◎環境・エコロジー本特集
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昨日の記事の中で,生物多様性に関する教材を総合地球環境学研究所が
作ったそうですと,ちょこっとご紹介しました。
今日は,その総合地球環境学研究所が主催するシンポジウムのご紹介です。
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【6月21日開催】
「山川草木の思想-地球環境問題を日本文化から考える-」
主催:総合地球環境学研究所・国際日本文化研究センター
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今、地球環境の悪化につれて、世界はようやくその解決に向けた行動
をとろうとしています。地球温暖化阻止に向けた二酸化炭素排出量の削
減などでは各国の足並みがようやく揃おうとしているかにもみえます。
しかしそもそも地球環境問題は、生態系の中で人間だけを特異的なもの
とする人間中心の思想の伝統が引き起こしてきた問題です。つまりそれ
は人間とその文化に根源をもつ問題であるともいえます。したがってこ
の人間中心思想の上に立ち続ける限り、地球環境問題の有効な解決策を
みいだし人類の未来を描き出すことは困難なのです。
日本では、6世紀に最初に渡来した中国仏教の思想と、その渡来以前か
らあった日本的なアニミズムとが見事に融合した日本独特の仏教思想が
発達しました。それは、「山川草木悉皆成仏」ということばにいみじく
も現れているように、この世に存在する人間を含めた多様な存在を対等
にみる思想ともいえます。「山川草木」の思想を基礎において地球環境
問題の根本を考え直すことこそ、今の日本に求められていることといえ
るでしょう。
国際日本文化研究センターと総合地球環境学研究所は、日本文化の研
究を旨とする研究所として、また地球環境問題に関する研究所として、
それぞれ第一線級の研究者を擁し日々研究をすすめてまいりました。両
研究所はともに人間文化研究機構に属しながらも、今まで研究成果の発
信を共同で行ってきませんでした。しかし地球環境問題を考えることが
学問の世界でも緊急の課題となっている今、上のような視点から今回の
シンポジウムを共同企画することにいたしました。大きく異なる2つの
研究分野の研究者が地球環境問題の本質について対話することは、学術
面ばかりでなく研究成果の社会還元の意味からも意義深いことと考えま
すので、この対話をシンポジウムという形で公開することにいたしまし
た。市民の皆さまの積極的なご参加を期待いたします。
【日 時】 2008年6月21日(土) 13:00-17:00
【会 場】 シルクホール (京都産業会館8F 四条烏丸西入ル南側)
【後 援】 京都市、京都府、滋賀県、NHK京都放送局
2008年サミット外相会合京都支援推進協議会
【プログラム】
12:15 受付
13:00 開会の挨拶 金田章裕(人間文化研究機構機構長)
13:15 講演 梅原猛(哲学者・国際日本文化研究センター顧問)
「天台本覚論と環境問題」
14:15 問題提起 佐藤洋一郎(総合地球環境学研究所教授)
「地球環境問題の根源は農にある」
15:15 休憩
15:30 -17:00
パネルディスカッション 「地球環境問題と日本」
司 会: 秋道智彌(総合地球環境学研究所副所長)
パネリスト: 門川大作(京都市長)
小林隆彰(比叡山延暦寺長臈)
猪木武徳(国際日本文化研究センター所長)
立本成文(総合地球環境学研究所所長)
小松和彦(国際日本文化研究センター教授)
お問い合わせ先: 総合地球環境学研究所 研究推進戦略センター
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457番地4
TEL:075-707-2492 FAX:075-707-2510
※定員(760名)に達した場合はご入場をお断りする場合があります。
当日11時より、シルクホール8Fホールにて整理券を配布します。
前もって申込受付はいたしませんのでご了承ください。
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昨日の記事の中で,生物多様性に関する教材を総合地球環境学研究所が
作ったそうですと,ちょこっとご紹介しました。
今日は,その総合地球環境学研究所が主催するシンポジウムのご紹介です。
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【6月21日開催】
「山川草木の思想-地球環境問題を日本文化から考える-」
主催:総合地球環境学研究所・国際日本文化研究センター
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今、地球環境の悪化につれて、世界はようやくその解決に向けた行動
をとろうとしています。地球温暖化阻止に向けた二酸化炭素排出量の削
減などでは各国の足並みがようやく揃おうとしているかにもみえます。
しかしそもそも地球環境問題は、生態系の中で人間だけを特異的なもの
とする人間中心の思想の伝統が引き起こしてきた問題です。つまりそれ
は人間とその文化に根源をもつ問題であるともいえます。したがってこ
の人間中心思想の上に立ち続ける限り、地球環境問題の有効な解決策を
みいだし人類の未来を描き出すことは困難なのです。
日本では、6世紀に最初に渡来した中国仏教の思想と、その渡来以前か
らあった日本的なアニミズムとが見事に融合した日本独特の仏教思想が
発達しました。それは、「山川草木悉皆成仏」ということばにいみじく
も現れているように、この世に存在する人間を含めた多様な存在を対等
にみる思想ともいえます。「山川草木」の思想を基礎において地球環境
問題の根本を考え直すことこそ、今の日本に求められていることといえ
るでしょう。
国際日本文化研究センターと総合地球環境学研究所は、日本文化の研
究を旨とする研究所として、また地球環境問題に関する研究所として、
それぞれ第一線級の研究者を擁し日々研究をすすめてまいりました。両
研究所はともに人間文化研究機構に属しながらも、今まで研究成果の発
信を共同で行ってきませんでした。しかし地球環境問題を考えることが
学問の世界でも緊急の課題となっている今、上のような視点から今回の
シンポジウムを共同企画することにいたしました。大きく異なる2つの
研究分野の研究者が地球環境問題の本質について対話することは、学術
面ばかりでなく研究成果の社会還元の意味からも意義深いことと考えま
すので、この対話をシンポジウムという形で公開することにいたしまし
た。市民の皆さまの積極的なご参加を期待いたします。
【日 時】 2008年6月21日(土) 13:00-17:00
【会 場】 シルクホール (京都産業会館8F 四条烏丸西入ル南側)
【後 援】 京都市、京都府、滋賀県、NHK京都放送局
2008年サミット外相会合京都支援推進協議会
【プログラム】
12:15 受付
13:00 開会の挨拶 金田章裕(人間文化研究機構機構長)
13:15 講演 梅原猛(哲学者・国際日本文化研究センター顧問)
「天台本覚論と環境問題」
14:15 問題提起 佐藤洋一郎(総合地球環境学研究所教授)
「地球環境問題の根源は農にある」
15:15 休憩
15:30 -17:00
パネルディスカッション 「地球環境問題と日本」
司 会: 秋道智彌(総合地球環境学研究所副所長)
パネリスト: 門川大作(京都市長)
小林隆彰(比叡山延暦寺長臈)
猪木武徳(国際日本文化研究センター所長)
立本成文(総合地球環境学研究所所長)
小松和彦(国際日本文化研究センター教授)
お問い合わせ先: 総合地球環境学研究所 研究推進戦略センター
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457番地4
TEL:075-707-2492 FAX:075-707-2510
※定員(760名)に達した場合はご入場をお断りする場合があります。
当日11時より、シルクホール8Fホールにて整理券を配布します。
前もって申込受付はいたしませんのでご了承ください。
酒井さんのブログ拝見しましたが,力強い内容で学ぶところ多いです。
また遊びに行きます。
今回、環境問題についての記事を掲載しましたので、
ブログ仲間として、勝手ではありますが、
コメント、トラックバックさせていただきます。
このご縁を大切にしたいと考えております。
これからも宜しくお願い致します。