goo blog サービス終了のお知らせ 

空と無と仮と

沖縄・日本史・ミリタリーなど、拙筆ながら思ったことをつれづれと、時には無駄話、時にはアホ話ってなことで…

「基地反対派」と「容認派」の割合について

2022年01月30日 18時35分26秒 | 沖縄の基地問題について
今回の選挙(名護市長選・南城市長選)で、
「基地反対派」やオール沖縄が初めて負けた…
というわけでは決してありません。
特に名護市長選は前回の選挙でも、
「基地反対派」やオール沖縄が敗北しております。

そして去年の宮古島市長選・浦添市長選・うるま市長選に続き、
今年の選挙を含めると通算5回も連続して、
基地反対派やオール沖縄が敗北しております。

こういう結果を素直にみるならば、
実は基地容認派が大多数で、
基地反対派が少数であるかというと、
必ずしもそうではありません。

少し古いデータになるかもしれませんが、
2020年に行われた県議会選では、
基地反対派が過半数を占めております。
また、ご承知の通りあの県民投票では、
「基地反対」は半数以上を占めていました。

こういった近年の結果から推測するに、
基地反対派と容認派というのは、
どちらも大多数を占めることができないぐらいの、
完全に二分化された勢力である、
ということが可能なのではないでしょうか。

現に知事選をはじめとする首長選では、
常に拮抗しながら反対派が勝利したり、
逆に容認派が勝利したりする状態が続いております。

ただし、今回の名護知事選では「大差」で容認派が勝利して、
今までと違う予想外な様相を呈していましたがね…

「意見が分かれる」ものを調整しコーディネートするのは、
非常に難しい問題だと思います。
それは別に基地問題に限ったことではなく、
仕事や普段の生活でも同じことでしょう。

なぜ意見が分かれるかを分析・研究し、
様々な交渉にて「落し所」を開拓することが、
問題解決の根本的な糸口だと思うのですが、
それが簡単にいかないことも重々承知しております。

しかし、沖縄の基地問題に関していえば、
ただでさえ難しい問題を、
さらにややこしくしているようなものが存在します。

その存在として挙げなければいけないのが、
「県民の総意」が「基地反対」であるというデマを、
地元メディアが中心として扇動していることにあると思います。

更にこのようなアジテーション現象を拡大しようとして、
いわゆる「プロ市民」化してしまった平和団体や反戦団体が、
あくまでもそれが「県民の一部」なのに対して、
これまた「県民の代表」と自称して「反対運動」を仕掛けている…
このようなことが連動しながら繰り返し繰り返し展開していることです。

「基地反対」を徹底的に「固定」しているのだから、
そこに交渉の余地は全くありません。
全くないどころか「基地容認」さえ認めません。
たとえ「容認してもいい」という意見があったとしても、
「基地容認派」が選挙で勝利しても、
一切認めようとはしません。

こういう態度であるならば、
交渉も話し合いもクソもありません。

繰り返しになりますが「意見が分かれている」という、
ただでさえ難しい問題を抱え込んでいるのに、
その「二分しているはずの意見」を無視・排除して、
「自分たちの意見こそが正しいんだ!」という態度をとる…
あるいは自分たちの意見しか「ないのだ!」と叫んでいる…
そのような勢力が沖縄で躍動しているというのが、
沖縄独特の由々しき問題点ではないでしょうか。

この考え方というのはつまり、
独裁やファシズムと何ら変わらない考え方、
何ら変わらない手法手段ではないのですかね?
そうやって「敵を殲滅」していくのではないのですかね?

米軍基地の「反対容認」とは別次元の問題、
いや、極言すれば危険性といったようなものが、
ここでは孕んでいるような気がします。

自分はこのことが非常に気がかりですが、
皆さんはどう思うのでしょうか?

