犬、猫と飼い主、獣医さんの実話。
「パリの獣医さん」上・下
ミシェル・クラン
早川書房
読んでいて思ったことは獣医さんというより
動物観察、人間観察のうまさ、面白さが
出ている本だな、と。
まあ獣医さんは動物観察できなきゃダメだろうけど。
この本の帯にも書いてあったんだけど
「なんで妻になついて俺になつかないんだ?」
とそういうよくある話が、獣医さんにもある
というのが楽しかった。
この人の場合は奥さんにばかり犬も猫もなついてしまう。
私も実家の猫を見て思ったことは
1番なつくのが母で次が私、その次が弟1、父、弟2の
順番だったように思う。
一番下の弟の場合は互いに気にしてない(かといって仲が
悪いわけでもない)から、不思議。
まあ、人間だって付き合いやすい人、付き合いにくい人は
それぞれ個人の心の中であるわけだけど、
世の中にはなぜか、動物を引き寄せる人がいる。
それはなんででしょーね?
という話が多分基本としてあって、この話には様々な
犬、猫が出てくるわけである。
盲導犬やさる王族のペットも登場するが、
人間もまた多彩。
地下に住み着く野良猫を救うため、危険な不良たちに
立ち向かう婦人や、恐らく飼い犬を殺した少年のために
あえてまた犬を飼うという話…
ただの獣医さんと思うなかれ。
彼らは動物と共に人間の心も見ているのだ。
だけど、そこまで分析していても著者は
奥さんに動物たちをとられてしまうのである。
ま、それぐらい動物の心は難しいんですな。
人間も含めて、ね。
「パリの獣医さん」上・下
ミシェル・クラン
早川書房
読んでいて思ったことは獣医さんというより
動物観察、人間観察のうまさ、面白さが
出ている本だな、と。
まあ獣医さんは動物観察できなきゃダメだろうけど。
この本の帯にも書いてあったんだけど
「なんで妻になついて俺になつかないんだ?」
とそういうよくある話が、獣医さんにもある
というのが楽しかった。
この人の場合は奥さんにばかり犬も猫もなついてしまう。
私も実家の猫を見て思ったことは
1番なつくのが母で次が私、その次が弟1、父、弟2の
順番だったように思う。
一番下の弟の場合は互いに気にしてない(かといって仲が
悪いわけでもない)から、不思議。
まあ、人間だって付き合いやすい人、付き合いにくい人は
それぞれ個人の心の中であるわけだけど、
世の中にはなぜか、動物を引き寄せる人がいる。
それはなんででしょーね?
という話が多分基本としてあって、この話には様々な
犬、猫が出てくるわけである。
盲導犬やさる王族のペットも登場するが、
人間もまた多彩。
地下に住み着く野良猫を救うため、危険な不良たちに
立ち向かう婦人や、恐らく飼い犬を殺した少年のために
あえてまた犬を飼うという話…
ただの獣医さんと思うなかれ。
彼らは動物と共に人間の心も見ているのだ。
だけど、そこまで分析していても著者は
奥さんに動物たちをとられてしまうのである。
ま、それぐらい動物の心は難しいんですな。
人間も含めて、ね。
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