最近は無くなりましたが、結婚したばかりの頃は
2月に「事(こと)」という行事がありました。
「事始め」の「事」だそうです。
簡単にいうと地区の親睦会のようなもので
隣保ごとに集まって食事をし、その時に「事の餅」を作っていました。
決して見場の良い物ではなく、大きくちぎった大量のお餅にあんこがまぶしてあって
甘いあんこのお餅なのに、義父母はご飯代わりに朝も昼も食べるのでビックリでした。
ダンナさんは甘い物は一切食べませんし
私は甘い物は好きですが、ご飯代わりに食べる事には馴染めず
ほとんど義父と義母二人で何日もかけて食べていました。
そんな「事の餅」を、今年はお向かいさん達が作られたそうで
おすそ分けして頂きました。
これです!これです!決して綺麗とは言えないこの見た目。(笑
確かにこういうのでした。
お向かいさんは若い時にここを出て、定年になってから帰って来られた方なので
子供の頃の思い出の「事の餅」が懐かしくて
作りたい人を募って復活させたのだそうです。
義父も義母も大好きだったので、頂いてすぐにお供えした為
写真の向こう側がちょっと減ってます。(^^;)
当時はこの2倍も3倍もあったんじゃないかな?
結婚してここに来てビックリすることが色々ありましたが
お餅もその一つで、お正月前に山ほどお餅をついて
やっと無くなった頃に「事の餅」、お彼岸にはまたぼた餅をドッサリ・・・
とにかく何でもドッサリ。
どんだけお餅が好きなん?って思ってました。(*''ω''*)
でも凄く久しぶりに食べた「事の餅」は美味しくて
ちょっと食べ過ぎちゃいました。(^^;)
絵手紙は大き目の和紙にかいたお雛様