名護市長選について琉球新報の社説を読んでみる

2022年01月28日 19時11分18秒 | いろんなこと日記
まず初めに選挙前の社説を引用させていただきます。


<社説>名護、南城市長選告示 将来託す1票見極めよう

 名護市長選と南城市長選が16日、告示される。今年は7市11町村で首長選挙、30市町村で議会議員選挙が実施される統一地方選のほか、夏には参院選、秋は知事選が実施される選挙の年だ。名護、南城の両市長選はその火ぶたを切る選挙である。
 両市長選はいずれも、政権与党の自民・公明が推薦する候補者と、玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力が推す候補者による事実上の一騎打ちになる見通しだ。選挙結果は、その後に連なる選挙に大きく影響する。
有権者は候補者の論戦を慎重に見極め、1票を投じてほしい。沖縄の将来を大きく左右する貴重な1票となる。
 (中略)
 今回の名護市長選は、2018年に大浦湾の軟弱地盤の存在が明確になってから初めての市長選となる。また19年の県民投票で投票者の約7割が辺野古埋め立てに反対の意思を示して以降、初の市長選でもある。今回の市長選で改めて地元の民意が示されることになる。そのため全県だけでなく、国内外に注目される重要な選挙だ。
 (中略) 
 この問題を巡る立候補予定者2人の見解の違いは明確だ。自公勢力が支える現職の渡具知武豊氏は「国と県の係争が決着を見るまではこれを見守るほかないとの立場に変わりない」と述べ、是非に言及しない構え。対する新人で「オール沖縄」勢の岸本洋平氏は「名護市でも県民投票で反対の民意が示された。軟弱地盤で完成の見通しも立っていない」として建設中止を訴えている。
 選挙戦では、コロナ対策や地域振興、子育て・教育、などの政策も問われる。
 (中略) 
 いずれの選挙でもコロナ対策で選挙活動が制限される面があるだろう。とはいえ、民主主義の根幹は選挙である。有権者は沖縄の将来を決める大切な1票であることを自覚し、立候補者が発信する政策をよく吟味して投票に足を運んでほしい。 

琉球新報デジタル 2022年1月16日 05:00 


次に選挙後の社説を引用させていただきます。


<社説>渡具知名護市長再選 民意は新基地容認ではない

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設が大きな争点となった名護市長選は現職の渡具知武豊氏が再選された。
 今回の市長選は、2018年に大浦湾の軟弱地盤の存在が明確になってから初めての選挙だった。また19年の県民投票で投票者の約7割が辺野古埋め立てに反対の意思を示して以降、初の市長選でもあっただけに、名護市民の民意の行方に注目が集まった。
 辺野古新基地建設反対を表明して選挙戦に臨んだ新人の岸本洋平氏が敗れたことで、名護市民が建設を容認したとはいえない。再選を果たした渡具知氏はこれまで一貫して建設の是非には踏み込まず「国と県の係争が決着を見るまではこれを見守るほかない」との立場を示してきたからだ。
政府はこの点を十分に留意すべきである。県民投票で示された、新基地建設に反対する沖縄の民意をくみ取り、建設を直ちに中止すべきであることに変わりはない。
 名護市民の民意はむしろ新基地建設に否定的である。16、17の両日に琉球新報社と沖縄タイムス社、共同通信社の3社合同で実施した電話世論調査では、米軍普天間飛行場の辺野古移設について「反対」「どちらかといえば反対」の合計が62.1%に上った。「容認」「どちらかといえば容認」の合計33.2%を大きく上回っている。
 また、軟弱地盤改良のため国が申請した設計変更を県が不承認とした判断の評価については「どちらかといえば」を含めた支持派が57%に達し、不支持派33.3%を大きく上回った。
 さらに渡具知氏を推薦した公明党県本は辺野古移設に反対している。公明党支持者から多くの票を得たとみられる渡具知氏はそれを忘れてはならない。 
選挙戦では、新基地建設問題以外にも、喫緊の課題である新型コロナウイルス対策や経済振興策、教育・子育て支援、北部基幹病院の整備、福祉・高齢者対策など暮らしの問題も問われた。新基地建設の是非よりも、こうした問題を重視して投票した人々も少なくないだろう。 

 投票結果には有権者のさまざまな思いが込められていることは言うまでもない。市民から信任を得た渡具知氏には、選挙での公約を着実に前に進めて市民の豊かな暮らしをぜひ実現してほしい。
 今年は沖縄にとって選挙の年である。夏の参院選以降、統一地方選、秋には天王山の県知事選が実施される。その重要な初戦となった名護市長選で渡具知氏が勝利したことは、同氏を推薦した自民、公明の勢力にとって大きな弾みとなった。
 一方、辺野古新基地建設に反対し、玉城デニー氏を支援している「オール沖縄」勢力は南城市長選も落とし手痛い敗北だ。今後の選挙に向けて、態勢の立て直しと、戦略の再検討が迫られる。 

