なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

ゲッベルスと私

2019年05月12日 23時59分42秒 | 本・雑誌

ゲッベルスと私  ナチ宣伝相秘書の独白」( 原題:Ein deutsches Leben )ブルンヒルデ・ポムゼル、ト-レ・D.ハンゼン/ドイツ 2018/6 読了 ☆☆☆☆☆

戦争と破壊、大量虐殺のヒトラーの時代から73年が経過した今、アメリカ、ドイツ、オーストリアを始め世界各地でポピュリズム、排外主義の動きが不穏な高まりを見せている。人権と民主主義を軽んじる政治的指導者が名乗り上げるなかで、あらためてヒトラーの忌まわしい独裁がいかなる人びとに支えられていたのか現代との比較のうえでおおいに考えさせられる。

結婚も子供を産んだなこともない彼女は、2013年の103歳の時の独白による映画撮影後、2017年106歳で亡くなる二か月前に、スタッフに語ったユダヤ人の恋人との別れの記述があるが彼女の人生を理解するためには知らなければならない切ないエピソードが加えられていた。


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