「本日も読書」

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裁判員裁判で忘れていたデメリット

2009年08月07日 | Weblog
いや、私は裁判員制度反対派なんですけどね。
その理由は何度か書いておりますよ。

だけど、ちょっとそんな反対派の私が思っても見なかった裁判員制度のデメリットが思い切り現れてまして。

つまりですね、初めての裁判員裁判ということもあったのですが、
「ただの一般人である裁判員が、ジャーナリストや評論家など偉い人たちに批判される」ということに全然気付かなかったのですw

いや、だってさあ、初日に質問が全然なかったら、某ジャーナリストさんが、テレビの前で「あそこは質問すべきだった」的なことを言うしさw

今度は裁判員制度に反対している人たちが「裁判員裁判はショーだった。裁判員はチェック機能として役割を果たしてない」とか言ってるしさw

裁判員やるのきついわ~
いろんな偉い人にいろいろ言われちゃうんだもん。

いや、まあ、なんか「よかった」「市民感覚が取り入れられた」とか言っている方もいますけどね。つーか多数ですけど、そのなかに「法律家にはない質問があってよかった」的な発言もあって、なにそれ、「質問はデフォルト」ですか、と。必須ですかと。

あれ、誰も最後まで質問しなかったとき、どういう対応になったのかなあ。
「疑問に思わなかったので質問しませんでした」ってのもありだと思うんですよね。「全然興味わかないし」とか。それで「お前は頭が悪い」だの「真剣味がない」だの「裁判員が資料のあれを見逃している」だの、っていわれるかもしれませんが、そんなのあって当然でしょう。普通の人なんだから。

俺、思ったんですけど、一般人って普通は質問しないんではないかと。
普通に考えてくださいよ。普段、俺、生活の中で「それはおかしい」とか「ん、さっきと言っていること違うよ」とか思ったとしても、そんなの口に出さずに流しますよ?「ま、いいか」的に。

そんな相手のミスを探して、見つけて、それを尋ねたり、調べたり、なんてことはメディアの人はするかもしれんけど、仕事上、必要でないかぎりしませんて。
そんなこといちいちしてたら人間関係悪くなりますもん。
(ってメディアの下っ端が言っていいのかいw)

まあ、世の中には、やたら相手のミスをねちっこく追及するキモイゴミカスもいますけど、まあ、そんなのブログでやれよ、口に出すなよ、まったくもう、本当思い出したからボコボコにしたくなってきた。余命わずかとかなったら、まずお前を見つけ出してボコボコに…

閑話休題。

いかん、興奮してしまったwwww
本題。

質問って疲れるんだよね。
頭の中でまとめてさ、しかも相手に気をつかってさ、言葉も選ぶし。そんでもって相手の返事がすんなりとは限らないじゃないですか。
口下手な被告だったらきついな。頭パニックになるし。

「もう質問、紙にまとめてくんね?、落ち着いて思い出して答えるから」とか、仕事でも思うことあるんですがね。裁判ではそうならんもんなあ。「あとで答えたいんですが」なんて言ったら「弁護士と相談して嘘つくつもりだね!」って思っちゃうしさ。

だけど、目の前の人の人生背負ってかますから、裁判員は。
質問しないとね。
もちろん、その質問にがんばって被告も答えないとね。だって裁判員の気分を害したら大変だぜw 裁判官ならまだプロ意識ある人も多いだろうから、被告があほな態度でもいろいろ考えてくれっかもしれんけど、裁判員に求められてるのは「普通」の感覚だから。「こいつ、むかつくわ~」と思われたら、終・わ・り・かもね~wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

うわっ、裁判員制度すげえ重くなった。

たぶん、これからも重大事件であ傍聴席も埋まって、裁判員の質問とかあーだこーだ言われるんだろうな。

ときどき俺、仕事でばかな質問しちゃったなあ、とか思う時あるんですが、そういうこと裁判員のときにやっちゃうと、やっぱり傍聴席にいる偉い人が「アホな質問しやがって」とかどっかに書いちゃうのでしょうねえ。

うわぁ、すごい重いわ。
市民感覚無理ですw

つーか、ね。
そういう風に言われるのが嫌で質問しない、ってこともあるかもね。
質問のない会議、あなたは経験ないですか?wwwwwww

ま、
裁判員制度のこれからしばらくは「実験」ですよね。
これでいいのか、よくないのか、みんなでお試し期間なんですよ。

これで無実の人が裁かれて有罪とかなったらすげえ悔いが残るでしょうねえ。
被告としては「俺、裁判官に裁かれたらちゃんと話をもっと聞いてもらえたかも」とか思っちゃうでしょうねえ。

なるべく早急に、かなりボケちゃった方とか実はかなりの酔っ払いとか、真剣な顔しているが、いつも妄想ばかり考えちゃうような人とか、あとすぐ眠くなっちゃう人とか、とにかく検察とか政府が嫌いなプロ市民の方とか、逆に超政府大好きな人とか、美人に弱くて被告が美人でどうしても助けたい!なんて方が裁判員になってほしいね。

そのとき裁判員裁判はどんな決断を下すのか!

見てみたいですねえ。
ぜったい被告にはなりたくないですが。

すべての人が真面目ではない、すべての人が真剣ではない、すべての人あ裁判員制度に賛成とは限らない、すべての人が協力的とは限らない、それが「普通」の人々の世界ですからね。

もちろん、僕たちはそんな裁判員制度をOKとしたのだけど。
そうですよね?この裁判員制度をつくったのは最終的には僕たちの選んだ与野党だったのだからwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

いや、すごいですよ、この裁判員法が成立したのは2004年5月21日なんだそうだが、衆議院全会一致ですってwwwwwwwwwwwwwwwwww

いやぁ、これに気付いた瞬間に俺、今度の選挙に票を入れる政党がないことになってしまいましたwwwwwwwwwwwwwwwwww

あ、政教分離の厳格な適用を求めておりますので、2004年に存在しなかった某団体は無視です。というか誰か批判しろよ、さすがに。あ、俺らメディアかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

笑ってる場合でないですね、はい。下っ端ですけど仕事します。

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