「珍島巡礼」2013/6 読了 ☆☆☆
ニッポンの“秘境”がここにはある!
島国といわれる日本。中でも離島の数は全国に1000以上も存在し、独特な文化をはぐくんでいるところも少なくない。本書はその中でも、とくに面白い特徴を持つ島をめぐるガイドブック。船で25時間半かかる島や全体が石油備蓄基地の島、一人相撲という伝統行事がある島、謎のレオタード漁? がある島など、70ヶ所以上の島をテーマ別に大紹介。(出版社)
「手の中の天秤」 桂望実 2013/7 読了 ☆☆☆☆
刑務所に送るか送らないかを決めるのは、遺族。
裁判で執行猶予がついた判決が出たときに、被害者や遺族が望めば、加害者の反省具合をチェックし、刑務所に入れるかどうかを決定できる制度「執行猶予被害者・遺族預かり制度」が始まって38年がたっていた。30年前、その制度の担当係官だった経験があり、今は大学の講師として教壇に立つ井川。彼は、「チャラン」と呼ばれるいい加減な上司とともに、野球部の練習中に息子を亡くし、コーチを訴えた家族、夫の自殺の手助けをした男を憎む妻など、遺族たちと接していた当時のことを思い出していた。
加害者を刑務所に送る権利を手に入れた時、遺族や被害者はある程度救われるのか。逆に加害者は、「本当の反省」をすることができるのか。架空の司法制度という大胆な設定のもとで、人を憎むこと、許すこととは何かを丹念な筆致で描いていく、感動の長編小説。(出版社)
どんなに苦しくても、哀しくても、人には生きる力が必ず潜んでいることの凄さを語りかける
ニッポンの“秘境”がここにはある!
島国といわれる日本。中でも離島の数は全国に1000以上も存在し、独特な文化をはぐくんでいるところも少なくない。本書はその中でも、とくに面白い特徴を持つ島をめぐるガイドブック。船で25時間半かかる島や全体が石油備蓄基地の島、一人相撲という伝統行事がある島、謎のレオタード漁? がある島など、70ヶ所以上の島をテーマ別に大紹介。(出版社)
「手の中の天秤」 桂望実 2013/7 読了 ☆☆☆☆
刑務所に送るか送らないかを決めるのは、遺族。
裁判で執行猶予がついた判決が出たときに、被害者や遺族が望めば、加害者の反省具合をチェックし、刑務所に入れるかどうかを決定できる制度「執行猶予被害者・遺族預かり制度」が始まって38年がたっていた。30年前、その制度の担当係官だった経験があり、今は大学の講師として教壇に立つ井川。彼は、「チャラン」と呼ばれるいい加減な上司とともに、野球部の練習中に息子を亡くし、コーチを訴えた家族、夫の自殺の手助けをした男を憎む妻など、遺族たちと接していた当時のことを思い出していた。
加害者を刑務所に送る権利を手に入れた時、遺族や被害者はある程度救われるのか。逆に加害者は、「本当の反省」をすることができるのか。架空の司法制度という大胆な設定のもとで、人を憎むこと、許すこととは何かを丹念な筆致で描いていく、感動の長編小説。(出版社)
どんなに苦しくても、哀しくても、人には生きる力が必ず潜んでいることの凄さを語りかける