MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

<ニュース>Sambassadeur新曲

2007-08-17 02:51:42 | ニュース
スウェーデン・Labrador RecordsのSambassadeurが10月発売のセカンド・アルバムに先駆けて、8月29日にニュー・シングル「Subtle Changes」を発売するようです。

今回はどんなギター・サウンドを聴かせてくれるのかと思いきや、オーケストレイションを取り入れたゴージャス・ソングです。後半にはサックス・ソロも入っています。

下記ページ、下の方の「MP3:> Sambassadeur: "Subtle Changes"」をクリックすると聴けます。
http://www.pitchforkmedia.com/article/download/44863-sambassadeur-subtle-changes-mp3stream
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<ジャケ買い>Suzanne Vega/ST

2007-08-17 02:15:37 | ジャケ買い
85年のデビュー作。その年の夏に当時行きつけの町田の輸入盤レコード店で、ジャケ買いというよりは衝動買いです。簡単なコメントが付けられていて、そこに「アコースティック」という表現がありました。当時、この言葉には本当に弱かったです。店の人と少し言葉を交わして即買いでした。

オープニングの詩の朗読と歌の中間のような「Cracking」から衝撃的でした。以下、地味ながらも味のあるA-2、キャッチーなA-3、フォーキーで詞とサウンドが斬新なA-4、ロック寄りのA-5とB-1、ストリングスがきれいなB-2、ストーリーテリング風の名曲B-3、ヴォーカルが迫力あるB-4、ファンキーでブルージーなB-5と、全く違ったタイプの曲が並んでいて捨て曲なしです。全体的にはフォーキーでアコースティックながらも、どの曲も適度の緊張感を持っているアルバムです。ヴォーカルは最初こそ少し弱い感じがしましたが、聴くうちに段々と説得力のある歌に変わっていったのが不思議です。おそらく深みのある詞がジワジワと心に沁み込んできたのだと思います。

A-1 Cracking http://www.youtube.com/watch?v=OBEbgXu8bUk
A-2 Freeze Tag
A-3 Marlene on the Wall http://www.youtube.com/watch?v=casdcfvTFdg
A-4 Small Blue Thing http://www.youtube.com/watch?v=re1M7DmISns
A-5 Straight Lines http://www.youtube.com/watch?v=CFxknVXxEOU

B-1 Undertow
B-2 Some Journey
B-3 Queen and the Soldier http://www.youtube.com/watch?v=Dt0sXRBLfJM
B-4 Knight Moves
B-5 Neighborhood Girls http://www.youtube.com/watch?v=PD24RgtBn8M

翌86年には日本盤も発売になり、一部ではそこそこ話題になりましたが、一般的に彼女が有名になったのはセカンド・アルバムの「Solitude Standing」と、そこからのヒット・シングル「Luka」です。セカンドではバンド・スタイルに挑戦し、その後もダンスビートを取り入れたりと常に実験的なサウンド・アプローチを続けていますが、彼女の本質を知るうえで重要なのはこのファースト・アルバムです。個人的には現在までの生涯ベスト・アルバム5指に入る名盤です。

今年に入ってニューヨークをテーマにした6年ぶりの7作目「Beauty & Crime」を発表していますが、そこに収録されている「New York Is A Woman」は初期の頃も感じさせてくれる良い曲です。

MySpace↓
http://www.myspace.com/suzannevega
New York Is A Woman↓
http://www.youtube.com/watch?v=32wzah2nmHY
http://www.youtube.com/watch?v=mS8FdOa1WuY
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ネットで見つけた新アーティスト

2007-08-16 23:51:27 | 新アーティスト・新曲
Penny Century【写真】
California Snow StoryやWatoo Watoo作品を出しているLetterbox Recordsからまたひとつ良質バンドの登場。スウェーデン・オステルシュンドの6人組。伸びのある女性ヴォーカルとバババ・コーラスが気持ちよいです。そしてメロディアス。24日から今月いっぱいUKツアーです。
http://www.myspace.com/pennycentury
採点:★★★★★★★★☆☆

Northern Portrait
デンマーク・コペンハーゲンのバンド。これはスミス・フォロワーといって間違いないと思います。ギター・サウンドも繊細、ヨーデルのようなヴォーカル・スタイルはMorrisseyを彷彿させます。MySpaceで3曲聴けますが、どれも青くて爽やかなアコースティック・サウンドです。
http://www.myspace.com/northernportrait
採点:★★★★★★☆☆☆☆