琉球新報デジタル 2022年1月24日 05:00 


なんか、選挙前は基地反対派の勝利を確信して、
「みんなちゃんと考えて投票してねぇ~テヘペロ💛」って、
余裕綽々な雰囲気なのだけれども、
選挙後は「こうなるはずじゃなかったんだよぉ~」と、
「てぃんさぐぬ花」のBGMが流れる琉球居酒屋のカウンターで一人、
「残波」を飲みながらブツブツ愚痴をこぼしているような感じですね。


「有権者は候補者の論戦を慎重に見極め、1票を投じてほしい。沖縄の将来を大きく左右する貴重な1票となる。」
その結果は皆さんご存知の通り「基地反対派」の負けとなりました。

「今回の市長選で改めて地元の民意が示されることになる」
たしかに「基地反対派はNO」という民意が示されました。
なんせ「基地反対派」やオール沖縄が負けたからね。
ただし、選挙結果からして「基地反対派はNO」というのは、
県民の「総意」でもないことも明記しておきます。

「立候補者が発信する政策をよく吟味して投票に足を運んでほしい。」
なんか、上から目線が気にかかりますが、まぁいいか…

「名護市民が建設を容認したとはいえない。」
沖縄タイムスの社説と一言一句同じ主張ですね。
見事なシンクロナイズドスイミングです。

「一貫して建設の是非には踏み込まず」
これを逆説的に考えるならば、
「踏み込まなかったから勝てた」と言えるのではないでしょうか。
あるいは「是非を最優先したから負けた」とかね…

「国と県の係争が決着を見るまではこれを見守るほかない」
との立場を示してきた」
一貫して「争点を避けた」という主張を展開しておりますが、
渡具知氏のバックグランドを一般的常識的に考えれば、
「黙認」とも「容認」とも解釈できる立場ですね。
名護市民はそれも考慮した結果の投票ではないのですか?

それとも渡具知氏に投票した名護市民は、
「基地容認派」だということも理解できないような、
そんなアホな連中の集まりだったのでしょうかね?
勿論、自分はそうは思いませんよ。

「名護市民の民意はむしろ新基地建設に否定的」
これが本当だったら、どうして市長選に反映されなかったのですか?
琉球新報をはじめとするマスメディアは、
選挙前に散々「辺野古基地の是非が争点だ」と喧伝していましたよね…

「電話世論調査では、米軍普天間飛行場の辺野古移設について
「反対」「どちらかといえば反対」の合計が62.1%に上った。
「容認」「どちらかといえば容認」の合計33.2%を大きく上回っている。」
つまり選挙の結果より手前味噌でもある「電話調査」のほうが、
正しい結果だということなのですかね?
次からは電話調査で選挙をやってみるといいですね。
「バカも休み休み言え」としか言いようがないです…ハイ。

「公明党支持者から多くの票を得た」
そんなに影響力があるのですか?
これについては、ちょっとよくわかりません。
 
「新基地建設の是非よりも、こうした問題を重視して投票した人々も少なくないだろう 」
少なくないのではなく、
これが一番の関心事だったのではないですか。
その結果が「基地反対派」とオール沖縄の敗北です。
ただし、選挙結果からして「基地反対派」も少なくないと思います。

琉球新報は「基地反対」の主張を一年365日展開し、
その具体的な手段として米軍および米軍関係者へ、
繰り返し繰り返しネガティブキャンペーンを仕掛けております。

それでも基地反対派が勝てないのはどういうことなのでしょうか?

