クランクインを前に抱負を述べる青木監督（中央）＝三豊市役所
香川県三豊市詫間町の荘内半島に伝わる「浦島伝説」をモチーフにした映画「竜宮、暁のきみ」の製作発表会がクランクインを前に１０日、同市高瀬町の市役所で開かれた。監督の青木克斉さん（３２）＝千葉県出身＝は「皆さんの心に届くような作品ができれば」と抱負を述べた。
同映画は、さぬき映画祭２０１１の「香川をイメージする映像作品企画」の優秀企画に選ばれた青木さんの「竜宮」を映像化し、来年２月開催のさぬき映画祭に出品する。
作品は浦島伝説を現代風に新たな切り口で解釈したファンタジー映画。主人公とヒロインが出会って過ごした時間を「竜宮城」に設定。帰省中に海で溺れ、助けようとした親友を亡くした主人公が一人の不思議な少女らとの出会いをきっかけに、喪失感から脱却していくさまを描いている。
撮影は１２日に始まり、今年末の完成を目指す。８０～９０分ほどの作品に仕上げる予定で、さぬき映画祭には５０分版を出品する。主人公は石田法嗣さん（２２）、ヒロインは谷内里早さん（１８）、主人公の両親は、ともに高松市出身の西山浩司さん（５１）と松本明子さん（４６）が演じる。
発表会には、青木監督のほか、プロデューサーの沢井克一さん（４７）＝青森県出身＝と横山市長が出席。横山市長は三豊市と浦島伝説の関係などに触れながら「県民のみならず、多くの人が楽しめるいい映画ができることを楽しみにしている」と期待を寄せた。
撮影は浦島伝説の地名が多く残る荘内半島が大半で、順調に進めば約２週間で終了予定。【四国新聞より】
映画「百年の時計」サポータークラブ 公式サイト
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なんか、今年の香川は映画の当たり年!?
実に三本目になります。
“うどん県”うどんだけじゃない!芸術文化にも力を入れている。
【木南晴夏】映画『百年の時計』 2012-06-20
