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「メーガン妃は女王を嘲笑している」 王室作家が誕生日動画に指摘し論争へ発展

「メーガン妃は女王を嘲笑している」 王室作家が誕生日動画に指摘し論争へ発展

著者:森 昌利

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メーガン妃とエリザベス女王【写真:Getty Images】

 4日にめでたく40歳の誕生日を迎えたメーガン妃。王子と設立した財団「アーチウェル」の公式ウェブサイトではリリベットちゃん出産後初となる出演動画が公開され、自宅の豪華さも大きな話題になった。しかし、米国人俳優でコメディアンのメリッサ・マッカーシーと共演したこの動画について、王室作家が「エリザベス女王をバカにしている」と指摘。ちょっとした論争を呼んだようだ。

 ◇ ◇ ◇

 

「この動画はロイヤルファミリーについてどう考えているかを表している」

 現地時間4日に公開されたメーガン妃の動画は、コロナ禍で失職した女性の再就職を支援するプロジェクト「40×40」を告知するもの。米国人俳優でコメディアンのメリッサ・マッカーシーとビデオ通話をする設定で、明るいコメディタッチでまとめられている。

 だが、2017年にヘンリー王子の公式伝記本「Harry:Conversations with the Prince(ハリー:王子との会話)」を出版した王室作家アンジェラ・レヴィン氏は、これに異議を唱えたようだ。「メーガン(妃)と彼女の友人メリッサ・マッカーシーのビデオが、エリザベス女王を嘲笑っていると思う人は私以外にもいるでしょうか?」とツイッターで一般に問いかけたことに、英大衆紙「デイリー・メール」が注目している。

 同氏は「2人とも伝統的なカップとソーサーと持っていますが、これはメーガンが女王と初めて対面した後に自分のブログで使ったティーセットにそっくりです。メリッサは派手な帽子と手袋を着てからお茶をすするのですか?」と続けて、メーガン妃がこの動画でロイヤルファミリーを風刺したと主張した。

 ビデオでは、メリッサ・マッカーシーが優雅な帽子にドレスという“英国の貴族階級的な服装”で現れると、妃は少々困惑の表情を浮かべながら“まあいいでしょう”といった感じで「OK」と返している。マッカーシーの行動に困惑していることは分かるが、英王室をネタにしていることは間違いない。

 レヴィン氏はメーガン妃がこのビデオで王室を軽んじていると断じたようだ。さらに「この動画はメーガンがロイヤルファミリーについてどう考えているかを表しています。自分は欲しいものをすべて手にして、今では自分の方が上位に立ったという自信が見えます」と続けてツイートした。

 この主張に一部乗ったのは、同じく著名な王室作家で4月にフィリップ殿下の伝記「Prince Philip’s Century 1921-2021: The Extraordinary Life of the Duke of Edinburgh」を出版して話題を呼んだロバート・ジョブソン氏。「もしかしたらそうかもしれません。古めかしいイメージを使って、確かに英国をからかっています。予想通りです」と、レヴィン氏のツイートにリプライ(返信)した。

 他にも「ただ面白がっているだけではないか」などとそれ以上の意図はないとする意見や、他国の文化をジョークにして嘲笑うのは「愚かな行為」とする意見、はたまた窓の外でジャグリングをしていたヘンリー王子は「彼(のあまりうまくいっていない人生)をいい感じで要約している」とする鋭い感想などもあった。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)

 

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【写真】メーガン妃の最新動画 手にしたカップはエリザベス女王と初対面後に自分のブログで使ったものと酷似? 窓の外でジャグリングするヘンリー王子の姿も

 

 

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ヘンリー王子とメーガン妃なぜ沈黙 家族風刺の“残酷なアニメ”に抗議しない理由とは

著者:森 昌利

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ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】

 制作費500万ポンド(約7億8500万円)といわれる、英王室をモデルにした風刺アニメ「The Prince」。ロイヤルファミリーの面々を模したキャラクターが辛辣な表現で描かれているこのアニメについて、米国在住のヘンリー王子夫妻が抗議する気配はない。それに対し、著名な王室専門家が疑問の声を投げかけている。

 ◇ ◇ ◇

 

幼いジョージ王子の描き方が物議を醸しているが…

「もしもハリー(ヘンリー王子の愛称)とメーガン(妃)が本当にメンタルヘルスを心配するなら、なぜ(甥の)ジョージ王子に一生の傷を負わせる可能性のある残酷な米国のアニメに対して沈黙を守るのか」

 そんな衝撃的なタイトルが英大衆紙「デイリー・メール」の電子版に踊った。書き手は英大衆紙「ザ・サン」の元エグゼクティブ・エディターで、英王室記者として高い知名度を誇るダン・ウートン氏だ。

