「百番目の男」ジャック・カーリィ(アメリカ)2005/4 読了近し。
前半は、連続断首殺人事件の他に市警上層部の権力争いやPSTI(精神病理・社会病理捜査班)の存続、検死局の仕事ぶりなどが主人公カーソンと相棒のハリー(家にあるテレビは10インチの白黒だけという音楽の男)を中心に展開されていく。中盤からなんだか「羊たちの沈黙」っぽいところがでてきたぞ。
カーソンの兄ジェレミーは精神医学施設の患者として収容されている。カーソンの過去は、サルトルの「部屋」という短編(ピエールという男が耳元でつぶやく悪意ある石像に苦しめられ、しだいに狂気へと踏み込んでいく話)に比喩されている。サイコパスがミスター・カッターの名前で断片的に登場してくるのも話に緊張感をもりあげる。ジェレミーの知恵を助けに事件解決がされていくのか?
事件とは直接的に関与なさそうだが、カーソンが好意をよせる検死局の有能な女性病理学者アヴァがアルコール依存症として登場する。懲戒免職になるまえに依存症を治そうと彼の家に助けを求めるが、彼が目を離した隙にLET THE GOODTIMES ROLL(サウスヒップ・歌詞集・MUSTANG)と書いたでかいTシャツを着て下はすっぽんぽんでオーヴィスの帽子をかぶって酒を求めて街を彷徨い危機にあう場面など読みどころあり。
また事件に専念するためその道に詳しい友人に依存症からの脱出をたのむ。カーソンカが友人に問う、アヴァはこのままほっておくと今後どうなるかと。友人の予言は、マカロニ・ウエスタン劇場になると答える。つまり「続・夕日のガンマン」(THE GOOD・THE BAD・AND・THE UGLY) 良好、悪化、そして酔態。うーん、この映画の原題がこんな意味だとは知らなかった。さあ、これから兄と会いそうな展開、までに読めるかなあ。
前半は、連続断首殺人事件の他に市警上層部の権力争いやPSTI(精神病理・社会病理捜査班)の存続、検死局の仕事ぶりなどが主人公カーソンと相棒のハリー(家にあるテレビは10インチの白黒だけという音楽の男)を中心に展開されていく。中盤からなんだか「羊たちの沈黙」っぽいところがでてきたぞ。
カーソンの兄ジェレミーは精神医学施設の患者として収容されている。カーソンの過去は、サルトルの「部屋」という短編(ピエールという男が耳元でつぶやく悪意ある石像に苦しめられ、しだいに狂気へと踏み込んでいく話)に比喩されている。サイコパスがミスター・カッターの名前で断片的に登場してくるのも話に緊張感をもりあげる。ジェレミーの知恵を助けに事件解決がされていくのか?
事件とは直接的に関与なさそうだが、カーソンが好意をよせる検死局の有能な女性病理学者アヴァがアルコール依存症として登場する。懲戒免職になるまえに依存症を治そうと彼の家に助けを求めるが、彼が目を離した隙にLET THE GOODTIMES ROLL(サウスヒップ・歌詞集・MUSTANG)と書いたでかいTシャツを着て下はすっぽんぽんでオーヴィスの帽子をかぶって酒を求めて街を彷徨い危機にあう場面など読みどころあり。
また事件に専念するためその道に詳しい友人に依存症からの脱出をたのむ。カーソンカが友人に問う、アヴァはこのままほっておくと今後どうなるかと。友人の予言は、マカロニ・ウエスタン劇場になると答える。つまり「続・夕日のガンマン」(THE GOOD・THE BAD・AND・THE UGLY) 良好、悪化、そして酔態。うーん、この映画の原題がこんな意味だとは知らなかった。さあ、これから兄と会いそうな展開、までに読めるかなあ。