現在106が定数の北海道議会。
4月20日付け北海道新聞によると、「定数減先送り論が拡大している」とのこと。
本来2006年に定数検討協議会が申し送り事項とし、議論のたたき台となってきた「2増6減案」が実行されるものと思っていたのですが・・・
来年の統一地方選まで一年と迫った今も、決定できずにいます。
この4年間、議会改革を進めようという力が余りにも足りなかったと言わざるを得ません。
確かに「2増6減案」は私の地元・後志など、地方が削減対象。
これまでは人口比に基づいて各選挙区の定数を決めてきたために、地方の定数が減り、都市部でのみ定数が増えることになります。
確かに「人口比で地方の議員だけ減らせばよい」と言うことには私も同調できません。
地方には地方の立場があり、地方の声を代弁する議員は減らすべきではないと考えます。
これを改善するために、民主党は法改正を伴う定数制度の抜本的見直しを求め、自民党にも同調論が広がっているのです。
しかし、見直しとなると公職選挙法などの改正が必要で来年の改選期の削減が先送りとなってしまう。
削減を取るか、抜本的見直しを取るのか。
私は今回は前回の申し合わせ通り、「2増6減案」を実施し、改選後にしっかりと見直しをする二段階実施が必要ではないかと考えますが・・・
党利党略ではなく、いかに道民の目線に立って議論をするか、と言うことが問われていると思います。
北海道議会は他都府県の議会に比べて、まだまだ議会改革が遅れています。
以前も書きましたが、「学芸会」と揶揄された議会答弁のあり方など、議会基本条例を作ったのですから、しっかりと改革して欲しいものです。