ここ最近だと米軍関係者の「飲酒運転」を速報扱いで、
これ見よがしに報じていましたが、
非常に興味深いことに、
琉球新報の記者が「飲酒運転」をしたときは、
後からこっそり「お詫び」していましたよね。
もっとも、仲間の沖タイをはじめとする他の新聞社が、
正に「すっぱ抜き」で率先して報じていましたけどね…
自らが襟を正せば、それはそれで自らの利益にもなるのにね…

飲酒運転はともかく琉球新聞は、
もうちょっと県民に「寄り添え」ないのでしょうか。
自らの主義主張ばかりを声高に叫んでいるだけだから、
結局は自らの主張が否定されているのではないでしょうか。

勿論、基地反対の全てが否定されているのではありません。
基地の是非というより、
一方に偏っているその姿勢が問題なのではないでしょうか。
このままだと更に名護市民どころか、
沖縄県民との意識の乖離が浸透していくのではないかと思います。

ただでさえ新聞離れが加速している昨今、
今後は新聞自体の存続問題が現実化していきそうです。
これは沖縄タイムスにもいえることだと思います。
基地の存続問題ではなく新聞の存続問題をどう乗り切るか、
これからが腕の見せ所です。

ま、正直いって期待はしていませんけどね…

名護市長選について沖縄タイムスの社説を読んでみる

2022年01月26日 19時13分14秒 | いろんなこと日記
社説[基地と選挙と民意]「未完の復帰」の検証を

 名護市長選は、現職の渡具知武豊氏が、5千票余の差をつけ、再選された。
 渡具知氏は、辺野古の新基地建設について「県と国の係争が決着するまでは見守る」との姿勢を貫いた。
 前回の選挙から4年間、「黙認」とも言える態度を示し続け、選挙本番でも辺野古を争点化しない戦術を徹底した。
 渡具知陣営が強調した「子育て無償化3点セット」が多くの市民の共感を呼んだのは明らかだ。
 だが、選挙結果をもって「有権者は新基地建設を承認した」と言うことはできない。辺野古の是非が明確な争点になったわけではなく、すれ違いに終わったのだから。

 新基地建設という事の重大性にもかかわらず、政府の手続きは当初から丁寧さを欠き、ずさんだった。それが今も尾を引いている。
 稲嶺恵一知事は1999年11月、「15年使用期限」「軍民共用空港」の実現などを条件に辺野古沿岸域への移設を表明した。
 岸本建男名護市長(故人)も同12月、厳しい条件を付け、移設を受け入れた。
 これを受けて政府は移設方針を閣議決定したが、その後、移設案はころころ変わり、条件も実現しないまま閣議決定は反故(ほご)にされた。

 仲井真弘多知事が「県外移設」の選挙公約を翻し、辺野古の埋め立て申請を承認したのは2013年12月のことだ。
 知事が要望した「普天間5年以内運用停止」は実現せず、空手形に終わった。

 翁長雄志前知事(故人)は、こうした政府の姿勢を「話くわっちー(はなしのごちそう)」と言った。
 「いい話をして、局面を乗り越えたら、その後は知らんぷり」という意味である。
 安全保障政策は国の仕事だが、政策決定に最も影響を受けるのは名護市の住民であり、県民である。
 1997年12月の名護市民投票は移設反対が半数を超え、2019年2月の県民投票でも反対の明確な民意が示された。
 新基地建設を巡って政府と県の対立が続いているが、聞く耳を持たない強引な埋め立てが、どれほど県民の感情を逆なでし、「差別行政」と受け止められてきたことか。
 軟弱地盤埋め立てによる辺野古新基地建設は、普天間飛行場の長期に及ぶ危険性放置につながる「最もありえない選択肢」(万国津梁会議提言)だ。

 今年は復帰50年、サンフランシスコ講和条約発効70年の節目の年に当たる。「未完の復帰」を洗い直す絶好の機会である。
 講和条約によって沖縄は米国に統治され、「基地の中に沖縄がある」と形容されるほどの基地の島となった。
 日本の憲法が適用されず、自治権獲得や人権擁護の闘いが戦後ずっと続いた。
 1972年5月15日に施政権は返還されたものの、多くの基地が残り、日米地位協定が住民生活に重くのしかかる。
 沖縄戦と戦後の歴史から学ぶべきことは多い。

沖縄タイムスプラス 2022年1月25日 07:09 


「5千票余の差」
いつもは僅差拮抗な差でどちらかが勝つのですが、
今回は「大差」と表現してもいいくらいの開きがでましたね。
これはどういったことなのでしょうか?
なにが起こっているのでしょうか?

「「黙認」とも言える態度」
名護市民の多くが「黙認」即ち「容認」を選択したってことですね。
それが前回に引き続き今回の選挙によってより一層、
より鮮明にハッキリとなったということではないのですか。
それが今回の「民意」というのではないのですか?

