随行二日目、幌延町にある「幌延深地層研究センターPR施設 ゆめ地創館」に寄らせて頂きました。
幌延町に施設があるのは知っていましたが、訪れるのは初めて。
残念ながら時間が無くじっくり見るところまでは行きませんでしたが、施設の概要を知ることが出来ました。
「幌延深地層研究センターでは、原子力発電の使用済み燃料から回収した高レベル放射性廃棄物を安全に処分するための地層処分技術に関する研究のうち、国の計画に示された深地層の科学的研究(地層科学研究)や地層処分研究開発を行っています。
この研究で得られる成果は岐阜県瑞浪市及び茨城県東海村で実施している研究の成果と合わせて、国が行う安全基準等の策定や実施主体が進める最終処分事業の基盤情報として活用されます」 (幌延深地層研究計画パンフレットより)
調査研究の期間は約20年程度。
①地上からの調査研究段階
②坑道掘削(地下施設建設)時の調査研究段階
③地下施設での調査研究段階
と調査研究は3つの段階に分けられ、現在は第②段階。
事前説明を受けた後、残念ながら時間が無く、現在掘削中の東立坑の現場を地上から見せて頂きました。
時間があれば地下500Mまで行くことが出来たそうですが、次回のお楽しみにしておきましょう。
タイミング良く、掘削した岩盤が“ズリ”と呼ばれる入れ物から出される場面に出くわしました。(なかなか見られないのだそうです)
地上45m(北緯45度にちなんでいるそうです)の展望台から。
山に隠れてしまっていますが利尻富士です。
原子力発電の使用済燃料から回収した高レベル放射性物質をいかに処分するか。
私は共和町議時代、泊原子力発電所で実際に見ていますが、原子力発電所が有る限り避けては通れない問題です。
現在は海外に処分を頼っている日本ですが、これからのエネルギー政策の方向性も含め、しっかりと考えていかなければならない、と改めて感じさせられました。