なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

2010Best Fact Crime

2010年09月27日 23時59分46秒 | 本・雑誌
「コロンバイン銃乱射事件の真実」(原題:COLUMBINE)デイヴ・カリン/アメリカ 2010/7 読了 ☆☆☆☆☆
誤った目撃証言、噂、捜査当局の隠ぺい体質がメディアの憶測を招き、人々が憶測にもとづくまちがった情報をうけいれ事件後に起こる一連の騒動は(なかには宗教運動へと発展する)想像を絶する。
遺族、負傷者やその家族、犯人の両親、学校の関係者などが、事件でうけた心の傷の後遺症や訴訟合戦などで精神的に苦しめられるが、再生へむけて立ち上がっていく姿は心をうつ。
犯人が亡くなっているため、犯行動機は不明だが、犯人たちの日記、ビデオテープ、関係者証言、事件前の犯人の行動様式から犯人たちの心理を分析していくFBI捜査官や著者の視点は説得力がある。
いずれにしても一年前から計画していたサイコパスと考えられる犯人の一人の行動はおぞましい。

「フランキー・マシーンの冬 上」(原題:THE WINTER OF FRANKIE MACHINE)ドン・ウィンズロウ/アメリカ 2010/9 読む
かつてその見事な手際から”フランキー・マシーン”と呼ばれた伝説の殺し屋フランク・マキアーノ。サンディエゴで堅気として平和な日々を送っていた彼が嵌められた罠とは--。(出版社)

購入本2冊
「フランキー・マシーンの冬 上・下」ドン・ウィンズロウ

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