「辺野古を争点化しない戦術を徹底」
オール沖縄といった対立候補や、
沖タイや琉球新報をはじめとするマスメディアは、
徹底的に辺野古を「争点化」していましたよね。
その結果がどのようになったか…

名護市民は辺野古の「争点化」を「拒否」し、
あるいは低い優先順位と認識し、
「争点化」しない候補を選びました。
これも「民意」というのではないでしょうか。
それとも「争点化」を企んだマスメディアへの、
間接的な拒否反応かな…

「辺野古の是非が明確な争点になったわけではなく」
名護市民は仕組まれた「辺野古の是非」よりも、
「もっと優先すべきことがあるんじゃないのか?」
「ほかにすべきことがあるのではないか?」
といったことを考えた結果、
「辺野古を争点化しない戦術を徹底」しながら、
「子育て無償化3点セット」を最優先とした候補を選んだ…
ということになるのではないですか?
これも民意ではないのですか。

「「有権者は新基地建設を承認した」と言うことはできない」
基地反対派やオール沖縄が負けた場合の常套句ですね。
去年から何度も何度も聞きました。
なんせ、オール沖縄は直近首長選5連敗ですからね。
テンプレ化した方がこのさき楽になるのじゃないですか。

でもオール沖縄や基地反対派が勝ったりしたら、
それこそカチャーシー踊ってフェスティバル&カーニバルですよね!
「これが沖縄の民意だ!」って大声で叫びながらね…

百歩譲って「承認」していないことに同意するとともに
名護市民は「黙認」した結果だったと思っています。
なんかヘタな言葉遊びみたいになってしまいましたがね…

なんだかんだ言って結局、
自分たちの意見にそぐわないのは「民意ではない」ってことですよ。

社説の後半部分は…もういいや。
前半部分に言いたいことが凝縮されていますからね。

ただ気になるのは過去の歴史を振り返っているにもかかわらず、
トラストミーちゃんのドタバタ劇には、
全くもって一切触れていないってことですね。

あれを掘り返してしまうと、
例えばトラストミーちゃんがグダグダバタバタしながら、
遂に辺野古移設を決定した時、
当時民主党の国会議員だったデニー知事が、
それを歓迎することを公言したってことが、
またまた蒸し返してしまうからなのかな…
当の本人をはじめ「基地反対派」にとって都合の悪いことですから、
そりゃ~触れたくないでしょうね。

ま、とにもかくにも、
沖縄タイムスは本日も平常運転で何よりです。

南城市長選の結果です

2022年01月25日 19時03分25秒 | いろんなこと日記
南城市長に古謝氏が返り咲き 現職の瑞慶覧氏に1689票差

 【南城】任期満了に伴う南城市長選は23日投開票され、前職の古謝景春氏(66)=自民、公明推薦=が1万3028票を獲得し、再選を目指した現職の瑞慶覧長敏氏(63)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=の1万1339票に1689票差をつけて破り、4年ぶりに市長に返り咲いた。現市政への不満や保守・中道の組織力をばねに、65票差で苦杯をのんだ前回の雪辱を果たした。(金城実倫) 

 同じ日に投開票があった名護市長選でも、自民・公明が推薦した現職の渡具知武豊氏が再選を果たしており、選挙イヤーのスタートから玉城デニー沖縄県知事が支援する「オール沖縄」勢が2敗を喫した。 

 市長選は、瑞慶覧氏の市政継続か、古謝氏の市政奪還かが争われた。投票率は69・12%で、2018年の前回市長選(66・92%)より2・2ポイント上がった。

 古謝氏は「日本一元気で魅力あるまちづくり」のスローガンを掲げ、「子ども課」の設置や野球場整備によるプロ球団のキャンプ誘致、産業振興などを訴えた。推薦を受けた自民、公明支持層や出身地の知念地域で支持を固め、他の地域でも一定の支持を集めた。

琉球新報デジタル 2022年1月24日 05:00 

 
「「オール沖縄」勢が2敗」
確かに間違いはありませんが、
去年の宮古島市長選・浦添市長選と、
直近のうるま市長選を合わせると、
こりゃまたビックリ5連敗…

マスメディアはこの事実を一切報じようとしないので、
とりあえずここに明記しておきます。
来月の石垣市長選もどうなることやら…

しかし勝てませんな、オール沖縄。

南城市には米軍基地がありませんので、
「基地反対派」と「基地容認派」というような、
分かりやすい構図ではなかったですね。
純粋に基地問題以外の政策で争ったって感じです。

