昨日のこころさんからのコメント。
ハローワークに人が溢れている・・・それも働き盛りの年代の人たち
本当に由々しき事態です。
今日も新聞ネタですが・・・
北海道新聞経済面・「けいざい 寒風 温風」に真壁 昭夫 信州大学教授のコラムが載っています。
『若年層の雇用情勢の悪化』の見出し。
一部抜粋すると
「今年1月の15~24歳の完全失業率は8.5%と、全体の4.9%よりもかなり高い。今年の大学新卒者の内定率は約80%で、かつての“氷河期”より厳しさが増している。今後もこうした傾向が続けば、若年層の就業率低下は社会問題になろう。長い目で見ると若年層の高失業率の後遺症が懸念される。」
「フリーターになってしまうと、専門知識や仕事のノウハウを習得すべき時期にその機会を失う。そうなると、長期間アルバイトや単純作業に従事するしか現実的な選択肢がなくなってしまう。それは本人にマイナスなだけでなく、日本経済全体から見ても、決して好ましいことではない。」
まさしく今、日本は不景気が雇用を作り出せず、失業が経済を悪化させる、悪循環に陥っています。
産業の空洞化が叫ばれた頃と同じように、再び日本企業は賃金が安い国に生産活動を移しています。
そうなると益々国内の雇用が減少してしまいます。
昨年、「ユニクロ」のブログでも書きましたが、デフレでモノが安ければ本当に良いのか?
でも生活防衛の為には安いものでなければならない、のも現実です。
経済成長が続いている頃には考えられない現象が今起きています。
この現実を打破し、悪循環を断ち切るのが政治の役割です。
今、経済においても日本は転換点にあるのかもしれません。
旧態依然の産業から、環境分野・新エネルギーの創造など、新しい産業を生み出す以外に方法はありません。