Twitterのほうでも先日書いたことだが、義兄から自転車を譲り受けた。20数年前にロードバイクに乗っていた時期もあったのだが、その頃のものとはハンドル回りの構造が若干変わっていて、たいそう使いやすくなっている。ドロップバーのどの位置からでも、安心してブレーキがかけられる。これは、スピードが出せることよりも重要なこと。
歩行者や自動車のいない自転車専用道でもあれば別だが、公道を走る限りは咄嗟にブレーキをかけられることが肝要なのだ。あたりまえのことだが。でもこれが当たり前でない人々がいる。ブレーキレバーのないピスト車で公道(車道も歩道も)を走る人々だ。ピスト車そのものは無駄を省いた美しいものではあるが、ファッションのためのものではない。いつ子供が飛び出してくるかわからない道をすぐに止まれない自転車で走るなど狂気としか言えない。子供が飛び出してきたら咄嗟に横向きに転んでぶつからないようにする、とか言うかもしれないがね、自分が大怪我するだろうし、自動車も巻き込んでの事故にもつながりかねないでしょう?子供の命は救ったけどそのせいで自動車三台の玉突き事故を起こさせました、なんて冗談ではない。そんなものは「ファッション」ではなく美しさなど欠片もない。ただの自分勝手だ。
とかなんとか考えたり考えなかったりしながら、スピード出してみたりのんびり走ってみたり半日ほど。ついでに花見。
おまけ:おじさんたちの花見を見つめる猫。さりげなくブルーシートへと近寄っていく。気配を殺しているつもりのようだがバレバレなのである。