 この「残酷な米国のアニメ」とは、米HBO Maxが制作した新作アニメ「The Prince」のこと。英王室を風刺した作品はこれまでも存在するが、本作は主人公を「ジョージ王子」とした上にかなり特徴的なキャラクターとして描かれているため、まだ子どもである王子を標的にしたなどと物議を醸している。

 そこでウートン氏は、メディアの横暴や過剰な批判に猛反対し、メンタルヘルス問題に取り組んでいるはずのヘンリー王子夫妻が、配信開始から数日経っても沈黙を守っていることを疑問視した。

 王子夫妻の真意として挙げた第一の理由は、ヘンリー王子の“ご近所さん”で親交があるという英俳優オーランド・ブルームが「ハリー王子」の声を担当していること。友人が参加する作品には文句は言えないということだ。

 そして第二の理由は、この作品がジョージ王子をはじめ、ヘンリー王子夫妻がライバル視するウイリアム王子一家を標的にしていることだという。

 ウイリアム王子夫妻の子どもたちは3人とも登場しており、ジョージ王子以外にシャーロット王女とルイ王子も茶化されている。しかし、ヘンリー王子夫妻の子どもたち、アーチーくんとリリベットちゃんは一切登場しない。

 また、風刺アニメであることを考えれば、王室を“引退”したヘンリー王子とメーガン妃の方が絶好のネタになりそうではあるが、その登場シーンはごく一部。しかも、王子は少しばかり鈍感、メーガン妃は穏やかな野心家として描かれているのが印象的だ。

 同氏は、何よりも大切な子どもたちを標的にされたウイリアム王子夫妻が、怒りの矛先をヘンリー王子夫妻に向けるだろうと懸念している。そして「もし、ハリーとメーガンがこのような卑劣なシリーズに反対の声を上げないのであれば、二度とメディアを批判することはできないでしょう」と締めくくった。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)

 

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【動画】英王室風刺アニメ「The Prince」予告編 幼いジョージ王子がかなり特徴的なキャラクターとして描かれている

 

 

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ヘンリー王子とメーガン妃が”ハリウッドデビュー”? 授賞式出演に関係者躍起「需要ある」

著者:森 昌利

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ヘンリー王子とメーガン妃【写真:Getty Images】

 ヘンリー王子とメーガン妃のハリウッドデビューがついに実現するのだろうか。有力視されている舞台は9月19日に米ロサンゼルスで行われる予定のエミー賞授賞式。米テレビ界の最高峰を決める晴れの舞台に、ヘンリー王子夫妻が揃って出席するよう関係者が躍起になっていると情報筋が明かしている。

 ◇ ◇ ◇

 

プレゼンターとしての登場を画策する動きも 関係者が証言

 ヘンリー王子とメーガン妃が今年3月に出演し、王室批判と暴露で世界中に衝撃を与えた米民放CBS制作のインタビュー特番「Oprah with Meghan & Harry:A CBS Primetime Special」。同番組がエミー賞の「司会者によるノンフィクションのシリーズまたは特別番組部門」にノミネートされたことは先日報じられたが、来月行われる授賞式に2人が登場するかという部分に大きな注目が集まっている。

 英大衆紙「ザ・サン」が報じたところによると、エミー賞の幹部がヘンリー王子夫妻を授賞式に出席させようと熱望し、実現のため躍起になっているという。同紙はロサンゼルスのテレビ関係者によるコメントとして次のように伝えた。

「サセックス(ヘンリー王子夫妻)は、メグジット(王室引退)とカリフォルニアへの移住以来、初めてのレッドカーペット出演です。そのため、非常に需要があります。(インタビューの司会を務めた)オプラ(・ウィンフリー)はその夜に出席する予定なので、夫妻の登場に一役買うでしょう」

 つまりエミー賞の制作サイドは、プレゼンターとしてヘンリー王子とメーガン妃を登場させようと画策しているようだ。

 実現すれば話題沸騰。当初、エミー賞側はヘンリー王子夫妻の“授賞式司会”も考えたというが、世界を騒がせた当人である2人がオプラに賞を授与するだけでも大きな注目を集めることは必至だ。

 ちなみに、2人と巨額契約を結んでいるネットフリックスも、王子夫妻が米ショービズ界のビッグネームと並ぶことが大きなPRになると期待しているという。とはいえ、妃は6月に第2子リリベットちゃんを出産したばかりで育休中。公の場に姿を現すかどうかは不明だとも同紙は伝えている。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)

 

 

 

 

 

 

 

メーガン妃の40歳誕生日 ロイヤルファミリーの対応は? “大人な対応”が話題に

著者:森 昌利

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エリザベス女王とメーガン妃【写真:AP】

 8月4日に満40歳の誕生日を迎えたメーガン妃。財団「アーチウェル」の公式ウェブサイトでは、コロナ禍で失職した女性たちの再就職支援プロジェクトを発表する「スペシャルメッセージ」動画が公開された。一方、王室メンバーの誕生日にはSNSのお祝い投稿が恒例になっている英王室の対応にも注目が集まり、エリザベス女王をはじめ、王室メンバーの“大人な対応”が話題になっている。

