こばなし

日々のよしなしごと

私と小鳥と鈴と  金子みすゞ

2005年10月05日 | 文学
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は私のやうに、
地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。


金子みすゞの詩集を、そのうちちゃんと読んでみたいと思っている。
きれいな詩を読んでいると、自分の心まできれいになる気がする。

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