アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

令和5(2023)年 公募美術団体展 その7(旺玄会東京支部)

2023-06-05 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 今年の第89回旺玄展に一般公募で出品し、入選した油彩(M80号)は、今月一日に搬入出委託業者が自宅へ届けに来ました。

 これで私としては、無事に旺玄展が終了したことになります。


 その今月一日に、旺玄会東京支部から封書が届いており、開封してみると、案の定、支部入会の案内でした。

 同封されたものは、支部長の挨拶文、支部活動予定、夏のスケッチ会の案内、旺玄会本部事務所の地図、そして支部入会回答の葉書。

 東京支部は約50名が所属、年会費は6000円とのこと。ただし今年は無料、12月に来年度の年会費を支払う。


 こうした支部の最大の活動は支部展でして、11月下旬から一週間、東京は京橋の「ギャラリーくぼた」で開催される、とここまではいいのですが、支部展出品作の号数がわからない。

 そこで支部長へ電話し、確かめてみると、最大号数はF50号、小品なら(おそらくF10号以内か)2点出品できると。また支部展は一般公募はしていないので、支部に入会しないと支部展に出品できない。


 ふーん、よくわかりました。で、どうするの? という話になります。別に支部に入らなくたっていいんですが、入会すればもう一回、作品を発表する機会を手にすることができます。

 ちなみに、支部年会費6000円は普通ですが、安い部類に入ります(大体6000円から一万円)。また京橋の「ギャラリーくぼた」は最寄り駅が東京駅の貸し画廊です。

 そういえば電話で聞かなかったですが、たぶん支部展は出品料を取られるでしょうね(おそらく一万円)。


 支部入会は、旺玄会(本部)に入会してから考えるつもりでいました。前に属していた中央美術協会の場合、私が本部に入会したときに、支部入会の案内が郵送されてきました。

 まあ、その辺は各公募美術団体によって違うことは容易に想像できるわけでして。

 で、どうするべきか、少々考えましたが、入会することにしました。嫌なことがあれば支部を退会すればいいだけですし。

 ただそうなると、支部展へ向けて作品を制作しないといけないという(何を描くのか、全くの未定)。


 旺玄展出品作が不本意な技法だっただけに、支部展こそは納得のいく技法で仕上げたいところ。

 「油絵補完テスト」の終了を待って支部展制作すべきですが、それだけの時間的余裕があるのかどうか。

 じたばたしても仕方ないので落ち着いて考えます。


 付)いよいよ水彩画を出品することになるのかもしれません。

 注)ただしその場合、水彩額を新たに用意しないといけません(額代がかかる)。

 蛇足)早急に画題と号数だけでも決めておかねば。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その6(第89回旺玄展 その2)

2023-05-24 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 まだ会期中の第89回旺玄展ですが、今回初入選の私は、自作が掲載されている図録を買いました。

 そこで気づいたことがありまして、それは図録が薄いんですね。前に属していた中美展の半分の薄さ。図録自体の大きさは中美に同じA4サイズで、大体掲載作品数も同じ。

 ということは、中美展に比べ、1ページに掲載する作品数が多いことになり、その分作品の写真が小さいことを意味します。そして実際にそうなってます。

 ですが、実はこれがいいんですね。共感しました、私。


 というのも、図録掲載料を取る団体もありますが(この場合、掲載料を払わないと図録に載らない)、中美も旺玄会もそうではないので、一般入選も、会友や会員などの所属作家も、展示された作品は全て図録に載ります。

 図録に掲載された作品の写真は大きいに越したことはないですが、写真を大きくすれば、その分1ページ当たりの掲載作品数が減り、その分ページが増え、分厚い図録になります。

 これが問題で、図録はフルカラーなのでもともと重たい。一冊でも十分重たいのに、これが年一冊、数年分で結構な重量となり、場所も取るし、意外と邪魔。

 邪魔なんて言ったらいけないんですが、でも実際に邪魔。そんなに振り返って見るわけでもなし、正直言って厄介者です。


 だから薄い方が正直助かる。

 ですが、それだけではないんです、薄いという意味は。

 図録というのは、単にその年の展覧会の記録というのではなく、会内におけるコミュニケーションツールでもあるんです。

 役員や支部長が、その年に展示された作品を全て覚えているわけではありませんので、例えば会合があったとき(一般入選者の推挙会議がその典型ですが)、あの人はどんな作品を出していたのか、図録で確認することできます。

