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携帯電話と軍事技術(その3)

2008-01-28 12:41:30 | Weblog
友達と携帯電話で会話をしながら、歩いていても、トンネルとかビルの深い地下に入らない限り普通は相手の携帯電話との接続は切れません。多分、一度くらいはCDMAという言葉を聞いた事があると思いますが、正式にはCDMA(Code Division Multiple Access / 符号分割多元接続)で、もともとは軍事技術として開発された無線アクセス技術で、人が移動していても会話が途切れないような仕組みを作り出しているものなのです。

この軍事技術を米国のクアルコム社が携帯電話向けに使えるように改良したわけです。CDMAは、同一の周波数帯域内で2つ以上の複数の通信(多元接続)が行えるので、携帯電話と近くの地上局が接続されて、友人と会話をしている人が、歩いて移動を始めると、最初の地上局から離れていき、段々電波が弱くなってきます。そうすると次の地上局がまた近ずいてきて電波が強くなった瞬間に、次の地上局に自動的に接続し、シームレス(継ぎ目なし)の会話が出来るというしくみなのです。

最近ではCDMA2000という規格が採用されています。携帯電話の移動速度によってデータ伝送の速度を変えています。車に乗って携帯を利用するような高速移動時は伝送速度が144kbpsと低く、ゆっくりした歩行のような低速移動時は384kbps、立ち止まって会話をする静止時は2Mbpsと高速移動時の10倍以上の速度でデータを送るわけです。

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