裏板を ハカランダ単板で作る場合、
2ピースで作るには幅の広い板を贅沢に使う事になるので
3Pで作るよりコストが掛かると考えられます。
逆に調達のより容易なインド・ローズで作る場合、
3ピースで作ったほうが 手間を掛けた分 見た目の高級感が増します。
3ピースの方が音が良いのでしたら D-45は3Pで作るはずですよね。
以上、前置きでして ここからが 本題
’76 オレンジラベル登場以降、
FGシリーズは 4万円まで。それ以上は LシリーズやNシリーズが担当すると言う
体制に改革されました。
つまり このFG-401が FG最高峰モデルということになります。
当然オール合板仕様ですから 裏板は 一手間掛けた3Pです。
では FG-301と何処がちがうのか?
それは 301のボディが パリサンドル(インド・ローズ) であるのに対して
401では コーラル・ローズとなります。
ローズはローズでも産地が違うという事です。
で、木目が違います。他は一緒です。
音はどうでしょう?
この辺の楽器は個体差が大きすぎて同じグレードでも
音の違いがはっきり出る場合もあれば
この FG-301とFG-401のようにほとんど変わらない場合も有ります。
FG-401 FG-301
ダイナミックな木目のコーラル・ローズが欲しい人はFG-401
YAMAHAのコーラル・ローズの色調が嫌いな人はFG-301,
3Pが嫌いな人は 2P、コーラルの FG-351 も有ります。
極論ですが この3本、値段と音は比例してないと思います。
かと言って反比例もしてませんよ。
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