ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

松井秀喜の本

2007-04-06 18:25:09 | お知らせ・情報
ついでに買った本だけど 『不動心』 松井秀喜著 新潮新書 税別680円
タイトルが気に入らなくていままで手を出さなかった。(内容にもあってないと思うのは私だけではないみたい。)

読みながら、久しぶりにさわやかな気分を味わいました。
紹介したい箇所がたくさんあるけれど、本を読んでほしいからひとつだけに。

生の牡蠣は「日本のよく知っている店ならともかく、もしあたったりしたら、お店にも周囲にも迷惑を掛けることになるし・・・」食べたいけど、食べないという話。
<食あたりなどは自分の失敗>・・・その失敗で「店に迷惑を掛けてはいけない」と意識する、影響を他の側からいちばんに考える彼の姿勢が好き。
こんな人柄が、勝負でだいじな「相手を知る」ことの<深さ>につながっているのではないかと思う。

もっとストレートに響いてくる記述に、付箋をつけたページがたくさん。
最近は手放す本が多いけれど、この本はずっと手元に置くつもり。


ケド・・・試合後のインタビューで「~だったから、ヨカッタと思います」のコメントはどうにかなんないかな。
彼にかぎらずスポーツ選手がよく使うけど、「ヨカッタ」なんて客観的評価を自分で言ってどうする?
「満足している」とか「うれしい」とか、自分の判断や気持ちを表現することばを増やしてほしいもの。