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空と無と仮と

沖縄・日本史・ミリタリーなど、拙筆ながら思ったことをつれづれと、時には無駄話、時にはアホ話ってなことで…

JAL機の事故と「ペット問題」について

2024年01月09日 23時46分14秒 | いろんなこと日記
JAL衝突事故の「小さな犠牲者」。どうなるペットの同伴搭乗?

1月2日、羽田空港のC滑走路で発生した日本航空(JAL)と海上保安庁機の衝突事故。 

海上保安庁機は搭乗者6名中5名が亡くなってしまった一方、日航機はその業火に関わらず、幼児8名を含む乗客367名と乗務員12名が奇跡的に全員無事に避難したというニュースは世界で取り上げられた。
  しかし、実は、この日航機にも小さな犠牲者がいた。貨物室に預けられた2匹のペットである。 自身がペットを飼う身である筆者の胸も、この事実に触れて痛まないわけはなかった。 

●拡がる「ペットの同伴搭乗」を求める声 ペットの「同伴搭乗」を求める声は以前から存在していたが、今回の事件を受けてその声に拍車がかかっている。

  オンライン署名サイト「change.org」では、日航機と海上保安庁機が衝突した1月2日より、「飛行機のペット貨物室積み込みの見直しをお願いします」というタイトルで署名を求める動きが始まった。 

 この署名の概要欄は「私達の大切な子供は、自分の意思で飛行機に乗っていないのです。私達がペットを貨物室に積み込むことは、家族を貨物室に入れることと同じです」という主張──ペットは「貨物」ではなく「家族」である──から始まり、「航空会社へ直接働きかけて飛行機内での安全なペット輸送方法を見直していただけるように働きかけたいと思います。また政府に対しても同じく法律改正への検討を求めます」という、解決策としての要求を提示して締めくくられている。

 1月5日16時30分時点で約3万3000人が賛同しており、1月5日のみで1万7000人が賛同している。今後も賛同者は増加することが予想される。 

 署名に賛同した1人は以下のように話す。 「エールフランスやアメリカの国内線などペットと客室で一緒に過ごせる航空会社があり、日本の航空会社もルールを変えることは可能だと思います。今回だけでなく、貨物室に預けられた事でペットが亡くなった例は以前もありました。ペットは貨物、災害があったら持ち出してはいけない、というのは時代錯誤なのではないでしょうか」
(以下省略)

yahoo!ニュース 1/9(火) 13:45


とある女優さんの優しい優しいコメントで、
海保の搭乗員が死亡した事故にもかかわらず、
そんなことは他所へと放り出したかのごとく、
大きく取り上げられることになった「ペット問題」ですね。

ま、人それぞれの意見があるとは思いますが、
自分の考えとしては以下の二点に絞られます。

まずペット=荷物あるいは貨物扱いについて。

これは自分の意見を正当化するためだけの、
ペットに対する「虐待」を印象付けようとした、
単なる薄っぺらな印象操作ですね。
本当にペットが荷物扱いだったら、
もれなく凍死か窒息死しています。
でも、そうならないってことはつまり、
彼ら彼女らが言う荷物でも貨物でもないということです。

もう一つの点については、
もしあの事故時、もっと厳密にいえばあの脱出時に、
ゴールデンリトルバーやシェパートといった、
小さい子供や幼児と体形がすこぶる似ているような、
いわゆる「大型犬」がそこにいたらどうなっていたか…

大型犬には全く罪がありません。

しかし、大型犬という「ペット」がいることによって、
子供や幼児と同じくらいのスペースが埋まってしまい、
大型犬を脱出させる時間が費やされてしまうということは、
子供たちを助ける時間がそれだけ短くなってしまうのです。

一分一秒でも無駄にできない脱出時間が、
「ペット」によって削がれてしまうというのは、
それだけ人命を蔑ろにするってことにもなるんです。
少なくとも自分はそう思っております。

緊急事態からの脱出というのは、
古今東西「スピード」が最重要であることは、
議論の余地もありません。

そういうことでありますから、
今回の事故に対する「ペット」の処置について、
JAL側を責めるつもりはございません。
と同時に、ペットを犠牲にしなければならない心情も、
無下にはしたくないとも思っております。

ま、余裕があればケージの開錠してあげて、
あとは「運任せ」ぐらいしかできないのかもしれません。

しかしこれも机上の空論かな…


最後に搭乗員のご冥福をお祈りいたします。

元日から辺野古なのですね…

2024年01月01日 14時02分28秒 | 沖縄の基地問題について
元日 新基地建設の阻止へ決意新た 沖縄・名護市辺野古の浜で ヘリ基地反対協議会が「初うくし」

 【名護】ヘリ基地反対協議会は1日朝、沖縄県名護市の辺野古の浜で新年を祝う2024年初うくし(初興し)を開いた。市民ら約250人が集まり、辺野古新基地建設の阻止に向けて決意を新たにした。 

 午前6時40分ごろ、音楽家の海勢頭豊さんが日の出の方向に向かって御願をし、その後参加者らが歌三線や琉舞を披露した。
 反対協の仲村善幸共同代表は「国の圧力に屈することなく平和な沖縄をつくっていくために、この1年間新基地阻止に向けて全力で頑張ろう」とあいさつした。
 長年、基地建設に反対してきた名護市辺野古に住む島袋文子さん(94)は「今年は辰年だから、昇龍のように沖縄県民が立ち上がって基地を止められると思う」と期待した。(北部報道部・松田駿太)

沖縄タイムスプラス 2024年1月1日 9:06

 
このようなことがデカデカと記事になるということに対して、
いささか疑問に思うのですが、それはさておき、
元日から元気で何よりです。

ただ、自分としては、
何でもかんでも辺野古に結びつけるのはどうかと、
少しの怪訝さを感じるのです。

正月は正月、辺野古問題は辺野古問題と、
ちゃんと分けてメリハリをつけたほうがむしろ
好感が持たれるのではないかと、
そう思っておる次第でございます。

ミソもクソもごちゃまぜにして、
「辺野古だ!辺野古だ!辺野古だ!」
と訴えても、
「またやってるよ…」
といった『興醒め』しか感じられないような、
そんな逆効果を生んでしまう恐れもありますからね。
これはけたたましく拡散するマスメディアも同様です。

また、メリハリについてですが、
「地方自治の崩壊」といったワードが、
インターネット上で散見します。
これは辺野古における裁判の判決に対する、
反論だと思われます。
いわゆる「辺野古の代執行」ですね。

判決の詳細については割愛します。

ただ、少なくとも米軍、
即ちアメリカ合衆国が絡んでいるのは、
誰がみても明らかなことであり、
議論の余地が全くないことではございますが、
日本国以外が当事者となっている以上、
地方自治という範疇では収まり切れないというのも、
誰が考えても明らかなことでございます。

それなのに自ら希望する判決が出なかったものだから、
「地方自治の崩壊だ!」なんて、
軽率に訴えるというのは、
自分からすれば「的外れ」だと思うんですよね。
「あなた方はこの問題の本質を理解しているのか?」
というような疑問がわいてくるのです。

もっとも、沖縄が「独立国」か、
あるいは「独立したいと思っている」のであれば、
それはそれで話は別ですけどね…

それでは皆様もよいお正月を迎えてくださいな。

──賀正──