なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

戦争・論理・芸術

2009年03月25日 23時59分59秒 | 本・雑誌
「戦場の画家」(原題:EL PINTOR DE BATALLAS))アルトゥーロ・ペレス・レベレス/スペイン  2009/2 読了 ☆☆☆☆☆
戦争記者として21年間世界の紛争地を駆け巡り現場で無数の死を見、多くの友人や同僚を失った背景を持つ作者の肉声の衝撃が伝わりすごい本だった。結末も問いを投げかけてくる。
ピカソは戦争をみてゲルニカを描いていないがゴヤは戦争を見たとコメントしているなど引用される芸術家たちは美術に詳しくない人間でも西洋美術史の流れが概観できるほど。

「灰塵の暦 満州国演義5」船戸与一 2009/1 読む
「見たんですよ、この世の地獄を」日支全面戦争に突入! 戦火は上海、そして南京へ――。
満州事変から六年。理想を捨てた太郎は満州国国務院で地位を固め、皇国に忠誠を誓う三郎は待望の長男を得、記者となった四郎は初の戦場取材に臨む。そして、特務機関の下で働く次郎を悲劇が襲った――四兄弟が人生の岐路に立つとき、満州国の運命を大きく動かす事件が起こる。「南京大虐殺」の全容を描く最新刊。(出版社)

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