東京・北区、王子・十条の散歩に出かけました。

最初は旧大蔵省醸造試験所、赤レンガ酒造工場に行きました。都内では東京駅、旧中野刑務所、東京芸大1・2号館、三菱1号館など有名な赤レンガ建築物がありますが、王子の酒造工場もその一つです。

現在は独立行政法人酒類総合研究所となっています。

酒造工場は広島へ移転し、今は醸造試験所跡地公園という公園です。

裏側から見た酒造工場

春は桜で有名な石神井川


今は紅葉の石神井川遊歩道


北区中央公園文化センターの建物。戦前の陸軍造兵廠です。王子十条赤羽地区は学校の教科書では製紙工業の町として紹介されていますが、製紙工業と並んで、あるいはそれ以上に陸軍の町でした。造兵廠として銃包製造所(弾丸・薬莢などを製造)、精器製造所(無線機・光学機器などを製造)、火具製造所(信管・風船爆弾などを製造)、陸軍病院、技能者養成所、看護婦養成所などの軍施設がありました。民間の火薬工場、化学工場もあり、まさに「軍都」といわれたそうです。戦後は米軍のキャンプ王子となり、ベトナム戦争の時は野戦病院となっていました。
1971年に日本に返還され、76年に北区中央公園が開園しました。

中央公園前のイチョウ

センターの玄関から見た中央公園

正面玄関

「造兵廠の謎」を説明するポスター

階段の手すりはシンプルです。ちょっと残念。

建物の裏側。建物はもともとは茶褐色だったそうです。米軍が白く塗ったもので、今もそのままです。欧米人は白亜が好きですが、日本ではあまり白色の建物はないですからね。

造兵廠跡地は戦後、住宅公団(現UR住宅都市機構)や東京都住宅供給公社によって多くの住宅が建設されました。

現在も陸上自衛隊の駐屯地があります。今は兵器製造工場ではなく購買部門の総本部といった性格のようです。


北区中央図書館。造兵廠当時の赤レンガの建物を図書館として活用したものです。


赤レンガの建物の後方に新しい建物をかぶせる形で再生しました。



新館と旧館がうまくドッキングしています。

図書館内部のカフェ「アトリエ・ド・リーブ」。赤レンガの旧館をうまく活かしています。

図書館の正面玄関。北区中央図書館は私が都内で一番好きな図書館です。豊島区中央図書館は設備は最新だが、いまいちつまらない。文京区は中央図書館がない。新宿中央図書館は以前の小学校を仮で使用しています。千代田図書館は豊島中央と同様ですね。「東京23区図書館の旅」も計画中です。

ついで落語「王子の狐」で知られる王子稲荷神社です。

王子稲荷の本殿


狐穴の跡

願かけの石

王子稲荷の山門


鳥居と石段。左側の建物の1階と2階は幼稚園です。庭は幼稚園の園庭です。3階は社務所です。

街角案内所「結狐々路」。「ゆいこころ」と読むようです。2000年ころから王子では毎年大晦日に狐に扮した人が行列し「きつのの行列」が行われます。


お次は王子神社。こちらは王子の地名となった神社で江戸時代は王子権現と言われたそうです。

王子神社の大イチョウ。王子周辺は軍都であるために米軍の空襲で焼け野原となりました。唯一残ったのがこのイチョウの木だそうです。樹齢約600年、周囲5.2m、高さ24.2mと書いてました。上部が損壊しています。



最後は王子名物、落語「王子の狐」にも登場する扇屋の玉子焼きです。昔は大きな料亭だったようですが、今は小さなお店です。

最初は旧大蔵省醸造試験所、赤レンガ酒造工場に行きました。都内では東京駅、旧中野刑務所、東京芸大1・2号館、三菱1号館など有名な赤レンガ建築物がありますが、王子の酒造工場もその一つです。

現在は独立行政法人酒類総合研究所となっています。

酒造工場は広島へ移転し、今は醸造試験所跡地公園という公園です。

裏側から見た酒造工場

春は桜で有名な石神井川


今は紅葉の石神井川遊歩道


北区中央公園文化センターの建物。戦前の陸軍造兵廠です。王子十条赤羽地区は学校の教科書では製紙工業の町として紹介されていますが、製紙工業と並んで、あるいはそれ以上に陸軍の町でした。造兵廠として銃包製造所(弾丸・薬莢などを製造)、精器製造所(無線機・光学機器などを製造)、火具製造所(信管・風船爆弾などを製造)、陸軍病院、技能者養成所、看護婦養成所などの軍施設がありました。民間の火薬工場、化学工場もあり、まさに「軍都」といわれたそうです。戦後は米軍のキャンプ王子となり、ベトナム戦争の時は野戦病院となっていました。
1971年に日本に返還され、76年に北区中央公園が開園しました。

中央公園前のイチョウ

センターの玄関から見た中央公園

正面玄関

「造兵廠の謎」を説明するポスター

階段の手すりはシンプルです。ちょっと残念。

建物の裏側。建物はもともとは茶褐色だったそうです。米軍が白く塗ったもので、今もそのままです。欧米人は白亜が好きですが、日本ではあまり白色の建物はないですからね。

造兵廠跡地は戦後、住宅公団(現UR住宅都市機構)や東京都住宅供給公社によって多くの住宅が建設されました。

現在も陸上自衛隊の駐屯地があります。今は兵器製造工場ではなく購買部門の総本部といった性格のようです。


北区中央図書館。造兵廠当時の赤レンガの建物を図書館として活用したものです。


赤レンガの建物の後方に新しい建物をかぶせる形で再生しました。



新館と旧館がうまくドッキングしています。

図書館内部のカフェ「アトリエ・ド・リーブ」。赤レンガの旧館をうまく活かしています。

図書館の正面玄関。北区中央図書館は私が都内で一番好きな図書館です。豊島区中央図書館は設備は最新だが、いまいちつまらない。文京区は中央図書館がない。新宿中央図書館は以前の小学校を仮で使用しています。千代田図書館は豊島中央と同様ですね。「東京23区図書館の旅」も計画中です。

ついで落語「王子の狐」で知られる王子稲荷神社です。

王子稲荷の本殿


狐穴の跡

願かけの石

王子稲荷の山門


鳥居と石段。左側の建物の1階と2階は幼稚園です。庭は幼稚園の園庭です。3階は社務所です。

街角案内所「結狐々路」。「ゆいこころ」と読むようです。2000年ころから王子では毎年大晦日に狐に扮した人が行列し「きつのの行列」が行われます。


お次は王子神社。こちらは王子の地名となった神社で江戸時代は王子権現と言われたそうです。

王子神社の大イチョウ。王子周辺は軍都であるために米軍の空襲で焼け野原となりました。唯一残ったのがこのイチョウの木だそうです。樹齢約600年、周囲5.2m、高さ24.2mと書いてました。上部が損壊しています。



最後は王子名物、落語「王子の狐」にも登場する扇屋の玉子焼きです。昔は大きな料亭だったようですが、今は小さなお店です。
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