今夜も一杯 ! ヒロシのブログ

電子書籍で「新サラリ-マンの法則」 「笑いの宝庫」を出版しました。

リ-マンブラザ-ズ倒産(その2)

2008-09-17 06:59:49 | 経済
ニュ-スでリ-マンの負債額が発表された。昨日のブログで軽く1兆円は超えると予想で書いたが、フタを開けてみれば64兆円と米国史上最大の倒産だった。米国の国防予算が44兆円だから、その被害の大きさが分かると思う。

記憶にある限り、米国史上最大の倒産といえば、10兆円近くの負債額だったエンロン事件がある。これ以上の倒産はありえないとおもっていたが、リ-マンはこの金額を軽くオーバーしている。リーマンの日本法人も3兆円の負債で倒産(こちらは民事再生法の適用を申請)。

日本の金融会社も合計で1700億円もリ-マンに投融資していたが、かなりの金額が紙屑となってしまった。被害を受けた銀行は以下の通りである。

  あおぞら銀行 486億円。みずほ400億円、新生銀行242億円、三菱UFJ194億円、三井住友185億円。

今は銀行の問題だが、身近な問題として顕在化するのは今からである。また、もう1つのAIG問題だが日本時間の明日中に4兆円の資金調達が出来なければ、倒産へと追い込まれる。米国政府が救うのか見捨てるのか、もしAIGも倒産となれば更に市場は混乱する。救ったとしても史上の混乱が落ち着くわけではない。

日本の金融関係が貸し渋りをしていたために外資系の資金に頼ってきたIT産業と不動産関係は一気に資金調達が苦しくなるのは容易に想像できる。日本経済がこれからどうなるのか、一歩先を読む力は、情報を集めるだけではダメである。創造力を働かすことが大事である。