さみしい

さみしいといふのは

なんとじぶんかってで

わがままなかんぜう

なのでせうか


それなのにまた

いいこぶっちゃってさ！

ほんとはなきたくて

なきたくて

たまらないのにさ



なにあのコ

バッカみたーい！

クスクス


ほんと

なみだでちゃう

だって

おんなのこだもん…





はやくげんきになりますように


そしてわたしが

やさしくしてあげられますように






かなしいときに

すいすぽるのというのも

なかなかありだとおもった

ゆいさんのバカバカしさって

いだい

ありがとう

すいすぽるの

ないしょばなし

あのね

せかいでいちばん

いちばん

だいじなもの

それはね

うんと

ええっと

…………

やっぱり

ないしょ！



うれしそうに

ねずみがいった

それは

ちいさなちいさな

ないしょばなしでした

きたなくてきれい

きれいなものをみていよう
こころがきれいになるように

きたないものもみていよう
きれいなことをわすれないように

きたなくてきれい

ぼくもきみもさ

クリスマスのよる

クリスマスのよるは
ふけてゆきます

きみがしあわせでありますように

ひとりぼっちのもぐらは
おつきさまにいのりました

ぼくにはだれもいないから
たいようのひかりを
ぼくはしらないから
いつもぼくにやさしいひかりをくれる
きみがしあわせでいてくれたら
それでいいとおもうんだ

つきはもぐらのことばに
ほんのかすかにふるえました

そうしていつもより
ほんのすこしだけ
あかるくひかりました
もぐらのことばに
こたえるように

もぐらはほんとうは
ひとりではありませんでした
だってもぐらのこと
いつもおつきさまはみているから
いつもあたたかいひかりで
てらしているから

クリスマスのよるは
ふけてゆきます

ふたりだけのよるが
ふけてゆきます


はてしなくとおい
おもいがつながっていきます

みんなのおもいがつながる
せいなるよるに
おいのりしよう

あなたがしあわせでありますように

そのおもいは
どんどんひろがって
きっと
あなたにも
あなたにも
とどくから


クリスマスのよるは
ふけてゆきます

しずかなせいなるよるに
あなたにしあわせが
おとずれますように

メリー
クリスマス

くらいなかで

一番遠いのは心のなか

どこまで行ってもつかめない

君はいったい
どこへ行ってしまったのだろ

僕はいったい
どこにいるのだろ

くらーい
くらーい
なまぬるいところ

なんにも見えないや

どこへ行けばいいのだろ

なにも見えないのならいっそ
このまま目をつぶって
じっとしていようか

さよなら
さよなら

君のこえがする

ああやっぱり
じっとしてはいられない

君が行ってしまう前に
僕は君を追いかけなきゃ

君を見つけてあげなきゃ

そう早く
早く

君が消えてしまう前に