オーロラ特急    ノスタルジック旅日記 

旅好き、歴史好き、鉄道好き、クルマ好き、カメラ好きの団塊ボーイが社会科見学的な旅を続けます。

四国・古城の旅 一条氏の中村城と幸徳秋水の墓

2019年01月06日 | 四国
四万十市、旧中村市の中村城に来ました。中村城は別名為松城といい、長宗我部氏に対抗した一条氏の家老の為松氏が築城したものです。江戸時代になると一国一城令で廃城になりました。現在は為松公園として整備されています。幸徳秋水の辞世の「区区成敗且休論、千古唯応意気存、如是而生如是死、罪人又覚布衣尊」幸徳秋水は旧中村市の出身です。四万十市郷土資料館。中村城の模擬天守、犬山城がモデルだそうです。中村城二の丸跡本日閉館です。本丸跡上林暁歌碑桜の段四万十市街地城山の下の市街地に幸徳秋水の墓があります。幸徳秋水の墓右は坂本清馬の墓、左は秋水の元妻・師岡千代子の墓坂本清馬は大逆事件で死刑判決を受けるが恩赦で無期懲役となり24年間服役し仮出獄。坂本は高知の室戸出身ですが、出獄後は中村で過ごし1975年に死去、89歳でした。師岡千代子は秋水の妻でしたが事件前に離婚となりました。晩年秋水は菅野スガと同居していました。千代子の墓は坂本清馬が建立しました。俵屋は幸徳秋水の実家で、地元では有力な商家でした。正福寺跡地正福寺の跡になんと検察庁があります。
大逆事件と幸徳秋水については古典的な作品のほかに夏堀正元著「小説幸徳秋水・虚構の死刑台」、鎌田慧著「残夢・大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯」、佐木隆三「小説・大逆事件」があります。

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