「本日も読書」

読書と映画の感想。ジャンル無関係、コミック多いけどたまに活字も。

21世紀を創造する生活文化産業

2005年06月22日 | ビジネス
株主総会の時期である。
株主総会と言えば「もの言う株主」である
M&Aコンサルティングの村上世彰氏に
注目が集まる。通称「村上ファンド」

ライブドアとフジテレビの問題で一般にも名を知られた
村上氏であるが、あの時テレビでの紹介の
仕方は「謎の人物」って感じだった(笑)

しかし実際にはビジネス関係者の間では
その前から知られた存在で、やはり
私のイメージは「もの言う株主」である。

まあ「謎」もわかるけどね。
笑っているようで、目は笑っていない人で
すもんねえ村上氏は。
しかも元通産官僚で大金を動かしていて
一般人にはよくわからん仕事だと、そりゃあ
「謎の人物」なるわな。

そんな村上氏が実は信州大学で講義をしていた
と言ったら驚く?今日はその本を紹介。

「21世紀を創造する生活文化産業」
編・信州大学経済学部・産業社会交流科目
運営委員会。平成14年。
税務経理協会

本書には村上氏のほか、信州大学の「産業特論」
で特別講義をされた人のものを
6つほどまとめられている。
最後のページに88年から2001年までの講師名が
載っていて、今では調子の良くない会社の方や
不祥事で大揺れの会社の方なんかも。

ともかく1999年に村上氏はこの講義で
「コンテンツ」について話している。
このときは既に、まだ通産省の官僚だけど
辞めることを表明していて、会社をつくることも
言っています。

それにしても私が高校生の頃に「村上さんはすげーな。
話を聞いておこう」って考えた信州大学
の方にはビックリです。
聞けた信州大生の方、羨ましいです。

気になる内容はコンテンツの中でも映画産業を
特に例にして話していますね。
シネコンの強さ、プロデューサーシステムの提言
や既存の映画産業の問題点・・・

今のシステムを壊したい、とハッキリ述べています。
さらに「踊る大捜査線」がヒットした理由とかも。
shall we ダンス?の話も出て、慌てて本を借りて
きましたよ。
全然村上氏のイメージと違うわ(失礼)

それぐらいマスコミだけの情報を見ていると
「村上氏=金」ってイメージしやすいんでしょうな。
村上氏本人と付き合いのある人はきっと違う感想を
持つんでしょう。
実は本も読み、映画も見ている人のようだ。
少なくとも一格言は持っていそうだ。

まあ私は「踊る大捜査線」面白いなあって思っちゃった
からなあ。村上氏はバッサリ切り捨ててますよ(笑)
それでも売れる理由を言ってきます。

考えてみりゃ「コンテンツ」を騒ぎ出したのはここ
1,2年くらいですか。
村上氏はもっと先を見ていたわけだ。

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1 コメント

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USEN無料番組 (秋山からす)
2005-07-01 20:30:05
テレビがつまらん番組ばかりだったので

USENがネットで流している無料番組を

見た。



これが私の好きなドキュメンタリーなんかもあって、

結構ハマル。今回はリアルビジネスの第一回が

復活していたので見た。

ゲストは、そう本書でも触れまくりの村上世彰氏である。



ちょうどフジ対ライブドアの問題が終わった頃の

収録みたいである。

最初はこの話をして、上場するっちゅーことはどないやねん。経営者はなんやねん、みたいな話をして

あ、そうそうやっぱり「謎」の雰囲気を醸し出しているのは作戦のようです(笑)



んでコンテンツビジネスの話になる。

それが今回の本を簡単にまとめた感じだったので

読むのがめんどくさい、と言う人は見るといいかも。



村上さんも最後に言っているように(笑)

このUSENの無料番組、メールアドレスの登録ぐらいで見れます。



私はADSLの8Mですけど、ほとんどストレスなく

見れるし、普通にCMもありますw

一時停止とかできるし、便利。



ま、USENのセールスじゃないんですけど

ドキュメンタリーが充実することを祈っているのである。簡単に見れて無料ってのがいいよねえ・・・
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