The Manhattan Love Suicides
英国の男女4人組のようです。「影響を受けた音楽」にもある、The Jesus And Mary ChainとThe Velvet Undergroundの雰囲気は十分にあります。ノイジーなギター・サウンドと、輪郭をなぞるだけながらも存在感のある女性ヴォーカルが特徴です。結構かっこいいです。
http://www.myspace.com/themls
採点:★★★★★★★☆☆☆
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<トピックス>80年代英国を愛するスウェーデンのインディーズ・アーティスト

2007-08-15 01:27:26 | トピックス
Club 8、Acid House Kingsの中心人物として活動する傍ら、Labrador Recordsを経営するJohan Angergårdの3つ目のユニットThe Legends。昨年サード・アルバム「Facts And Figures」【写真】を出していますが、シングル曲の「Lucky Star」を聴くとこの曲を思い出してしまいます。曲調は違いますが細部がそっくりです。
The Legends「Lucky Star」↓
http://www.youtube.com/watch?v=VkyVq7YM6VQ
???????????↓
http://www.youtube.com/watch?v=FagjnIgUk6Q


そしてそのLabradorからデュオのTribecaやソロとして作品を出していたLasse Lindh。今年4月にGrooverから発売されたスウェーデン語で歌うソロ・アルバム「Jag Tyckte Jag Var Glad」からのシングル「Varje Litet Steg」にもサプライズがあります。MySpace2曲目の3分8秒頃のホーンです。こちらはオマージュだと思います。
Lasse Lindh「Varje litet steg」(2曲目)↓
http://www.myspace.com/lasselindh
???????????↓
http://www.youtube.com/watch?v=FOA4ixV-3jU
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<この1枚>Carly Simon「Boys in the Trees」

2007-08-14 01:27:29 | この1枚
今回も暑い夏に涼を感じるアルバムです。Carole King、Joni Mitchellらとともに70年代のシンガー・ソングライター・ブーム期を彩ったアーティストの78年の7作目です。とくに思い入れがあるわけでもないので、なぜこのCDを買ったのか覚えていないのが不思議なのですが、もともと強い感情を感じさせないクールなイメージの強い人が、より洗練された曲作りをしています。彼女の他のアルバムは聴いたことがないので確かなことはいえませんが、全体的にこのアルバムは当時の旦那であったJames Taylorの作品に近い曲(実際に2曲で曲作りに参加)が多いのかなと思います。

1曲目は全米6位まで上がった「You Belong To Me」。78年当時にこの曲を初めて聴いた時は、黒人が歌っていると思って疑いませんでした。改めて聴いてみるとMichael McDonald以外の何ものでもないですね、この曲は。彼との共作でした。日本でも結構ヒットしており、FM東京のポップス・ベスト10あたりにも入っていたような記憶があります。
http://www.youtube.com/watch?v=AqxN_7B4Gao
この「You Belong To Me」といえば思い出すのが、似ているとかなり話題になった大橋純子の「たそがれマイラブ」です。
http://www.youtube.com/watch?v=4zcI_XZF_fk
いま聴いてみるとイントロはそっくりですが、似ているのは最初の20秒くらいですね。許せる範囲です。それよりもこの曲の作詞は阿久悠さんだったんですね(ご冥福をお祈りいたします)。

しっとり聴かせるタイトル曲やソウル調の曲などヴァラエティーに富んだ曲が並びますが、そんな中で忘れられないのがThe Everly Brothersで知られる「Devoted To You」でのJames Taylorとのデュエットです。JTはデュエット過多で知られますが、この曲はなかなか息も合っていて名カヴァーといって良いと思います。とても4年後に離婚するとは思えません。
http://www.youtube.com/watch?v=oYxmBa2JQ7I

良い意味で深みというものをあまり感じさせないので、暑い夏のBGMにはうってつけです。
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<トピックス>Karolina Komstedtインタビューから

2007-08-13 16:36:09 | トピックス
あるインドネシアのページで、Club 8のヴォーカリストKarolina Komstedtのインタビュー記事が載っていました。その中から興味深いものを紹介します。


【影響を受けたレコードを5枚(かそれ以上)】

次の10枚を挙げています。

The Field Mice: Coastal
Blueboy: If wishes were horses
The Smiths: The Smiths
The Radio Dept: Lesser matters
Felt: Poem of the river
Leonard Cohen: Songs
Television Personalities: Far away and lost in joy
The Sea Urchins: Stardust
Ingenting: Mycket vasen for ingenting
Mazzy Star: Among my swan