 ◇ ◇ ◇

 

祝福メッセージには2年近く前までに撮影された写真が並んだ

 エリザベス女王とチャールズ皇太子夫妻、ウイリアム王子夫妻は現地時間4日、それぞれの公式SNSでメーガン妃40歳の誕生日を祝福した。

 英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、ロイヤルファミリー公式ツイッター(@RoyalFamily)は妃とのツーショットを投稿。結婚式直後の2018年6月、最初で最後となった2人きりでの公務時に撮影された一枚だ。添えられたメッセージは「サセックス公爵夫人(メーガン妃)が本日幸せな誕生日を迎えられるよう祈っています」だった。

 また皇太子とカミラ夫人の公式ツイッター(@ClarenceHouse)は2019年10月に撮影された妃の写真を。満面の笑みを浮かべるメーガン妃の写真には「サセックス公爵夫人が素敵な40歳の誕生日を迎えることを祈っています」とのメッセージが添えられていた。

 そしてウイリアム王子とキャサリン妃の公式ツイッター(@KensingtonRoyal)が選んだ一枚は、2018年10月のオーストラリア訪問時に花輪を首からかけてリラックスした微笑みを浮かべる妃の姿。「サセックス公爵夫人が素敵な40歳の誕生日を迎えることを祈っています!」とのメッセージを添えて祝意を示した。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)

 

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【写真】メーガン妃40歳の誕生日を祝福 エリザベス女王とチャールズ皇太子夫妻、ウイリアム王子夫妻の公式SNS 実際の投稿

 

 

 

 

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メーガン妃は政治家になるべきではない アンケートで英米両国の大多数が「NO」の結果に

著者:森 昌利

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メーガン妃【写真:Getty Images】

 8月4日に記念すべき40回目の誕生日を迎えたメーガン妃。40歳を迎え、今後はかねてから噂されていた政界進出を急速に進めるともみられている。ところが、そんな妃の野望の前には高い壁が立ちはだかっているようだ。何とアンケート調査の結果、回答した米国人の80%が妃の政治家転身に「NO」を突き付けた。

 ◇ ◇ ◇

 

民意は反対も風向きが変わる可能性が

 オンラインの投票プラットフォーム「OnePulse」は7月29日、英米両国の1000人を対象に「サセックス公爵夫人(メーガン妃)は米政界に進出すべきか?」との設問でアンケートを実施。英大衆紙「デイリー・エクスプレス」は、このアンケートに対する両国の反応を紹介している。

 同紙によると、米国では回答者の80%が「NO」を選択。妃の政治家転身に異を唱えた。対する英国では、75%がメーガン妃の米政界進出に反対。ヘンリー王子夫妻それぞれの母国で、妃の政治家転身に対する拒絶反応の大きさが浮き彫りとなった。

 しかしながら、王室作家のリチャード・フィッツウィリアムズ氏は、こうしたアンケート結果が出ても「バラク・オバマ元大統領をはじめとする民主党の重鎮が支持を表明すれば、状況が変わる可能性があります」と話し、ヘンリー王子夫妻と親交があるとされるオバマ氏の力で“風向きを変えることができる”とみている。

 また同氏は「メーガン(妃)は英国での人気凋落を気にしていないでしょう。彼女が焦点を絞っているのは米国とそこからの国際的な土壌です」と付け加え、“メグジット”で離脱した英国はすでに妃の眼中にないとの見解を示した。

 一方、元英政治家で「エクスプレス」紙のコラムニストとして活躍するアン・ウィッデコム氏は、米国の回答者8割が否定的な意見という結果に「少々驚いた」と発言。「英国では“愚痴ばかり”とうんざりされてしまったメーガンですが、米国では多少の同情を集めていたと思っていました」と語り、妃が希望しているとされる政界進出への反対票が多いことを“意外”とした。

 しかし「メーガンは自己中心すぎます。政治家になるべきではないと思います」とも述べ、元政治家の立場から妃の政治家としての資質にはダメ出しをした。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)

 

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【動画】メーガン妃とヘンリー王子 米大統領選への投票を呼びかけ波紋を呼んだビデオメッセージ 妃の政界進出にネガティブな印象を与えたか

 

 

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キャサリン妃は「神からの贈り物」 驚くべき経済効果に評価もそれを凌ぐ米国人セレブとは

著者:Hint-Pot編集部

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キャサリン妃【写真:AP】

 英国では、キャサリン妃やメーガン妃が身に着けたファッションアイテムは即完売してしまうことで有名。その現象は“ケイト(キャサリン妃)効果”、“メーガン効果”と呼ばれ、絶大な影響力を誇っている。そんな2人の影響力は世界的セレブたちと比較するといかほどなのだろうか。英大衆紙が2人の妃を含む10人のセレブリティたちが着用した“即完アイテム”と、完売までにかかった時間を分析し注目を集めている。

