いまさらながら病院船を新たに建造するそうです。
と、皮肉っぽく書きましたが、
いや、全く反対ではないです。
むしろ賛成ですね。
自然災害等の有事や緊急事態においては、
移動可能な病院施設が有効だと思っておりました。
特に島嶼部が多い島国の日本にとっては、
病院船ほど効果的なものはないと思っております。
東日本大震災後に病院船建造の案があったそうですが、
コストの面で中止になったそうです…
でも、金がかかるから造らないっていう発想と、
無駄な公共事業を乱発する姿勢とを考えるに、
アンタらは結局、目先の利権しか見てないんだなぁ…
そんなことを考えてしまうものです。
病院船は有事に効果的と書きましたが、
では、平時は無駄になってしまうのかといえば、
必ずしもそうとは限らないと思います。
例えば本格的な病院施設がない小さな島々を巡り、
行く先々で診療所の役割を果たしたり、
あるいは自治医大のシステムみたいに、
病院船に一定期間勤務することを条件に、
医師や看護師等を目指す学生の学費を全額免除したりね。
平時の有効活用はいくらでもあると思いますよ。
あとはそういう発想をするかしないかの問題だと思います。
それに、利益を度外視したうえで、
すべて税金で賄うのですから、
運営は自衛隊で、医師は民間人でもOKってな感じ。
しかし、いまから、しかも設計から始めるんですかね…
真珠湾攻撃で航空母艦の重要性を認識したアメリカは、
建造期間が長い正規空母と同時に、
既存の輸送船、あるいは建造中の輸送船を改造し、
建造期間の短い護衛空母を次々と戦線に投入しました。
なんだかんだいって、
そんな発想は政治家大先生やエリート官僚先生にはないでしょうね…