芥録 一冊目

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ダビング10延長を受けて

2008-05-19 22:11:48 | コラム(著作権関連)
先日、ダビング10が延期 というニュースを紹介しました。
委員会で、文化庁提案を受け入れ「させる」ためのカードとして提示していた通り、採用したということでしょう。
しかし、この脅し(という表現で構いませんよね?)、アップルには殆ど効果が無いように思います。
日本の放送事情なんか、言ってみれば「どうでもいい」でしょうからね。
「勝手にやってろ。どうせその内泣きを見るぞ」って感じでしょうか。
実際、去年もアップルは猛烈な抗議を送ってましたし、他の国内機器メーカーに比べれば、文句を言いやすい立場にいる気がします。
国内機器メーカーにしてみれば、ダビング10というカードは腹立たしい存在でしょう。
せっかく、随所で「BDレコーダーはダビング10の始まる夏が買い時!」だとか「北京に合わせてブルーレイを!」などの宣伝が踊っているのに(この宣伝自体へのツッコミはなしです。そういう話題ではありませんので。)、横から水をぶっかけられるわけですから。
アップルが正直に文句を言ったとしても、「ちょっと空気を読んでくれないかなあ・・・」という気分にもなるでしょう。
ただ、本音としては「ざまあみろ」と思ってるかもしれませんね。

なんにしても、脅しという形でこの問題を解決する、というのはダメです。
法学者のいう「時間かかりすぎてるから取り敢えず結論出そうぜ」というのも正論ではありますけど、それにしたってこんな決着はあんまり賛同できませんよ。