場所っプ

トリオフォー&素人の乱シランプリそして場所っプ山下陽光の日記bashop77@yahoo.co.jp

【小説依頼がきた】Part5

2009年03月14日 21時34分07秒 | 場所っプ
前回までのあらすじ。JFKからの依頼で仮仮誌に小説を書く事になったヤバオ。度重なる不義理をやらかしながら、小説を書き始めたのだが、、、

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うーん、レッツダチ公は褒めてくれたし、このまま書いていけば楽勝なんじゃないか。生まれながらの天涯孤独、苦学生、睡眠時間を削っての労働等を主にやってきたヤバオを一言で言うならば「楽天家の努力嫌い」

楽勝っしょ。
立石行くべ。飲んで飲んで飲んで。。。

かすかにはあった。頭の中に小説の事が。しかし忘れたかった、ビビってた。ちょうどこの頃に【小説依頼がきた】Part1という日記をヤバオはblogに書いた。それを見た友人らに冷やかし&頑張れ声で「作家先生」呼ばれして少なからず調子に乗っていたのだ。しかもヤバオは常にblogも小説も携帯電話からの投稿だ。
小説の書き直しを携帯でやるのがとにかく面倒でしかたない。

電話が鳴る。

知らないけれどなんとなく見覚えのある東京03から始まる数字が並んだ番号。

やはりか?

「仮仮誌の生田です」
原稿進んでますか」

「いや、あの、今半分くらい書いたんすけど」

「おっ、凄いじゃないですか、半分でいいんで送って下さいよ」

「いやぁ、送りたいんすけど、友人に見せたら最初は凄く面白いけど後半は意味わかんないって言われたんすよ」

「凄く面白いって言われたら気になりますね。是非送って下さいよ」

マジかよ、嘘じゃないけど本当じゃないのよ。でもまぁ送ろう送ろう。これで却下されたらしかたないし、オーディションみたいなもんでしょ。

電話を切った後すぐに田生さんに原稿を送った。

その後ビビって何度も携帯で書き直したりしながら何パターンもの小説を書きながら最後までは書けない苦悩して太宰治のマネをしてみるが、なかなかどうにもイカン。携帯で書くからいけないんじゃないか?

ヤバオはふと、そう思った。原稿用紙と万年筆そして蕎麦屋。着物も欲しいな。調度都合よくヤバオがやってる古着屋の近くの蕎麦屋が骨折交通事故からの復活営業したばかりだ。ここで日本酒そばがき舐めながら原稿書くのもわるくないな。
いや待てよ、ここは都会ルールのシランプリを決め込んでくれない他人に関心しか持たない商店街。昼から日本酒、そばがきなんて舐めながらの作家行為をしてたら主人から「ヤバオ何書いてんだ」からはじまる質問によるレイプで狂い咲きサンダーロードになる以外方法はない。喫茶店でパソコンカタカタやってても違和感はないが、原稿用紙に何か書いていたら、何かの奴だと思われかねない。やはりベルク店長見習って携帯投稿か?いや違う。それこそ新宿ベルクにて自分の隣に座ってるオッサンが酒をガンガン飲みながら原稿用紙に書いたり書かなかったりしてるのを見たことがある。その時は勝手にその人を中上健次だと思い込んでいた。何故かと言うと宮沢章夫のエッセィで中上健次を新宿のサウナで見かけたというのを読んだ事があったから勝手に思い込んでいただけだ。しかし中上健次をよく知らないから本人だとしても何にもならない。とにかく原稿用紙を持ち歩くのはまずい。

コピー用紙を何枚かつまんで近所の喫茶店で書く。
ワァオ作家!うんいいよ、いいよこの感じ。電車の中でもよくメモを書いた。書いていると強烈な視線の矛先がどこにあるかを感じる事ができる。そういう時は殺す相手をじっと見つめる行為を湾曲させるに限る。メモ帳に、こう書く「もしこれを誰かに見られたら大変な事になる」その後、殺す相手を見てはいけない。

