時事通信社による世論調査。
鳩山内閣の支持率が23.7%(前月比-7.2%)となり、政権運営の「危険水域」とされる2割台に落ち込みました。
不支持率は56.5%(前月比+8.0%)。
政権がどうなっていくのか心配されます。
小沢幹事長も含めた「政治と金」の問題、「米軍普天間飛行場移設問題」。
特に5月末までに結論を出すと断言した、普天間基地の問題は政権の“命取り”となりかねない情勢です。
仙石由人国家戦略担当大臣は鳩山首相が参議院選前に退陣した場合、「参議院選挙との同日選もあり得る」との認識まで示し、益々不安を増長しています。
政権交代がされて半年余り。
とかく政権交代の成果を問われるのは仕方がありませんが、考え方によってはまだ半年余り。
戦後60年以上続いてきた自民党政治からの脱却はそう簡単にできるはずもありません。
今年度予算も執行されたばかりで、夏以降にかけて効果が現れてくるまで時間がかかります。
しかし、不支持の2番目に多かった理由「リーダーシップがない」(32.1%)。
鳩山首相のリーダーシップの欠如は、民主党員としても否めないかもしれません。
普天間問題を最終的に、いかに乗り越えていくか・・・
我々も注目しています。
民主党として「国民の生活が第一」の政策実行を着実に進めていく以外に、国民のみなさんの信頼を取り戻す方策はないでしょう。
様々な批判は謙虚に受け止めなければなりませんが、ここを乗り越えて政権運営を果たしていくことが、政権交代を望んだ国民の負託に応えることになると信じています。