 ◇ ◇ ◇

 

2人の妃と8人のセレブを比較 “メーガン効果”ももちろん絶大

 公務やメディアへの露出が報じられる度に話題になる、キャサリン妃とメーガン妃のファッションアイテム。2人の影響力は絶大で、着用アイテムが飛ぶように売れることでおなじみだ。英大衆紙「ザ・サン」はこのほど、世界的セレブ8人とともにキャサリン妃とメーガン妃の“即完アイテム”を紹介。その経済効果を比較している。

 同紙によると、キャサリン妃がもたらした“ケイト効果”の中で特筆すべきアイテムは、結婚前に着用していたものだという。それは2010年にウイリアム王子との婚約発表で披露した、英ブランド「イッサ ロンドン」のラップドレスだ。このドレスは、何と5分で完売したと伝えている。

「サン」紙でファッションエディターを務めるクレミー・フィールドセンド氏は、キャサリン妃について「優しく思いやりがあると評判で、ロイヤルとしての地位もある」とブランドに与える影響力を評価。そして、そんな妃はブランドにとって「神からの贈り物」であると表現した。

 一方で、メーガン妃の“即完アイテム”となったのは、スコットランドの高級ブランド「ストラスベリー」のバッグだった。妃は2017年、ヘンリー王子とともに英ノッティンガムを訪問した際、ダークブラウンのミディトートバッグを披露。このバッグが完売までにかかった時間は、11分だったそうだ。

 フィールドセンド氏は同ブランドのバッグが好調な売れ行きを見せた理由を、メーガン妃の境遇にあると分析。「メーガン(妃)は人生を好転させた普通の女性です。彼女は、誰もが自分のやりたいことを達成できると証明しました」と述べ、王族でありながらも一般消費者との親和性が高いと評した。

 今回紹介された8人のセレブの中には唯一、キャサリン妃の驚くべき記録を抑えた者がいる。それは米タレントで実業家のキム・カーダシアンだ。発売前から大きな注目を集めていた、キムがプロデュースする補正下着ブランド「SKIMS(スキムス)」が販売した2020コレクションのシェイプウェアは、驚異の1分未満で完売したという。

 ちなみに同紙は、ボリス・ジョンソン英首相の妻キャリー夫人が結婚式で披露したウェディングドレスも紹介。ギリシャ人デザイナーのクリストス・コスタレロス氏によってデザインされたこのドレスは、24時間で完売となった。

(Hint-Pot編集部)

 

 

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セーラームーン、忍者、三猿まで 五輪新体操、海外の日本文化リスペクトに反響「嬉しくて泣ける」

セーラームーン、忍者、三猿まで 五輪新体操、海外の日本文化リスペクトに反響「嬉しくて泣ける」

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4日に行われた東京オリンピック、アーティスティックスイミングのデュエットの表彰式で、銅メダルを獲得したウクライナのペアを、ロシアオリンピック委員会と誤って紹介するミスがあり、大会組織委員会は5日「運営上のミスであり、お詫びしたい」と陳謝しました。

アーティスティックスイミングのデュエットは、4日決勝のフリールーティンが行われ、ロシアオリンピック委員会のペアが金メダルを獲得し、ウクライナのペアが銅メダルを獲得しました。

組織委員会によりますと、競技直後に行われた表彰式でウクライナのペアを紹介する際に「ロシアオリンピック委員会」とアナウンスするミスがあったということです。

表彰式ではフランス語、英語、日本語の順に3か国語でメダリストの国や地域がアナウンスされていましたが、フランス語での紹介でミスがあり、その場で謝罪と訂正が行われました。

ウクライナのペアは当初は戸惑ったような表情を浮かべていましたが、その後、正しくアナウンスされると笑顔で表彰台に上がりました。

ウクライナ側から抗議などは寄せられていないということですが、組織委員会は5日の記者会見で「運営上のミスであり、ウクライナチームにお詫びしたい」と陳謝しました。

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異例づくめの東京五輪が閉幕へ メダル最多の日本、「バブル」外で感染急増

国立競技場に灯された聖火

異例の無観客開催となった東京五輪は、猛暑の中で行われた17日間の熱戦が閉幕する。写真は国立競技場に灯された聖火。7月23日撮影(2021年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

異例の無観客開催となった東京五輪は8日、猛暑の中で行われた17日間の熱戦が閉幕する。開催国の日本に過去最多のメダルをもたらす一方、国内の新型コロナウイルス感染者数も過去最多を更新し続けた。1年の延期で選手が難しい調整を迫られる中、心の健康、さらには多様性、圧政といった社会的、政治的な問題に焦点を当てる大会にもなった。