予想通りSarah recordsの作品が3枚入っています。スウェーデン勢はThe Radio Dept.と[Ingenting]のレーベルメイトの名前が挙がっています。他ではThe Smiths、Felt、Leonard Cohenといかにもアーティスティックなところから、Television PersonalitiesやMazzy Starと、なんとなくうなずけます。(オフィシャル・ページにも02-05年の彼らの「Favourites」が載っています)


【最近のヘヴィー・ローテーション】
・Club 8:The boy who couldn’t stop dreaming
9月に発売予定の6枚目のアルバムで、2人ともかなり満足しているようです。12曲収録とのことです。

・Morrissey:Your arsenal
Morrissey92年の作品。‘Seasick, yet still docked’が美しくて好きとのことです。かなりのSmithsフリークのようです。

・Labrador 100
今年2月に発売になったLabrador recordsの100曲入りコンピレイション。The Radio Dept.、The Mary Onettes、[Ingenting]の3組がお気に入りのようです。


【今後の計画】
まずは、9月末に発表されるアルバム‘The boy who couldn’t stop dreaming’からの第2弾シングル‘Heaven’を9月初めにリリースするようです。そして間もなく7枚目のアルバムのレコーディングを開始するとのことです。ツアーはアジアの国々から打診があるようですが中国、タイを手始めに行う計画のようです。


オフィシャル・ページ↓
http://www.club-8.org/
MySpace↓
http://www.myspace.com/club8
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ネットで見つけた新アーティスト

2007-08-12 13:06:44 | 新アーティスト・新曲
After-School Sports【写真】
昨日紹介したJohan Hedbergと同じくスウェーデンのCosy Recordings(Cosy Den)から、7月20日にアルバム「A Short Melodrama」を300枚限定コピーで発売しています。Gothenburg出身のAlice Luther Näsholmという女性の一人ユニットのようですが、女性デュオのようでもあり詳細は不明です。サウンドは超ローファイのシンセ・ポップですが、全然上手ではないながらも線の細い可愛らしいヴォーカルはドリーミーです。名前も懐かしい感じです。アルバム・タイトルの通り、平均1分20秒のメロドラマが並んでいるようです。
http://www.myspace.com/afterschoolsports
採点:★★★★★★☆☆☆☆

Love Like Fire
サンフランシスコの紅一点4人組バンド。ヴォーカルは東洋系のAnn Yuという女性です。今月28日に7曲入りのニューEP「An Ocean in the Air」を発表するようです。MySpaceの「影響を受けた音楽」を見てもわかるように、80年代英国寄りの王道ポップ/ロックで、全体的にメロディアスでキャッチーで日本人受けしそうなサウンドです。MySpaceで3曲聴けますが、バンドHPにはもう1曲「S.O.S.」という曲がアップされています。個人的にはこの曲が一番気に入りました。
http://www.myspace.com/lovelikefire
http://www.lovelikefire.com/music.php
採点:★★★★★★★☆☆☆
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<トピックス>SKWBNの片割れと、Strawberry Story

2007-08-11 11:44:49 | トピックス
Labradorのポップ・デュオSuburban Kids With Biblical Namesの片方Johan Hedberg【写真】が、7月20日にCosy Recordingsという小さなレーベルから4曲入りのソロ作品を発売しています。300コピーのナンバリング、全曲スウェーデン語で歌っています。写真が写真なのでJohan Hedbergといわれてもどっちかわかりませんでしたが、メガネをかけた少しとぼけた左利きの彼です。MySpaceにある4曲のうち下2曲が収録曲のようですが、SKWBN同様にスカスカなサウンドながら、エレクトロニクスを取り入れた軽快でメロディアスなところは変わらないようです。

Johan HedbergのMySpace↓
http://www.myspace.com/hedbergj
(参考)SKWBN"Rent a Wreck"↓
http://www.youtube.com/watch?v=jCGGdIfhJh8


Strawberry Storyが再始動しました。88年にシングル・デビューした英国インディー・ポップの5人組で、93年にはシングルと未発表曲を集めたコンピレイション・アルバム「Clamming For It」発表、Waaah!のコンピにも参加していました。The Darling Buds、The Primitives 、Heavenlyあたりに似たタイプで、ファジーなギターポップ+キュートな女性ヴォーカルです。7月21日に久々のライヴを行いカムバック、今後は9月21日にロンドンで行われるBunnygruntのギグにサポートで出演する予定です。Hayley Greenbergの声は健在です(貫禄が出てきましたが)。MySpaceは曲が入れ替えられたようで、タイプの違った代表曲「Gone Like Summer」「Ashlands」が聴けます(ダウンロードも)。

