栗田工務店 スタッフ ここだけの話

快適な空間づくりをめざす―(株)栗田工務店 この空間では,『歩き遍路日記』『介護日記』『etc・・・な話』を展開します♪

介護日記 はじまり ~手術~

2009-07-18 11:25:53 | 社長の介護日記
社長の介護日記 シリーズ2 ~ 手術 ~


 頭に白いキャップを被せられ、ニコニコ笑いながら片手を挙げてバイバイをする。手術の当日、心配したほどの事もなく、彼女は一寸診察を受けに行くといった感じで看護士さんにキャリーで押されて行く。「手術はあっと云う間。麻酔で全然痛くないよ。」と無責任にも云い続けたイメージトレーニング戦術が利いたのかしら・・・。手術室の前で見送る私たち夫婦の前に、「なかなかお話する機会が無くて。私が麻酔を担当する○○です」と挨拶をされる。そして、彼女の病歴や体質について尋ねられ、「何分高齢ですので私たちも万全を期しますが、糖尿病もあり、心臓もお悪い。手術の途中、何か不測の事態が起こっても、ここでは高度な治療が難しいのです。」

 最近何かと医療事故に伴う訴訟がニュースでよく耳にする命を預ける医者との信頼関係が稀薄になってしまっているのか、いや医療だけでなくて、教育や私たちの身の回りでも、相手のミスを執拗に追求するきらいがある。全てが悪いという訳ではないけれど、日本人が持っていた寛容の精神、惻隠の情などといった鷹揚が失われて、どっかの先進国の様なドライな社会になりつつあるのだろうか。そんな世情を反映しての予防線なのか。

 それにしてもうちのおばぁちゃんは手術室の中。入口のランプは赤く点燈している。今更そんな事云われても・・・。

 然しまぁ、お医者さんも意図してミスをする訳ではないし、何かがあってもそれは天命。「お任せします。宜しくお願いします。」そう云って、ブルーの手術着の少し体格のいい後ろ姿が手術室に消えるのを見送った。

 さぁ、いよいよ手術・・・。
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歩き遍路を終えて その2

2009-07-16 15:48:07 | 相談役の遍路日記
会長の遍路日記  栗田孝和 昭和17年7月生
歩き遍路を終えて その2 ~身なり装備~


 熟田津(にぎたず)山岳倶楽部の一員として、月いち程度四国の山々を歩行して10年以上になるので、山の装備を参考に身なりを整えました。

 パジャマ1組、靴下3組、パンツ3、半袖下着3、長袖下着1、上衣(厚手)1、上衣(薄手)2、替ズポン1、V首セーター(防寒)1、雨カッパ(ゴアテックス)1組、帽子2、靴スニーカー1、キャラバンシューズ1、常備薬(血圧の薬50日分、正露丸、風邪薬など)、洗顔用具1セット、ケガ用薬(カットバン、テープ、赤チン等)、その他(サロンパス他)。

 総重量8~10kg程度でした。35ℓザック使用。出発が3月中旬だったので、寒さ対策として長袖セーター、厚手の下着が必要でしたが途中で送り返しました。

 遍路の命は『靴』です。当初、出発時はスニーカーのエア・マックスでした。かかとにエアーが入っているナイキのシューズ・・・新品で出発したのが間違いでした。歩行はじめてから、5時間くらいは快適でしたが、長く続けて歩くと着地の時の微妙な《ゆれ》が左足くるぶしを痛め、捻挫のような状態になり痛みがひどく歩行困難になりました。

 翌日から持参していた、キャラバンシューズ(くるぶしを囲む立上りがないもの)で通しました。
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介護日記 はじまり ~決断~

2009-07-14 17:14:26 | 社長の介護日記
ここでは、社長(寺川 勲雄)の介護日記を掲載していきます。

現在進行中の介護です。はじまりは2007年ですが、シリーズ3までは当初のものを掲載しようと思います。その後、近年のものより順次載せてまいります。この介護日記は、みのりホームの「ティータイム通信」にて掲載し続けているものですが、ぜひこちらでも紹介したく、掲載の運びとなりました。