「2つの世界」

世界のアスリートが戦いを繰り広げ、日本が過去最多56個のメダル(8月7日時点)を取る中、大会期間中のコロナ感染は専門家の警鐘どおり東京を中心に急拡大した。7月1日に1741人だった全国の1日の感染者は開幕前日の22日に5000人を突破、29日には1万人を超えた。開会式から8月6日までに計14万4012人の新規感染者が確認され、コロナ禍が始まってからの累計は100万人の大台に乗せた。

一方、外界と切り離された五輪の「バブル」内は感染が抑制された。当初は事前合宿で来日した選手団の間で陽性者が出るなどバブル内の感染が懸念されたが、陽性が確認された大会関係者は8月7日時点で計404人。国際オリンピック委員会(IOC)によると陽性率は0.02%(7月末時点)で、東京都の22.3%(8月6日時点)とは対照的だ。


今大会では新種目のスケートボードなどで若い選手が大活躍したが、最近のコロナ感染は10代や20代の若者の間で広がっている。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長はデルタ株の影響だけではないとし、「オリンピックをやることが人々の意識に与えた影響はあるのではないか」との考えを示している。

救急医として東京五輪の会場に派遣された医師の横堀将司さんは、ロイターの取材に「今、2つの異なる世界にいる」と語った。横堀さんが勤務する日本医科大学付属病院の高度救命救急センターは感染第5波の最前線に立ち、重症病床が満杯の状態にある。横堀さんはバブルの内と外を「天国と地獄のよう」と表現した。

心の健康や多様性も焦点に

多様性をテーマとして掲げた東京五輪には、ゲイやレズビアン、トランスジェンダーなど性的少数者(LGBTQ)を公表して参加する選手が過去最多の160人を超えた。

特に関心を集めたのが、トランスジェンダーの選手として初めて、生まれた性別とは別のカテゴリーで五輪に参加したローレル・ハバード(ニュージーランド)だ。

IOCは、一定の基準を満たせばハバードのような選手が女子競技で戦うことを認めている。一方で、元選手や女性の権利を提唱する人たちの間には、元男性だったハバードは身体的に有利で不公平との声もあり、意見を2分する争点となった。

ハバードはわずか10分で途中棄権となったが、「歴史的な出来事とされるべきでない」とし、「私たちが新しい、より理解の深まった世界に移っていくにつれ、私のような人たちもただの人間であるということを、皆理解し始めると思う」と話した。

 

 

政治的な問題も大会期間中に浮上した。ベラルーシ陸上女子のクリスチナ・チマノウスカヤが、コーチらに強制帰国させられそうになる事件が発生。チマノウスカヤはコーチらをソーシャルメディア上で批判した後に東京の羽田空港に連れて行かれたと主張し、亡命を求めた。ポーランドが彼女に人道的査証を発行した。

ベラルーシはルカシェンコ大統領が1994年から同国を厳しく支配。昨年夏の選挙で勝利後、不正があったとする市民が大規模な抗議デモを行ったが、これを暴力で弾圧した。選手が政府からの支援に依存する国としては珍しく、ベラルーシではアスリートも抗議に参加、複数が投獄されたり、代表チームから外されている。

 

選手は楽しめているか

女子体操の米国代表シモーン・バイルスが欠場したことにも、世界の目が注がれた。リオ五輪4冠のバイルスは、全米の期待を背負って来日したが、精神的な理由で団体総合決勝を途中棄権した。「あまり楽しめていない気がする」──。

米体操連盟やIOCは彼女の決断を支持。バイルスはその後調整を重ね、最終種目の個人平均台で復帰し銅メダルを獲得した。

「メンタルヘルスの問題に光を当てることは私にとって大きな意味がある。結局のところ私たちは人間であって、単に人を楽しませるモノではないということを人々は理解すべきだ」とバイルスは訴えた。

今大会では猛暑も問題となった。試合中に体調を崩す選手が続出。テニス男子シングルスに出場したダニル・メドベージェフ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)は試合中、「死んだら誰が責任を取るんだ」と審判に訴えた。

アスリートに最高のパフォーマンスを披露してもらうための場をいかに提供するか、公平な多様性をどう図るのか。政治の介入を防げるか、そしてコロナをどう克服するか、様々な課題が24年のパリ大会に引き継がれる。

(久保信博 編集:伊賀大記)

 

[ロイター]

 


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ウクライナの五輪水泳姉妹「妖精みたいなポーズ」に世界が歓喜!

