建築業の今昔④（技能継承）

建築業で今最も技能継承を急がなければならないと思う職種は、大工と左官ではないでしょうか。
昔に比べれば、この二職種とも高齢化が進み若い職人の姿をあまり見かけることがありません。

何故でしょうか？
昔に比べ今は、機械の進歩が著しく何年も苦労を重ね高い技能を習得する必要がないのと、必要が
有ってもそれを生かす場所が少なくなっているのではないでしょうか？

しかし、それでは技能が途絶えてしまい 、しいては日本建築文化が途絶えてしまいます。
現在は機械化により、早く低コストで出来る方向で業界が動いています。その流れは止めようが有りません。
只、基本的な技能を習得しての機械化は良いと思うのですが、基本技能を知らずに機械化はどうでしょう？

今後の課題として、「正しい技能をどう継承していくか」という事を真剣に考えていくべきだと思います。