 つまりは名刺代わりみたいなもんで、持ち歩くことが多いのです。

 本部会議のみならず、支部活動や、スケッチ会、または支部展打ち上げ(飲み会)のとき、一般入選者との接触が対面であったとき、その年の図録があれば、必然的に話のきっかけになります。

 だから役員や支部長といった役職の人のみならず、会員でも会友でも、または一般入選者でも、会内活動の際には持ち歩いてる人がいるものです。

 そのためには薄い方がいいです。持ち歩くのに軽くて助かります。その分写真は小さくなりますが、もともと掲載料も取らず、図録購入も任意ですので、気に入らないなら、買わなければいいだけ。

 私が役付きなら絶対に持ち歩きますね。欠かさず持って行きます。


 だから薄い方がいいんです。掲載写真の小ささを犠牲にしてでも薄い方がいい。薄くするだけの価値は大いにあります。

 私はおそらくそこまで計算して旺玄会は図録を薄くしているのだと思います。これはなかなかできないことで、素晴らしいと思います。

  旺玄展の図録の薄さ、重さなら持ち歩きやすいので、旺玄会に入会することになったら、会内活動のときには常に持ち歩きたいと思ってます。


 付)そもそも図録は各自の公募展史の貴重な記録ではありますが、後生大事に取っておいてもしょうがない。何か活用しないと損。図録代がもったいない。

 注)かく言う私も、今まで関わった公募美術団体展の図録が約15冊もあります。はっきり言って重くて置き場に困ってます。

 蛇足)来年の旺玄展は第90回記念。さすがに今年より厚い図録になるんじゃなかろうか。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その5(第89回 旺玄展)

2023-05-22 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 昨日、会期2日目の日曜に、母と東京都美術館(上野)へ第89回旺玄展を見に行ってきました。

 上野へ行くのも東京都美術館へ行くのも久し振り。日曜とあって、公園口は大混雑。ですが、それも美術館が近づくに従って、人も少なくなってきます。

 東京都美術館は企画展として「マティス展」をやってました。そこを通り過ぎて、第89回旺玄展へ。


 展示点数が多かったのか、会場はいくつも小部屋に仕切られていました。なかなか見ない光景です。展示の仕方は公正でこれまた珍しい。

 展示作品の大きさをできるだけ揃えてあるので、小品もその小ささを感じないように配慮がなされています。へえーっと感心しました。

 また一般(入選者)と会員(会友以上の所属作家)を分け隔てないので、一般と会員が同じ部屋に普通に展示されてました。

 これだと、気に入らない(会として評価の低い)作品は会場の後ろの方へまとめる、といった公募美術団体展の暗黙の了解みたいな手が利かず(もちろん、これは素晴らしいことなんですが)、自作の評価の裏読みができないという、少々困った事態となりました。

 そういうわけで意外や意外、好印象な展示、展覧会です。

 さて、自作はどこに展示してあったかというと、第3室の真ん中辺り、会場は第1室から第3室までなので、つまりは後ろの方なんだけど、出口付近ではない、という微妙な場所。

 ですが、先ほど書いた通り、評価の低い作品ほど後ろに来るということになってないので、自作を旺玄会としてどう評価しているのかはちょっとわかりませんでした。

 しかしながら、評価していれば、第1室に展示されるような気もして(いや、たぶんそうでしょう)、まあこんなもんかなというところで。

 もともと私の試みていることは評判悪いんですが、それならそれでいいんです。問題はこういった作風を受け入れてくれるのかどうか、その一点にかかってます。

 別にこちらとしては嫌がらせするつもりはないので、嫌だというなら出品しないわけで、その辺がこちらとしては知りたいところでして。


 今回、初めて旺玄展を見たわけですが、バリバリの具象画の展覧会という印象です。

 抽象画は1点しかなかったような気が(確か何か受賞してました)。また、どぎつい色使いの絵は皆無でした。これでは自作がどぎつい部類に入るくらいです。

 個人的に好みだったり、気に入ったり、また1点だけ欲しい作品があったりで、個人的に見ていて楽しめました。

 何だかんだいって大作が多かったですかね。それと2点出品者が割と多かった気がします。


 今回は入選したのが何より。私としては何も言うことはありません。

 技術的には、制作時間不足でやむなく旧来の描き方で仕上げてしまったため、悔いが残ってますが、一つの作品として言いたいことは言えているので、これはこれで良しとしてます。