とにかく喫茶店で書いた原稿をネットカフェで打ち直す日々が続いた。仮仮誌からの連絡はない。

いや言い訳だ。ネットカフェには死ぬ程通った。天井の低さや隣の501(リーバイス)を穿いてないおかげさまのYKK?TALON?スコービル?とにかくZIPを下げる音から連想される行為を予想したり、パソコンを触れる嬉しさからか、ネット中毒になってしまい、関心の原稿は6時間コース退出30分前に焦って書く程度で、YouTubeで見たいのかどうかさえわからないような動画を見まくる日々だった。
Dragon Ashがでかいホールでやってる動画がすばらしい。いつ頃かわからないがジブラとコラボした曲を失楽園息子乃介が歌っていたらジブラが全身黄色の服を着て出て来る。その出かたと動きがじゃましマンそのものの動きでたまらない。どういういきさつでその動きになるのかが検討できないが、顔を隠す為にマイクを持った手と、もう一方の手を顔近辺で高速上下しながら、屈伸とコサックダンスの中間のような動きで踊り唄い狂ってる様子はマイク掴んだらマジでナンバワンの名を欲しいママにしている。紙と携帯とパソコンの距離を計る物差しをそろそろ用意しておかないといけない。今は携帯で打ち込んでいるから黄色ジブラのアドレスを貼れない代わりにその景色の感想を書くが、パソコンからならアドレス貼ってあばよ。紙ならば家に帰って、ココを思い出して捜し検索するだろうか?紙が1番遠いところにいる。その距離を縮める為の実験が、この連載の目的である。物事は過程が1番面白い。

さて、仮仮誌からは何の連絡もないが、信頼できる友人に何度も書き直した原稿を送りながら感想のやり取りをする内に一つ大切な事に気がついた。
いつも携帯から書いていて画面右上に文字数が出て指定された原稿文字数を満たしていたから安心していたのだが、ある日衝撃的な事実が、、、、、、
なんと携帯の右上にある文字数は実は何バイトの表記で文字数ではなかった。実際の文字数はその半分。つまりあと半分を書かないといけなかったのだ。

どうするヤバオ??
シランプリするにも時間がないぞ、、、、、


登録してしまった番号から電話が鳴った。




つづく

パックランドで万引き

2009年03月14日 00時09分01秒 | 場所っプ
さぁーて皆さん、どんな時間ですか?まだ起きてるんですか?深夜の更新はうれしいですね。まだ起きてるんだぁーと思って繋がってる感じですもんね。もしくは通勤列車の中でキツキツの社内で、頑張れ親指スクロールでしょうか?それとも何年も先の未来からの検索して「火火、防犯登録」キーワードに引っかかって来た方々もいるかもしれません。おはよう、こんにちは、こんばんは、いつ見てるかわからないから、挨拶全部。ひかるでーす。
最近さぁ、確かに調子に乗ってたわ。メディアをマスったような調子ノリオな事ばっかり書いてたけれど、この日記を4、5年見てる人はもうタイトルだけで気がついたと思うんですが、久々に書きますよ。
今日は第二火曜なので何だか無意味に夕方からソワソワしてたまらない。風も強いから早めに店を閉める。研磨研磨。まだまだ寒い。家の湯たんぽだけじゃ寒いから摩擦で部屋を暖かくする為に高速の回転機があるから、それに入る銀色の皿を探しに行く。今日は安く皿を貸してくれるらしく、男はつらいよを二本チョイスして、定番のパックランドをどうにか店員にばれないようにしながら、アクション→ドキュメンタリー→ヒューマン→韓流→お笑いコーナーをぬけて2階の肌色へと落ち着くが、銀皿サービスデーだからかフジロックいやロウライフいやドムスタを越える盛り上がりで客が多すぎて酸欠状態。殺気と熱気とジェントルマンな空気に押し潰されそうになりながらも、俺は摩擦で部屋を暖かくする為の高速の回転機を入れる銀色の皿を探しに来ただけですよ。という強固な身体でいるが、回りも当然そのような安い芝居の身体で「そんな肌色なんてみんな同じでしょ、こだわり?あるわけないじゃない」こんなズルムケ芝居身体で、摩擦の為の銀皿の棚を違う客が見てそこに近づいてもさっ、と避けてくれる。満員電車に似た狂気を下地にした静かな動乱(意味は知りません)な店
内で大声で店員に質問する客登場!

「藤崎唯(チョロ間違い)ありますか、パソコンで調べてもらえないっすか?」
「はぁ、ただ今レジが混雑しておりますので、少々お待ちいただけますか」
ほうほう、摩擦の為の銀皿に名前指定するんすか?好みがバレて恥ずかしいとかないんすかね、その後見つかって、「こちらですね、名前がYouという名前で出てる場合もありますから、ここにあるのが全部という訳ではないですけれど」

