猫小説 2017年03月06日 23時59分14秒 | 本・雑誌 ・「ねこのおうち」柳美里 2016/6 読了 ☆☆☆☆ 初話に出てくるネコと暮らす独居老人が、ラストで再び登場して子ネコとの平安な暮らしの描写がいい。20年前に好んで読んだこの作家がこういう思いやりのある小説を書いていた。 ・「原節子の真実」石井妙子 2016/3 読む その存在感と去り際、そして長き沈黙ゆえに、彼女の生涯は数多の神話に覆われてきた。真偽の定まらぬままに――埋もれた肉声を丹念に掘り起こし、ドイツや九州に痕跡を辿って浮かび上がったのは、若くして背負った「国民的女優」の名に激しく葛藤する姿だった。伝説を生きた女優の真実を鮮やかに甦らせた、決定版の本格評伝。(出版社) « トップ14第19節 | トップ | 寒気 »
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