 相変わらず会場で見ると画面がやや暗く見えます。これは東京都美術館の照明のせいかもしれませんが、私としてはもう少し明るく見える画面にしたつもりなので、これは反省点ですね。

 どうすればいいのかはわかってますので、来年の出品作へ生かしたいです。

 そう、ということは来年も一般公募で応募します。来年こそは、自分で納得のいく、しっかりした作品を用意します。

 
 注)さあ、これで今年の自分の作品の発表ができました。それでも秋の公募展に出すのかどうか、それについては今のところ、その可能性は低いですが、ゼロではありませんので、一応、頭の隅の検討課題にしておきたいと思っています。


 付)前回の記事で、水彩画のみの公募展に出品してみたいと書きましたが、それは水彩連盟展か日本水彩展なんですが、前者はすでに今年は開催済み、後者は搬入日が6月上旬ということで、ちょっと日がないので見送ります。

 何で水彩画のみの公募展に出したいのかというと、私は透明水彩画が好きで、そっちの方が油絵よりも得意に思っているのですが、なかなか発表する機会がなくて。

 じゃあ何で油絵をやっているのかというと、思うように油絵がうまく行かないので、腹立ってやっているわけなんです。

 だからつい公募展には油絵を出品してしまい、いつまで経っても透明水彩画を発表できずじまい。

 だったら、水彩画専門の公募展へ出してしまえば、当然水彩画しか受けつけませんので、入選すれば水彩画を発表できるという、自分勝手な都合によるものなのです。

 別に今回の旺玄展にだって透明水彩画を出せばいいんですが、まだ油絵の腕前が水彩の腕前に追いついていないので、つい油絵で臨んでしまいます。

 ただそれも考えてみれば、今やっている「油絵補完テスト」(絵画制作記参照)で結果が出れば、自然と自分の心の中での比重が油絵から水彩へ移っていくでしょうから、急く必要もないのかもしれません。


 蛇足)今回、入選し自作が掲載されているので、図録を買ったんですが、これを見て思うところがあるので、もう一回、第89回旺玄展の記事を近いうちに書きたいと思っています。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その4

2023-05-17 17:27:11 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 昨日の夕方、アルバイトから帰宅すると、無事に封書が届いており、開封したところ、入選とわかりました。

 ほっとしました。

 急いで搬入出委託業者へ電話し、選外搬出日時ではなく、陳列搬出日時になったと伝えました。

 これで一安心。

 入選したので、御の字。受賞も巡回展選出もありませんが、そんなことはどうでもいいです。

 あの画題で入選できたのが、私としては大きい。ああいうのを受けつけてくれるんだっていう。それだけで十二分に有り難いというのが正直な、偽らざる心境です。

 いやー、正直、助かりました。これで今年は作品発表ができます。

 これで秋の公募展に絶対に出さないといけないということはなくなりました。

 あとはどうするか。

 実は他にも出してみたい公募展はあるにはあるんですが、会期はいつだったっけ? 以前調べたことがあるんですが、もう忘れてます。

 もし間に合うようなら検討したいと思ってます。

 とにもかくにも入選できました。とりあえずご報告まで。


 蛇足)入選したのは、写真の「第89回旺玄展」です。

 付)会期2日目の、今月21日に、母と見に行く予定です。

 注)他に出してみたい公募展とは、水彩画のみの公募展です。詳しい話は後日、記事にします。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その3

2023-05-09 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 出品作は5月1日で仕上がりました。そして5月5日に、委託業者が自宅まで出品作を引取に来ました。

 これで無事、一般公募出品の運びとなりました。一安心です。審査結果は郵送でわかります。こちらとしては入選してくれば、もうそれで十分。

 私が一般公募出品した公募美術団体展は、陳列(入選)作品と、選外(落選)作品とで、搬出日時が違うため、どちらにせよ、委託業者にこちらから連絡することになってます(委託業者にはその旨伝えてあります)。