もっとも、オール沖縄勢の支援を受けた前市長は、
「基地反対」を公言していましたけど、
結局負けちゃった…

前回の選挙では全く同じ候補同士の対決で、
たった65票という正に僅差でオール沖縄勢が勝利しましたから、
今回もどうなるかと名護市長選よりも注目していたのですが、
フタを開ければ1600票ほどの差がついてました。

オール沖縄勢にとって名護市長選の結果より、
こちらのほうが痛手になっているのではないでしょうか。
米軍基地の是非だけでなく、
それ以外の政策も「NO」と言われているような気がします。

しっかし何だろう…
もしかしてオール沖縄って、
沖縄では嫌われているのでしょうかね?


名護市長選の結果です

2022年01月24日 19時33分33秒 | いろんなこと日記
名護市長に渡具知氏が再選 辺野古反対の岸本氏に5085票差 玉城知事に痛手

【名護市長選取材班】任期満了に伴う名護市長選挙は23日、投開票され、無所属現職の渡具知武豊氏(60)=自民、公明推薦=が1万9524票を獲得し、同市辺野古の新基地建設に反対する前市議で、無所属新人の岸本洋平氏(49)=立民、共産、社民、社大、新しい風・にぬふぁぶし、れいわ新選組推薦=に5085票差をつけ再選した。学校給食費・保育料・子ども医療費無償化など1期4年の市政運営が評価され、市民生活の向上などの訴えが浸透した。渡具知氏は新基地建設の是非を明言していないが、辺野古問題を争点に位置付けた岸本氏の敗北は、今秋の知事選にも影響を与えそうだ。投票率は前回を8・60ポイント下回る68・32%だった。 

沖縄タイムスプラス 2022年1月23日 23:46 


オール沖縄が負けましたね。

当ブログでは僅差拮抗でどちらかが勝つということを、
再三申し上げていましたが意外や意外、
5000票も差がつくほど得票していました。
予想が全く外れてしまいました…

多分1000から多くても3000ぐらいの間だと、
投票前は予想していたのですけどねぇ…

しかしながら、
なぜ今回は「大差」と表現できるほど、
「基地容認派」が勝ったのでしょうか?

たしか「県民の総意」は「基地反対」だったはず。

2019年の県民投票も「基地反対」という結果が出ており、
沖縄タイムスや琉球新報をはじめとしたマスメディアも、
争点は「辺野古」だと大々的に喧伝し、
オール沖縄勢側も「辺野古反対」を前面に押し出してきたのに、
予想に反する大差でオール沖縄勢が負けているという事実。

このような結果から考えるに、
名護市民にとって「辺野古」というのは、
「関心が薄い」ということになるのではないのでしょうか。

「関心が薄い」というのは、
決して「どうでもいい」ということではなく、
あくまで「優先順位が低い」ということになると思います。

つまり、オール沖縄が負けた原因の一つとして、
「優先順位が低い」項目をひときわ「最優先」してしまったことが、
結果的に裏目に出たのではないでしょうか。
「ほかにやることがあるんじゃないのか?」といった、
有権者が発する声なき声を無視したことだと思いますよ。

勿論、他にも原因があるとは思いますけどね。

それと個人的に気になったのが以下の画像です。


自分もYoutubeのライブ配信で見ていましたけど、
非常に興味深い結果ですね。

この画像を見た後に思ったのが、
「これは新聞の購読率とシンクロしてんじゃないのか?」
ってことです。

これは世代がどうのこうのという問題ではなく、
沖縄タイムスや琉球新報をはじめとする新聞を読む人の割合と、
同じような結果になっているのではないかという推測です。

つまり、新聞を読む人がオール沖縄勢に投票し、
新聞を読まない人がその反対の行動をとったのではないか?
というようなことになるのではないかと思いました。

偏向報道といった問題が蔓延るような、
新聞という「呪縛」から解放された人たちが、
オール沖縄を拒否したということにもなるんじゃないかな…

皆さんはどう思いますか?