ここ4日ほど夏を思わせる気温が続いていた札幌ですが、今日は一転して気温も低く雨。
すっかり半袖のワイシャツに衣替えした身には、肌寒いくらいの陽気です。
さて東京では悲しみに震える、そして心が凍るような事件が起きました。
幼い5歳の女の子が虐待で死亡したのです。
栄養失調に陥らせた上に暴行を加え、病院にも連れて行かない・・・
こんな親がいること自体が信じられません。
いくら血が通っていなくても、好きになった女性の子どもなら大事に育てるのが父親としての責務です。
自らの実子と分け隔てて育てるなんて、あり得ません。
一方の母親は、自らおなかを痛めて産んだ子にもかかわらず、なぜ守ってやることが出来なかったのか?
不思議でなりません。
「パパとママにいわれなくても
しっかりと じぶんから
きょうよりかあしたは
もっとできるようにするから
もうおねがい ゆるして
ゆるしてください おねがいします
もうほんとうにおなじことはしません
ゆるしてきのうぜんぜんできなかったこと
これまでまいにちやってきたことをなおす
これまでどんだけあほみたいにあそんだか
あそぶってあほみたいだから やめるから
もうぜったいぜったいやらないからね
ぜったいやくそくします」
毎朝4時に自ら起き、体重測定とひらがなの書き取り練習を命じられていた結愛ちゃん。
1月下旬に香川県から引っ越してきて以来、結愛ちゃんが外出したのは1回だけで別室で一人軟禁状態だったとか。
冬には暖房を切られ、ベランダに裸足で放置されていたことも・・・
なんとも言葉がありません。
5歳の女の子がどんな気持ちでこの文章を書いていたのかと考えると、怒りと悲しみがこみ上げてきます。
虐待をしていた二人には親として、いや人間として生きる資格が無い!
一方で行政にも大きな責任が有るといわざるを得ません。
香川県と東京都の間で虐待情報の共有が上手く出来ていなかった。
2月に児童相談所が家庭訪問したが、母親が拒否的な反応を示したために結愛ちゃんに会えなかったそうですが、もっと真剣に児童相談所が危機感を持って対応していれば・・・
何を言っても後の祭りかもしれませんが、この事件を教訓としなければなりません。
虐待が明らかになっている事案については、児童相談所が子どもと強制的に面会できるようにする。
児童相談所に虐待通告のあった全ての情報を警察と共有する必要あります。
二度とこのような悲劇を起こさせない対策が急がれます。
結愛ちゃん、どんなにか苦しかったね。悲しかったね。寂しかったね。
本当によく我慢したね。
もう安心して眠って良いんだよ。
合掌