Strawberry StoryのMySpace↓
http://www.myspace.com/strawberrystory
最近の映像↓
http://www.youtube.com/watch?v=7F1wUwFYNsk
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<この1枚>Sibiria「Norrlands Inland」

2007-08-10 01:53:22 | この1枚
相変わらず暑い日が続きます。聴く音楽も必然的に、少しでも暑苦しくないものを選んでしまいます。きょうは所有しているCDの中でも、おそらく一番涼しげなSibiriaのファースト・アルバムです。

Sibiriaはスウェーデン北部Östersund出身の4人組グループで、03年4月にHybrisからCD-Rでシングル・デビュー。4枚のシングルを出した後、05年秋に発表したのが「Norrlands Inland」です。
Sarahレーベル直系の繊細なアコギとスウェーデン語で歌われる青いまでの優しいヴォーカルが特徴で、北欧ならではの透明感と美しいサウンドがひんやりと気持ちよいです。4曲目「Omtagning」の後半の涼しいギターや、6曲目「(Jag Kunde Ha Varit)Vem Som Helst」のキラキラ感は他のバンドにはないもので、新世代バンドといわれるのも十分うなずけます。

06年11月にはセカンド・アルバム「Inom Familjen」 をリリースしていますが、メンバーのうちヴォーカルのMartin HanbergとギターのMartin Abrahamssonは、05年からサイド・プロジェクトVapnetの活動も始めています。こちらはSibiriaのアコースティック・ミュージックに軽いエレクトロニクスを絡めたようなサウンドで、本国では何曲かのシングル・ヒットも飛ばし人気バンドになっています。

SarahレーベルのThe Field MiceやBlueboyあたりを聴いて胸がキュンとなるような人は一聴の価値ありです。キラキラ・ギター度はもっと上です。
冷房の効いた部屋でよく冷えたビールとSibiriaの音楽があれば、一時は暑い夏を忘れられそうです。


Hybrisのページ。MP3がダウンロードできます。
下から4番目が「Omtagning」↓
http://www.hybrism.com/listen.php
SibiriaのHP。「Mer Info」をクリック
すると何曲かダウンロードできます↓
http://www.sibiria.se/musik.htm
収録曲全曲試聴できます(30秒ごとフルで)↓
http://www.klicktrack.com/shop/release.jsp?r=15870
MySpaceはセカンドが中心です↓
http://www.myspace.com/sibiria
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<トピックス>Those Dancing Days、英国でも発売へ

2007-08-09 02:17:01 | トピックス
当ブログで今年3月から何度か取り上げている、スウェーデン・ストックホルムのティーンエイジャー(多分)女性5人によるバンド、Those Dancing Daysがいよいよ今月29日にV2 Music Scandinaviaから5曲入りEPでデビューします。春には「Hitten」のTVライヴの模様がYouTubeにアップされましたが、7月19日にはPVも追加されています。

バンド名の通りレトロな感じのするシンプルなサウンドですが、米国の音楽サイトIt's A Trapでは"Sweet as apple-pie pop"と表現しています。
メンバーは個性的なヘアスタイルのヴォーカリストLinnea Jönsson、パワフルなドラマーCissi Efraimsson、健康的なキーボーディストLisa Pyk Wirströms、少しおとなしい感じの優等生タイプ2人、ギタリストのRebecka RolfartとベーシストのMimmi Evrellの5人です。

そしてUKのインディ・レーベルWichita Recordingsとの契約も完了したようで、レーベル創立7周年を記念して9月24日に発売されるコンピレーション・アルバム「There's Only One T in Wichita」に、彼女たちの「1000 Words」という曲が収録されるようです。スウェーデンで出されるEPも発売される計画とのことです。

今夏はスウェーデンのメジャー・フェスティヴァルに引っ張りだこのようですが、9月中旬にはロンドンで2度のライヴが決定したようです。なおスウェーデン、英国ともファースト・アルバムは来年初めの予定です。MySpaceでEP収録5曲のうち4曲が聴けます。

個人的にはSahara Hotnightsよりも上を行っているような気もしますが、どうでしょうか。

HittenのPV↓
http://www.youtube.com/watch?v=ILuNZYmAs5o
TVライヴ↓
http://www.youtube.com/watch?v=RK1ksCbkVgk
MySpace↓
http://www.myspace.com/thosedancingdays
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