「本日も読書」

読書と映画の感想。ジャンル無関係、コミック多いけどたまに活字も。

ダイバーはパラオの海をめざす

2005年12月12日 | 釣り・お魚・動物関連
寒いです。もはや日本脱出しかありません。
いや、そんなことを考えてしまうほど
「南国に行きたい~!」と思います。

それにしてもこの本買ったときね、古本屋なん
ですけど。
メガネッ子でアニメ声の店員さんで「ほへー」
とこっちもアニメ的セリフで応えたくなりまし
たよ(なんでだ)

…ま、いい時代だ、と思いつつ
本を売る待ち時間中ふと目についたこの本。
立ち読みしたら面白くて、そのままお買い上げ~

「ダイバーはパラオの海をめざす」
太田耕輔
集英社
2000年

私、実はダイビングの免許を持っております。
講習を受ければ誰でも取れるようなもんですけど。

機材かついで潜るというのはあんまり好きには
なれなかったけど、それでも海の中にずーっと
留まれるのはものすごく楽しかった。
ハマルのわかる気がする。

さてこの本、普通のダイビング本とは全く違う。
いわばダイビングのガイドさんの面白おかしい日常を
描いている。
なにせ「ダイバー=ヘンタイ」と言い切って
いるところが楽しい。

難しい専門用語は無い。
むしろお客さんが尋ねる魚の名前を知らなくて
困惑している著者の姿があって、なんとも
クスクス笑ってしまうのだ。

美辞麗句が連なるダイビング本でもない。
擬音が飛び交い、写真は最初だけ。

なにしろ「第2章 ヘンタイでいこう!」
「第3章 ヘンタイ 海に挑む」
なんてタイトルつけてるんだから…
もっとも、タイトルのわりに下品でもない。
もっとフツー。
女性でも安心して読める。

ダイビングをしている人は「あ、ガイドさんって
こういうこと考えているんだ」というのが
わかっていろいろ思うこともあるかもしれん。

だけどね、こんな仕事は羨まし過ぎる。
夏だ、やっぱり夏が素晴らしい!
今年の夏は全然楽しんでいない!
ああ夏が待ち遠しい…

私ね、来夏は水中カメラもって海に行きたくなった。
というか、今から南のほうへ行きたくなった。
正直、正月は実家ではなく南の島にしようか、とすら
思う。

あ、だけど盗撮問題で人のいるところはアカンわなあ。
それにダイビングでなく素潜りでたくさん魚を撮るのも
大変だろうなあ。

登場するお魚の話は
ダイビングの王者「マンタ」からあまりにも小さい「ハゼ」
「エビ」、巨大な「クジラ」に「サメ」とバラエティに富む。

著者たちガイドは、まだ開拓されていない場所を求めて
海から淡水へ(笑)
まさかダイビングでウナギイヌみたいな魚を見ることになる
とは、おもろいなあ。

だけど、この本、あくまでそんな魚たちのせいで四苦八苦、
一喜一憂する人間、ダイバーが主役。

ダイビング以外でも海が好き、夏が好き、そんな人なら
楽しく読めますよ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