今夜も一杯 ! ヒロシのブログ

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オリンピックと営業

2010-02-17 05:52:45 | Weblog
昨日のスピードスケート男子500メートルで、長島選手と加藤選手がそれぞれ銀メダルと銅メダルを獲得した。個人的に期待していた女子モ-グルの上村愛子選手が4位でメダルが取れなかったので、日本人初のメダル獲得は嬉しい。これで他の競技の日本人選手にも良い影響が出てくれれば幸いである。

スポ-ツとは異なるが、企業で営業活動を行う場合、1人(または1社)の買い手に対して何社もの競合相手と競争することになる。受注できるのは1社である。言い替えれば、受注すれば金メダルであり、銀メダルや銅メダルもない。その他は敗者である。そう先輩に教えられてきた。

営業は残酷な仕事である。勝たなければならないプレッシャ-が継続する。野球のペナントレ-スのように負けを計算することは許されない。常に全戦全勝しなければ許されない職業である。勝てば、もっと勝てという嬉しくない応援団が増えてくる。常に勝たない限り、優秀な営業ではないと云われ、周囲の冷ややかな視線を浴びる時もある。

社会人としての半分を営業で費やしたが営業は面白い。勝つ為のありとあらゆる方策を常に考え、即行動しないと良い結果は決して出ない。もし、100人の営業マンがいてアンケ-トを取ったとしても、自分が営業に向いていると思う人はおそらく1割もいないと思う。営業ノルマ<販売目標値)が常にあり、それをクリアしても次々と高いノルマが課せられる。
売れたと喜んでいると、商品の品質に問題があるとクレ-ムになる。今度は営業として客から怒られる番である。高ければ高い商品程、客の怒りは凄いものである。24時間、場所を問わずいつ問題が発生するかも知れない。発生した時点で営業は客先に出向かなければならない。更に、売った商品の代金を回収中に、相手が倒産して回収出来ないという事も当然発生する。そうなると、再び営業責任というものが問われる。倒産しそうな会社に商品を売るのは営業ではないという事も言われる。そういうリスクとの戦いに向き、不向きの人がいるのも営業の面白みである。

営業は10年経験してみてやっと一人前だと思う。3~4年程度の営業経験では、営業の役割や取るべき行動が断片的にしか理解できていない。つまり営業経験者というには短すぎる時間であるというのが自分の考えである。