社長の介護日記 シリーズ1  ~ 決断 ~

 入院して3週間程して検査と体調の安定した頃、主治医との面談。「おばぁちゃんは高齢ではありますが、検査の結果では手術は問題無いようです」との事。過去にはもっと高齢の人の手術もしたと云われる。手術を希望するなら来週でも可能で、本人ともよく相談して決めてくださいとの事。

 手術に耐え得る体力があるなら手術をと、入院前から決めてはいたものの、いざ最終決断となると悩むものがある。「あとどのくらいの人生かわからぬが、たとえ数年でも、痛い痛いと言い乍ら過ごす人生もたまらんだろう。それに痛みから解放されて自分で色々動くことが出来れば、痴呆の進行も抑えられるのでは」そんな想いで夫婦で出した結論である。
 
 本人は「私しゃあこの年で痛い思いをするなんてイヤヨ」と云う。「おばぁちゃん、ほんでもねぇ、イタイイタイ云いもって毎日過ごすのも辛いやろう。手術の時は全身麻酔やから何んも痛いのは感じんよ。それに手術の時間も2時間位やと。早よう動けるようになって、畑や庭の草引きせんといかんやろ?」と云うと、「うん、早よう草を引かにゃあいかん」と、あまり強い抵抗は無い。

 手術の日まで面会の折々に、「手術なんか簡単なもんであっと云う間よ」などと云うが、本人の手術に対するイメージチェンジの為で、何の根拠も無い。捉え様によっては全く無責任な言葉を続けた。
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整体に行ってきました

2009-07-13 17:21:49 | スタッフここだけの話
こんにちは、営業の粟野です

先日の土曜日に整体に行ってきました。
そこへは約10年振りに行く場所です。久万の奥の奥にあるため、実は一週前の日曜日に場所の下見を済ませていました。ハッキリ場所を覚えてるか心配での下見だったのですが。。。。。迷いました。一時間近くウロウロ^^;

最後には派出所で地図を見せてもらって、やっとたどり着いたありさまで・・・
何はともあれ、日曜には予約時間通りに着きました。今回は友人と二人で行ってきました。(ここだけの話ですが、エロい施術師なので決してひとりでは行かない方がいいのです)

でも、腕はあります。10年前、腰を悪くした私は普通の生活が出来なくなり、病院でも治らなく、困り果てた末に行った整体だったのです。
施術してもらう前は、うつ伏せ寝をしたら腰が攣るように痛く、まして背中を反らすなんて事とんでもないことでしたが、施術後にはなんと、身体をそらす『ブリッジ』まで出来るようになったのです。

今回、私はあまり悪くなかったので、10年前ほどは効果がハッキリ出なかったのですが、一緒に行った友人は、施術前には正座が出来なかったのが、施術後には多少まだ痛いものの正座が出来るようになったと喜んでいました。あと、腕が痛かったのも、全て解消されたとの事です。

こういったものは、施術内容によってその人に相う相わないがあるので、自分にあったのを見つけるのは難しいですよね。ちなみに、カイロプラクティックにも通っています。
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歩き遍路を終えて その1

2009-07-06 17:13:05 | 相談役の遍路日記
会長の遍路日記  栗田孝和 昭和17年7月生

       

歩き遍路を終えて その1  ~ 動機 ~


4月30日に結願(けちがん)を石手寺で達成し早2ヶ月が過ぎました。3月16日に太山寺を発願(ほつがん)の寺と決め、延べ45日間で歩き終えました。途中4月2日に一度所要にて帰宅、3日間滞在し再度出発してからの旅でした。



動機としては、各人それぞれ多様ですが、私の場合は会社経営の区切りというのが最大の理由です。以前から区切りがついたら気持ちの整理をつけるため歩いてみようと決めていました。それともうひとつの大きな念願は、生活習慣病でいわゆる肥満改善という目標もありました。出発時にはおそらく68~69㎏あり、今までの最重量であったと思われます。



旅の途中では遺影を持ったり、供養のためという人もおられましたが、私が出会った多くの人たちの中で悲壮感漂っている人は稀なような気がします。周到な計画を立てずに、見切り発車し、歩きながら考えてという軽いノリで出発。昼食時に今夜の宿を予約するという、今考えるとこんなことでよく出発したなぁ~と我ながら呆れています。早く仕事から解放されたい一心であったことがうかがえます。
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