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2021年08月07日 12時40分 JST

新体操で「セーラームーン」が話題。ウズベキスタンの「胸熱」プログラムに反響広がる【東京オリンピック】

セーラームーンを思わせる衣装と「ムーンライト伝説」の選曲に「神すぎる」と喜ぶ声が広がった。

 

東京オリンピック・新体操の団体総合予選が8月7日にあり、ウズベキスタンチームがアニメ「美少女戦士セーラームーン」をイメージした衣装と楽曲で演技を披露した。

Twitterでは「セーラームーン」がトレンド入りし、「胸熱すぎる」「選曲神すぎて応援したくなる」と歓喜の声が広がった。 

Jamie Squire via Getty Images
ウズベキスタンの演技
LIONEL BONAVENTURE via AFP via Getty Images
ウズベキスタンの演技

団体総合予選ボールの4番目に登場したウズベキスタンの5人は、セーラームーンのキャラクターの衣装をイメージしたレオタード姿で登場。アニメ主題歌の「ムーンライト伝説」の楽曲に合わせてプログラムを披露した。

 

アニメで主人公の「月野うさぎ」役を演じた声優の三石琴乃さんもTwitterでハートの絵文字で反応した。 

ウズベキスタンに続いて登場したイタリアは、着物を思わせる衣装で登場。楽曲も和風で、開催地の日本をイメージしたと見られる演出に「嬉しい」という声も広がった。

 

 

LIONEL BONAVENTURE via AFP via Getty Images
イタリアの演技

 

 

 

 

 

 

新体操 世界女王争い 驚愕の小顔揃い「マスクがブカブカ!」「顔ちっちゃ!」

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文在寅が「元凶」…五輪「メダル数“敗北”」のウラで韓国が「日本批判」しまくるウラ事情

文在寅が「元凶」…五輪「メダル数“敗北”」のウラで韓国が「日本批判」しまくるウラ事情

現代ビジネス

朝鮮日報が報じた「韓国と五輪」の変化

「ノーメダル」だから何…?

 

時代についていけない「韓国メディア」

古い報道

 

五輪批判で「うさを晴らす」韓国メディア

「刑務所のよう」…?

 

国際常識から外れている韓国

文在寅の「悪影響」

武藤 正敏(元駐韓国特命全権大使)

 

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ヘンリー王子とメーガン妃なぜ沈黙 家族風刺の“残酷なアニメ”に抗議しない理由とは

ヘンリー王子とメーガン妃なぜ沈黙 家族風刺の“残酷なアニメ”に抗議しない理由とは

著者:森 昌利

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ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】
ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】

 

 制作費500万ポンド(約7億8500万円)といわれる、英王室をモデルにした風刺アニメ「The Prince」。ロイヤルファミリーの面々を模したキャラクターが辛辣な表現で描かれているこのアニメについて、米国在住のヘンリー王子夫妻が抗議する気配はない。それに対し、著名な王室専門家が疑問の声を投げかけている。

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幼いジョージ王子の描き方が物議を醸しているが…

「もしもハリー(ヘンリー王子の愛称)とメーガン(妃)が本当にメンタルヘルスを心配するなら、なぜ(甥の)ジョージ王子に一生の傷を負わせる可能性のある残酷な米国のアニメに対して沈黙を守るのか」

 そんな衝撃的なタイトルが英大衆紙「デイリー・メール」の電子版に踊った。書き手は英大衆紙「ザ・サン」の元エグゼクティブ・エディターで、英王室記者として高い知名度を誇るダン・ウートン氏だ。

 この「残酷な米国のアニメ」とは、米HBO Maxが制作した新作アニメ「The Prince」のこと。英王室を風刺した作品はこれまでも存在するが、本作は主人公を「ジョージ王子」とした上にかなり特徴的なキャラクターとして描かれているため、まだ子どもである王子を標的にしたなどと物議を醸している。

 そこでウートン氏は、メディアの横暴や過剰な批判に猛反対し、メンタルヘルス問題に取り組んでいるはずのヘンリー王子夫妻が、配信開始から数日経っても沈黙を守っていることを疑問視した。

 王子夫妻の真意として挙げた第一の理由は、ヘンリー王子の“ご近所さん”で親交があるという英俳優オーランド・ブルームが「ハリー王子」の声を担当していること。友人が参加する作品には文句は言えないということだ。

 そして第二の理由は、この作品がジョージ王子をはじめ、ヘンリー王子夫妻がライバル視するウイリアム王子一家を標的にしていることだという。

 ウイリアム王子夫妻の子どもたちは3人とも登場しており、ジョージ王子以外にシャーロット王女とルイ王子も茶化されている。しかし、ヘンリー王子夫妻の子どもたち、アーチーくんとリリベットちゃんは一切登場しない。

 また、風刺アニメであることを考えれば、王室を“引退”したヘンリー王子とメーガン妃の方が絶好のネタになりそうではあるが、その登場シーンはごく一部。しかも、王子は少しばかり鈍感、メーガン妃は穏やかな野心家として描かれているのが印象的だ。

 同氏は、何よりも大切な子どもたちを標的にされたウイリアム王子夫妻が、怒りの矛先をヘンリー王子夫妻に向けるだろうと懸念している。そして「もし、ハリーとメーガンがこのような卑劣なシリーズに反対の声を上げないのであれば、二度とメディアを批判することはできないでしょう」と締めくくった。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)

 

