アメリカのバイデン大統領は、アフガニスタンを掌握した組織・タリバンとパキスタンとの関係を示す完全な情報があることから、自国に対するISIパキスタン軍統合情報局やタリバンとの連携疑惑を晴らし、イラン、中国、ロシアがタリバンの支援国であるかのように演出しようとしています。
バイデン大統領は先日、ある演説において、「中国、パキスタン、ロシア、イランは、現在タリバンに対しどうすべきか理解しようと努力しているところだ」と語りました。
バイデン大統領が、アフガニスタン関連でイランをはじめとしたこれらの国々について誤解を招くようにふるまった理由には、以下のような注目すべき点があります:
第一の点は、タリバンとパキスタンとの関係を示す完全な情報があることから、バイデン大統領が、パキスタンと同時にイラン、中国、ロシアの3国の名を出すことで、自国へのISIやタリバンとの連携疑惑を晴らしつつ、イラン、中国、ロシアがタリバンの支援国であるかのように見せ、世論を誤った方向へ導こうと画策していることです。
第二の点は、アフガニスタンの現状が、20年にわたるアメリカやその同盟国の占領がもたらした結果であるということです。このためバイデン大統領は、他の国々に関して世論操作やでっちあげの主張をすることで、この事実を覆い隠し、世界的な追求を免れようとしているのです。
第三の点は、バイデン大統領が、アフガニスタンからの撤退で非難を浴びているために、新しい話題を作り出すことによりこれに関する圧力を軽減させ、同時に、イランをはじめとしたアフガニスタン国民の友好国や近隣諸国を、速やかなアフガン危機解決にあたって問題に直面させようとしていることです。
第四の点は、バイデン大統領が、アフガニスタンやタリバン関連でイランについて誤解を招くような情報を吹聴しようとしていることです。しかしながらイラン政府は、アフガニスタン情勢に関しては数か月も前から明確なアプローチを示しており、アフガニスタン各勢力間協議という方法を強調しながら、反対派メディアが展開する大規模な心理作戦にも負けず、危機を少ない損失で解決できるように全力を傾けてきたのです。
第五の点は、アフガニスタンの内戦を解決する方法は複雑であるというアメリカの見解とは逆に、イランが、アフガニスタンでの和平・安定の確立や団結を目的に、全ての民族・宗教の代表が参加する包括的政権発足という戦略を求めるものとして明確に掲げ、アフガニスタン国民の権利の実現を追求していることです。
したがって、バイデン大統領による先日のこの主張は、アメリカやその同盟国がアフガニスタンに押し付けてきた諸々の問題を隠蔽し、その責任を認める代わりに他者に押し付けようとする行為といえます。さらに、アフガニスタンを内戦に仕向けることで、この危機を長引かせて地域に波及させ、米政府の2022年外交基本政策に基づいたイラン、中国、ロシアの同時制御をも行おうというのが、その企みなのです。
9月 14, 2021 14:48 Asia/Tokyo
神奈川県鎌倉市の新型コロナウイルスのワクチンの集団接種で、ファイザー製のワクチンから異物が発見されました。
NHKが鎌倉市の発表として報じたところによりますと、異物が見つかったのは12日16時30分のことで、ファイザー製ワクチン(ロット番号FF5357)のバイアルを希釈後、3本目のシリンジに充填をする際に、1ミリほどの異物(白い浮遊物)の混入が判明しました。
これを受けて、鎌倉市は異物が見つかったシリンジは使用せず、ファイザー株式会社に異物の分析を依頼しています。
ただし、同一ロットの他のバイアルについては、目視で異物の混入がないことを確認した上、集団接種会場においてそのまま使用されているということです。
今回の件について鎌倉市は、「今のところ健康被害などの情報は出ていない」と発表しました。
日本ではこれに先立ち、モデルナ製のコロナウイルスのワクチンから異物が見つかる事態が発生し、ワクチンの異物混入問題が既にクローズアップされています。
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