前道議の挑戦 その3

前北海道議会議員。
日頃の活動と私の“想い”を感じ取って頂ければ幸いです。

若年層の雇用

2010年04月04日 | インポート

昨日のこころさんからのコメント。

ハローワークに人が溢れている・・・それも働き盛りの年代の人たち

本当に由々しき事態です。

今日も新聞ネタですが・・・

北海道新聞経済面・「けいざい 寒風 温風」に真壁 昭夫 信州大学教授のコラムが載っています。

『若年層の雇用情勢の悪化』の見出し。

一部抜粋すると

「今年1月の15~24歳の完全失業率は8.5%と、全体の4.9%よりもかなり高い。今年の大学新卒者の内定率は約80%で、かつての“氷河期”より厳しさが増している。今後もこうした傾向が続けば、若年層の就業率低下は社会問題になろう。長い目で見ると若年層の高失業率の後遺症が懸念される。」

「フリーターになってしまうと、専門知識や仕事のノウハウを習得すべき時期にその機会を失う。そうなると、長期間アルバイトや単純作業に従事するしか現実的な選択肢がなくなってしまう。それは本人にマイナスなだけでなく、日本経済全体から見ても、決して好ましいことではない。」

まさしく今、日本は不景気が雇用を作り出せず、失業が経済を悪化させる、悪循環に陥っています。

産業の空洞化が叫ばれた頃と同じように、再び日本企業は賃金が安い国に生産活動を移しています。

そうなると益々国内の雇用が減少してしまいます。

昨年、「ユニクロ」のブログでも書きましたが、デフレでモノが安ければ本当に良いのか?

でも生活防衛の為には安いものでなければならない、のも現実です。

経済成長が続いている頃には考えられない現象が今起きています。

この現実を打破し、悪循環を断ち切るのが政治の役割です。

今、経済においても日本は転換点にあるのかもしれません。

旧態依然の産業から、環境分野・新エネルギーの創造など、新しい産業を生み出す以外に方法はありません。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 今日のブログを見て思ったことは大学卒業しても... (竹田)
2010-04-05 21:54:34
 今日のブログを見て思ったことは大学卒業しても就職先というものがない。大学でもう一回4年を留年する制度がありますね。そうすると今度新たな就職先の面接ではなぜ留年した理由を述べなければならなくなりますね。最近の中小企業は新卒正社員より何年かの経験者を優遇することが多いようです。
 今の外食産業も大変ですね。自分も会社では1月から3月までの間は暇な時期が多く今月に入ると少し忙しくなりそうです。若葉では4月の下旬から5月の上旬までと8月のお盆や年末年始が大忙しのようですね。去年の5月のゴールデンウィークのブログの写真を見ると厨房の中が大変そうでしたね。
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竹田さん、ありがとうございます。 (mukai)
2010-04-06 11:56:01
竹田さん、ありがとうございます。
「新卒」の肩書きを守るためにあえて留年する学生が増えているようです。
しかし、それは本来の姿ではありません。
途中入社も出来る人は、本当にスキルを身につけた、ごく一部の人に限られていますよ。
逆に一度辞めてしまったために、正社員の道を閉ざされてしまう人が増えています。
本当に厳しい時代です。
外食産業も真冬です。
全体的に景気が回復して、通年して忙しくならないとやっていけません。
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