なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

創作集

2009年12月31日 23時59分21秒 | 本・雑誌
「どうで死ぬ身の一踊り」西村賢太 2008/1 読了 ☆☆☆
日本近代文学史のカヤの外へおかれた藤沢造の歿後弟子を自任する著者の情熱には驚かされる。東京から造の墓がある石川県七尾まで月命日に展墓したり、造の墓の横に自分の墓を建ててしまうとは。ただ、女性との生活ですぐ逆キレしたり暴力ふるう話には辟易。著者最初の創作集。
「何のそのどうで死ぬ身の一踊り」造晩年の詠句

「樋口一葉 日記・書簡集」2005/11 読む
一葉が小説と同様の情熱で綴った日記のうち、その生涯を語るうえで欠かせない主な出来事を詳細な脚注・参考図版とともに収録。また文庫版では初となる書簡も併せて掲載した。明治という時代のなかで、書くことを通じて自己実現を図ったひとりの女性作家の内的世界を十分に味わえる画期的な作品集。資料篇として、緑雨、露伴のほか半井桃水、平塚らいてう、長谷川時雨、幸田文らの回想記・作家論も付す。(出版社)

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