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【動画】英王室風刺アニメ「The Prince」予告編 幼いジョージ王子がかなり特徴的なキャラクターとして描かれている

 

 

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メーガン妃は政治家になるべきではない アンケートで英米両国の大多数が「NO」の結果に

著者:森 昌利

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メーガン妃【写真:Getty Images】

 8月4日に記念すべき40回目の誕生日を迎えたメーガン妃。40歳を迎え、今後はかねてから噂されていた政界進出を急速に進めるともみられている。ところが、そんな妃の野望の前には高い壁が立ちはだかっているようだ。何とアンケート調査の結果、回答した米国人の80%が妃の政治家転身に「NO」を突き付けた。

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民意は反対も風向きが変わる可能性が

 オンラインの投票プラットフォーム「OnePulse」は7月29日、英米両国の1000人を対象に「サセックス公爵夫人(メーガン妃)は米政界に進出すべきか?」との設問でアンケートを実施。英大衆紙「デイリー・エクスプレス」は、このアンケートに対する両国の反応を紹介している。

 同紙によると、米国では回答者の80%が「NO」を選択。妃の政治家転身に異を唱えた。対する英国では、75%がメーガン妃の米政界進出に反対。ヘンリー王子夫妻それぞれの母国で、妃の政治家転身に対する拒絶反応の大きさが浮き彫りとなった。

 しかしながら、王室作家のリチャード・フィッツウィリアムズ氏は、こうしたアンケート結果が出ても「バラク・オバマ元大統領をはじめとする民主党の重鎮が支持を表明すれば、状況が変わる可能性があります」と話し、ヘンリー王子夫妻と親交があるとされるオバマ氏の力で“風向きを変えることができる”とみている。

 また同氏は「メーガン(妃)は英国での人気凋落を気にしていないでしょう。彼女が焦点を絞っているのは米国とそこからの国際的な土壌です」と付け加え、“メグジット”で離脱した英国はすでに妃の眼中にないとの見解を示した。

 一方、元英政治家で「エクスプレス」紙のコラムニストとして活躍するアン・ウィッデコム氏は、米国の回答者8割が否定的な意見という結果に「少々驚いた」と発言。「英国では“愚痴ばかり”とうんざりされてしまったメーガンですが、米国では多少の同情を集めていたと思っていました」と語り、妃が希望しているとされる政界進出への反対票が多いことを“意外”とした。

 しかし「メーガンは自己中心すぎます。政治家になるべきではないと思います」とも述べ、元政治家の立場から妃の政治家としての資質にはダメ出しをした。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)

 

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【動画】メーガン妃とヘンリー王子 米大統領選への投票を呼びかけ波紋を呼んだビデオメッセージ 妃の政界進出にネガティブな印象を与えたか

 

 

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メーガン妃 “王室引退”を決意した直後に発した意外な一言 暴露本著者が明かす

著者:森 昌利

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メーガン妃【写真:AP】

「他にも道はあったはず」 王室を離れるのは“苦渋の決断”だった

 世界をあっと驚かせたメーガン妃とヘンリー王子の“王室引退”。2018年5月19日に結婚式を挙げてからわずか1年8か月で王室を離れる決意をした夫妻だが、その直後にメーガン妃が発した言葉が話題になっている。11日に発売された夫妻の暴露本とも言える伝記「Finding Freedom(自由を探して)」の著者オミッド・スコビー氏によると「他にも道はあったはず」と話したという。英紙が伝えた。英メディアによる批判的な報道などによって、メーガン妃夫妻は“苦渋の決断”をしたのだろうか。

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 英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、同書の著者であるスコビー氏が、“王室引退”した直後のメーガン妃の言葉を明かした。

 それは「他にも道はあったはず」というもの。メーガン妃にとって王室の主要メンバーでなくなることは“苦渋の決断“だったという。

 英タブロイド紙による“ゴシップ攻勢”や、メーガン妃の王室内の孤立が深刻化したことによって“王室引退”を決意したとされる夫妻。しかし、今回のスコビー氏の発言には「残りたかったが、それができない状況に追い込まれた」というニュアンスが多分に含まれている。

 スコビー氏はまた「タブロイド紙の記事に書かれた2人のイメージと、友人や知人が語るメーガン妃とヘンリー王子の人間像には大きな隔たりがある」とも指摘。マスコミが報じてきた像と実際に温かみのある夫妻の人間性の間には、大きな違いがあると主張している。

 しかし、そこはメーガン妃の“私設応援団”とも呼ばれるジャーナリスト。世間の非難を集めているヘンリー王子、メーガン妃夫妻のダブルスタンダードについての言及はまったくない。

 環境保全を訴えながらプライベートジェットを多用したり、貧困撲滅を訴えながら金満極まりないベビーシャワーに出席したりした“問題行動”に関して一切触らずでは、今回の伝記も非公式ながら夫妻の一方的なPRと言われても仕方がないところである。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)

