なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

雑誌

2006年02月21日 21時15分54秒 | 本・雑誌
・「キネマ旬砲」 鷺沢 萠 2002/03 読了 ☆☆☆
 鷺沢氏がタメ口で若い編集者とかけあいでおもしろおかしくスターを論評していた。彼女は、映画をみて感情移しやすいのかよく泣く人だと知る。自分もそのケがあるが。
 
・「沖で待つ」絲山秋子(公式サイトのタイトル Like a Bitchには恐れ入った) 文藝春秋3月号より(単行本は2/24発売) 読了 ☆☆☆
「おまえさ、秘密ある?」住宅設備機器メーカーに入社して福岡支社に配属された同期の太っちゃんと女性総合職の私。深い信頼と友情が育っていく。そして太っちゃんの死。太っちゃんとの約束を果たすべく彼の部屋にしのびこむ。選考委員会で高い評価を得た第134回芥川賞受賞作。(出版社 / 著者からの内容紹介より)

先に死んだ方が相手のパソコンのHDDを破壊する約束をする。福岡の国体道路、大博通り、キャナルシティ、天神コアや、水炊き、もつ鍋、高菜ライス、ラーメンの替え玉、伊万里、今宿、宗像の鐘崎などなつかしい場所や食べ物が登場するのにはしんみり。
「俺は沖で待つ 小さな船でおまえが  やってくるのを
 俺は大船だ なにも怖くないぞ」(本分より)
選考委員の寸評も掲載されていたが誰もが高い評価ではなかったぞ。石原慎太郎なんか候補作は全部ものたらないように言ってたが。
絲山秋子氏の単行本は最近でた「ニート」以外は全部読んでいるが、どの作品も描く人物像が憎めない。

文藝春秋3月号の中で今「国家の品格」がベストセラーになっている著者、藤原正雄の①”愚かなり、市場原理信奉者 一割の勝ち組と九割の負け組。これでいいのか”と友納尚子の②”「皇室不適応宣言/離婚説」の全真相雅子妃 その悲痛なる決意 バッシング記事を目にした雅子妃は倒れられた。”の記事が、なかなか興味ぶかかった。

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