ほうほう、柚木=Rioみたいな事ね。なんとなく、なんとなく聞いた事あるよ。ただ、俺は暖房だから、本当にそういう意味じゃないからねぇ。

その後のヤバオのやりとりも凄い。

「えっ、ここ?こんなにあんの?そうそう、確かそんな名前でも出てんだよね」
「はぁ、、」
「あったぁぁ!!!!、あったよ、ほら、コレ、コレ、コレだよ」

マジかよ、と。満席酸欠並みに客がいる肌色コーナーですよ、そこで店員と意気投合でコレコレ絶叫ですよ、デラシネか!んで落ち着いて、とにかくシランプリ始めて以降はやたらと誰かに会う可能性があるからキョロキョロしながらセレクト繰り返して、たまに客やシランプリ前をよく通る人がいるんすよ、やりにくいから、常に下ばかり向いたりキョロキョロしたりを繰り返してて、最も人に会いたくない場所でしょ、昔このパックランドでフリークスというバンドのムネジ君という兄貴に拒否できない程にバッタリ出会ってしまい「おぅ、ヒカル!!」あっさり声かけられて、その後ムネジ君は目当ての研磨剤がないとわかると「またな!」と、その間わずか20秒。カッコイイ!良すぎる。なんだこのバッキリ感覚は!その後もムネジ君は宮沢りえの写真集を「ボッキもんだぜ」というナイス批評しておりました。こんなにカッコよくはなれないなぁと思ってたら、来ましたよ迷惑な客が。

「うわぁースゲーな、なんだこれ」

サッズの清春さんにKILL THE JAP Tourで連れ回されて殺っズしてくんないかな?

カップルなんすよ、ブス&ブサイクの。そのWブのサイクの方が見えるラジオよろしく、フジロック満席越えのギンギンな店内で俺達をインテリア扱いしながら聞こえるように、スカトロ女(ここだけ具体的な表現なんすね)に何か言ってんすよ。格差社会とか景気悪いのとか興味ないんだけど、いや何で興味ないかっていうとそういう状態なだけでしょ。いやそれはいい。なんなんだよ、このインテリア扱いは、おい内装か俺は?壁紙か?
「いない」って扱いと、おまえら寂しいんでしょ?俺ナオン。その見せびらかし気持ち悪ぃ、てめえらの今夜のグフフなシノラー音頭はしらねぇよ。何っさの屈辱なんだよこれは!
ピンロン「カノッサ?」 正解です。

それでもなんとか落ち着いてレジに行ったら、
「来てるの気付いてましたよ、やたらとキョロキョロしてましたね」
と、パックランドバイト歴10年男にもろバレしてて、えらく恥ずかしい。そんなこんなで会計済んで一階に下りたら、始まりましたよ。おい劇場!ブザー鳴らせ!

居るんすよ。なんて言えばいいのかなぁ。素人の乱って知ってますか?なんだか高円寺にたくさん店があって俺もそうだけど近所のリサイクルショップ素人の乱で働いてる1989年生まれのヤングが居るんすよ。パックランドに。そいつがね、松本の松ちゃんと長野のとんでもねぇリサイクルショップに修業しに行って長野って書いたハッピを来て帰ってきて、それ以来毎日そのハッピを着とるんですが、背中になんじゃソレと言いたくなるような文字がプリントされてて「火」の上にさらに「火」が重なってて、旧漢字でしょ?たぶん携帯からは出せないと思うんですよ。ゴルゴ松本がジャンプ繰り返して「ほのお、ほのお」って言ってた「火火」が鮮やかに俺の目に飛び込んできて、「ああっ、村上君が着てるハッピって流行ってんだぁ」とは思わず、やっぱり本人ですよ。まずいよ。
「火火」がまたさぁ、自由な動きするんだよ。バチと壁に張り付いて隣のまだまだ新作7泊8日コーナーから逃亡くそたわけか何だか知らんDVDを取ってから見える向こうに火火がいるかどうかを確認する作業をしてて、これで火火が2階に行ったら同罪として、心のblogにログインなんだけどまったく2階に行かずにあっさり会計して帰りやがった。よかったよ。なんかの間違いで階段下りて火火がお笑いコーナーにいてバッタリ会ったら何にも言えないしょ?
「あっ、ヒカルさんズリっすか?」なんて聞かれたらどうすんのよ。
「あっ、うんちょっとヤスリがけでもしようかな」こんなほぼ直接トークすりなら死んだほうがマシ。よかったよ本当に。
どうにかチャリンコに乗って深夜の道を帰ってたら、橋のあたりで「すいませーん野方警察署ですが」という声がするではないか。何日か前にそれこそフリークスのアマチャンがチャリンコの防犯登録職務質問拒否したら散々でムカついた。という日記を読んだばっかりだったから、よし、と力を入れて何がなんでも拒否してやる気分で通る。
「電気つけてね」
おっ、近づいてきたなぁ、とりあえず電気は付けるか、停まんないよ俺は。
「あっ、ずいぶん古い自転車ですねー、気をつけて」

あれ?停めて番号確認しないの?「えー、杉並エコーのE」とかないんすか?あれか、顔だろ顔で決めたろ。俺の顔がどこにでもあるけど、どこにでもある顔。顔がチェーン店みたいだから安全すぎるって事でスルー過ぎるだろ。ちょっとしたやりとり期待してたのに。
部屋に着いてシコって寝た。