 

 

 

 

 

 

 

ヘンリー王子夫妻は私生活切り売りのループに 過剰なメディア露出の発端とは

著者:森 昌利

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ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】

 今年3月に放送されたインタビュー番組で数々の暴露を展開したヘンリー王子夫妻。さらに王子は単独で出演したポッドキャストやドキュメンタリーシリーズでも、家族とのプライベートな場面を批判の種として明かし、世界の話題をさらい続けた。メディア露出を続けた結果、物議を呼んでいる風刺アニメではキャラクターとして登場することに。英国では過剰とも言えるメディア露出を疑問視する声も多いが、ある専門家は2人に課せられた“宿命”だと指摘している。

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世界的企業2社との巨額契約に端を発していると専門家

 現地時間7月24日夜に英民放チャンネル5が放送したドキュメンタリー「Meghan at 40:The Climb to Power」。この番組に出演した王室コメンテーターのエミリー・アンドリュー氏が、ヘンリー王子夫妻の過剰なメディア露出について見解を披露し、話題になっている。

 英大衆紙「デイリー・ミラー」が掲載した記事によると、同氏は夫妻の過剰なメディア露出がネットフリックスやスポティファイとの巨額契約に端を発するものだと指摘。「(これらの巨額契約は)2人の“ロイヤル・ブランド”があってこそ。ですから今も王室時代のプライバシーを切り売りし、夫妻と王室の関係を定期的に世界にアピールし続けなければなりません」とその背景を推測した。

 確かに2人が王室との関わり、今もロイヤルであることを主張するには王室時代の話を明かすのが一番であるように思える。また最近は、非公式伝記「Finding Freedom(日本語版「自由を求めて ハリーとメーガン 新しいロイヤルファミリーを作る」扶桑社刊)」の加筆改訂版が8月31日に発売されることも発表され、話題になった。

 プライバシーの尊重を表明して“王室引退”したはずなのに、なぜここまでメディアに登場するのか? アンドリュー氏が指摘する通り、プライバシーを切り売りしなければならない2人の“宿命”なのだろうか。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)

 

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【動画】風刺アニメ「The Prince」の予告編 ジョージ王子が暴君に 天然キャラなヘンリー王子に対しメーガン妃は困り気味に描かれている

 

 

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ヘンリー王子とメーガン妃が”ハリウッドデビュー”? 授賞式出演に関係者躍起「需要ある」

著者:森 昌利

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ヘンリー王子とメーガン妃【写真:Getty Images】

 ヘンリー王子とメーガン妃のハリウッドデビューがついに実現するのだろうか。有力視されている舞台は9月19日に米ロサンゼルスで行われる予定のエミー賞授賞式。米テレビ界の最高峰を決める晴れの舞台に、ヘンリー王子夫妻が揃って出席するよう関係者が躍起になっていると情報筋が明かしている。

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プレゼンターとしての登場を画策する動きも 関係者が証言

 ヘンリー王子とメーガン妃が今年3月に出演し、王室批判と暴露で世界中に衝撃を与えた米民放CBS制作のインタビュー特番「Oprah with Meghan & Harry:A CBS Primetime Special」。同番組がエミー賞の「司会者によるノンフィクションのシリーズまたは特別番組部門」にノミネートされたことは先日報じられたが、来月行われる授賞式に2人が登場するかという部分に大きな注目が集まっている。

 英大衆紙「ザ・サン」が報じたところによると、エミー賞の幹部がヘンリー王子夫妻を授賞式に出席させようと熱望し、実現のため躍起になっているという。同紙はロサンゼルスのテレビ関係者によるコメントとして次のように伝えた。

「サセックス(ヘンリー王子夫妻)は、メグジット(王室引退)とカリフォルニアへの移住以来、初めてのレッドカーペット出演です。そのため、非常に需要があります。(インタビューの司会を務めた)オプラ(・ウィンフリー)はその夜に出席する予定なので、夫妻の登場に一役買うでしょう」

 つまりエミー賞の制作サイドは、プレゼンターとしてヘンリー王子とメーガン妃を登場させようと画策しているようだ。

 実現すれば話題沸騰。当初、エミー賞側はヘンリー王子夫妻の“授賞式司会”も考えたというが、世界を騒がせた当人である2人がオプラに賞を授与するだけでも大きな注目を集めることは必至だ。

 ちなみに、2人と巨額契約を結んでいるネットフリックスも、王子夫妻が米ショービズ界のビッグネームと並ぶことが大きなPRになると期待しているという。とはいえ、妃は6月に第2子リリベットちゃんを出産したばかりで育休中。公の場に姿を現すかどうかは不明だとも同紙は伝えている。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)

 

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【写真】ヘンリー王子とメーガン妃 暴露インタビューの反響は? 翌朝の英国各紙の一面

Composite image of the Metro and Mirror front pages

 

 

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