近所の一人暮らしのおばあさんのところへ、
会社名は知りませんが小太りに~ちゃんが来たそうです。
そのに~ちゃん曰く
「屋根に隙間がありますから修理しないとダメですよぉ~」
と甘い言葉でリフォームを持ちかけられたそうです。
あ~だこ~だ言ってリフォームしましょうとそそのかし、
うざかったらしいのですが結果的に断ったそうで、
まずはひと安心。
実はこの話、自分は99%以上の「詐欺」だと思っております。
なぜそう言い切れるのか?
ぶっちゃけ、その「隙間」を作ったのは自分ですからね。
その「修理」をしなければならない原因を作ったのは、
紛れもなく自分なんですから…
といっても何が何やらサッパリわからん!
どこが詐欺なんだと疑問に思うかもしれませんので、
できるだけわかりやすく説明します。
まず、近所のおばあさんというのは、
実は自分の親戚でして、
今まで自分が複数回屋根の塗り替えをしているのです。
ちなみに自宅の屋根は勿論のこと親戚だけでなく、
友人宅の屋根もそれぞれ塗った経験がございます。
ま、瓦以外は一通りやったって感じですね。
DIYを副業的にこなしているって感じです。
また、電気工事等の資格がいらない範囲だということも、
ここでは明記しておきます。
これまたちなみに「塗装」というのは、
塗るのは簡単な方ですが、
塗る前の「下地処理」が非常に面倒ですね。
しかもその「苦労」自体分かってもらえないという…
ま、見えなくなるから仕方がないのかな…
というわけで話を戻しますが、
今回の屋根はトタン・ガリバニウムや瓦でもなく、
最もポピュラーな「スレート屋根」です。
ただし、スレート屋根がどういうものかについては、
グーグル等で検索してくださいね。
リフォーム業者が指摘した「隙間」というのは、
スレートとスレートの重なった部分のことでして、
実際に「隙間がある」のです。
これは誰が見てもわかります。
でも自分はわざと「スペーサー」を差し込んで、
わざと隙間が出るようにしているのです。
ではなぜスレート屋根に隙間がないといけないのか?
これをごくごく簡単に言いますと、
隙間がないとスレート屋根の内側に、
雨水等の水分がたまってしまい、
それによって屋根が腐ってしまうからです。
特にスレート屋根の塗り替え時は、
わざと隙間を作らなければなりません。
スレートとスレートの重なり部分を塗ってしまうと、
その塗料で隙間を「接着」してしまうので、
わざとヘラ等を使ってその接着部分を剥がすか、
あらかじめスペーサーを入れて隙間を作っておくか、
これらのどちらかをしなければなりません。
今回はより確実にという観点で「タスペーサー」という、
ポリカーボネードでできた専用のスペーサーを使用しました。
スレート屋根の塗り替えについて、
より詳しいことに興味がある方はググってください。
ということでありますから、
本来のまともなリフォーム業者であるのならば、
スレート屋根の特質を理解しているのであれば、
「隙間があるから修理が必要です」なんて、
言うわけがありません。
だから「リフォーム詐欺」だと思うんです。
相手が全くの素人だから騙せると思ったんでしょうね。
ホント、こういうヤツらには腹が立ちますね。
今回は「息子(実際は甥ですけどね)が屋根の塗り替えやっている」
みたいなことを言って業者を追い返したそうです。
無知無理解に付け込んでくるのがリフォーム詐欺ですので、
その場で決めるのではなく、
まずは誰かに相談するという体裁を必ずしてください。
あるいは「地元の業者に任せている」でもかまいません。
とにかくその場での安易な決断だけはしないでくださいね。