 今回、ちょっと面白かったのは、組み立て式の仮縁に出品作を入れたら、えらく良く見えました。珍しく、額と作品が合ってました。

 通常、作品と額を合わせるのが当たり前なんですが、大作を出品することが多い公募展ではそうもいきません。

 逐一、作品に合わせて額を揃えていたら、お金がいくらあっても足りないし、また組み立て式の仮縁(または棒縁)だと、形や色も限られているので、そもそも作品に合うものを選びようがない。

 だから作品に合う額を用意できるはずもなく、大体のところで妥協、つまりおおよそ合っていれば、それで良しとしているのが現状です(これは私に限ったことではないはずです)。

 ところが今回はばっちり合ってました。額本来の、作品を引き立てる役割を見事に果たしてます。もし入選したら、額のおかげなんじゃないかと半分本気で思っているところです。


 さて、入選した場合は、継続して来年も一般公募で出品しますが、問題は落選した場合はどうするのか。落選の理由は教えてくれないので、そこが悩ましい。ですが、作風が受け入れられなかったと判断し、来年以降は出さないことになるんじゃないかと。

 少なくともはっきりしているのは、落選の場合、今秋、別の団体が主催する公募美術団体展に一般公募で出品することです(去年発表できてないだけに、とにかく今年、入選して自作発表の場を持ちたい)。


 今週末に審査結果は郵送でわかると思うので、また記事にします。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その2

2023-04-21 03:00:10 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 「令和5年M80号制作記その11」(2023-04-17 の記事参照) で書いた通り、出品作が用意できました。今回一般公募で出すので、選外になり、作品が展示されない可能性があります。

 私が出すその公募美術団体展は、来月下旬、東京都美術館開催なのですが、日展の前身である文展みたいな、穏健な写実主義とでもいうべき、自然主義的な作風を好むような団体なので、私のような風変わりな作品は好まれない傾向にあるのかもしれません。

 ですが一応、今回出品することにしたのは、数年前、どの公募展に一般公募で出すのか検討したときの候補のひとつが、今回出す公募展で、そのときは中美展へ出し、そのまま継続し、準会員にまでなりましたが、一度募集要項を取り寄せると、3年間はそのまま郵送されてきます。

 どの公募美術団体展も大体そうするので、気にする必要はないのですが、中美展へ出し、他団体へは出さないと決めていたので、こうしてわざわざ送ってくれるのは悪いなあと、申し訳なく思ってました。

 そう思うなら、出す気はないので、送ってくれなくていいと電話一本入れればよかったんですが、何となくそれも気が引けてしまい、そのままになってしまいました。

 要するに、今回そういう経緯ですので、何と言いましょうか、義理立てして出すわけです。

 もちろん、今回出すに当たり、この公募展のホームページを見て問い合わせをメールでしてみましたが、悪い感じはなくむしろ好印象でしたので、積極的に出したいと思いました。

 だから何とか作品を間に合わせたかったわけでして、ちょっとまあ強引でしたが、作品を出品できる状態にまでこぎつけました。

 今年諦めて来年という考えもありましたが、去年全く作品を発表してないので(どこの公募展にも出してない)、今年こそはという気持ちが強く、それなら春は諦めて秋の公募展でどうか、というところでもありましたが、良さそうな公募美術団体が見つかるかどうかもわからず、とにかく今回出したかったわけです。


 問題は入選するかどうかですね。入選した場合は来年も出品するということで何ら問題ないんですが、選外、つまり落選した場合にどうするのか。

 別に落選したらしたでいいんですが、急いで書いた作品なので技術的にダメということならいいんですが、画題的にダメとなると、来年以降はここへは出さない方がいいという判断になります。

 ですが落選の理由までは教えてくれませんので、そのときは難しい判断を迫られます。来年も出品するのかどうか。

 落選の場合、少なくともはっきりしているのは、秋開催の他団体の公募美術展に一般公募出品することです。入選して今年の作品発表をしたいからです。


 私自身、今回出す作品が入選するのかどうか、初めて出す公募美術団体ということもあり、さっぱりわかりません。

 ですが、できるだけ客観視して自作を見てみる限り(ってこんな判断は何の当てにもなりませんが)、技術的にはギリギリ問題ない感じですが。

 大作(50号以上)であること、色の重ね掛けを使っていること、印象に残る画面作り、といった点から入選には値すると思いますが、どうなんでしょう(自分で言ってりゃ、世話ないですが)。

 でも肝心の画題の独自性には目が向かない、気づかないという(これは概ねどの公募展も同じですが)。
 
 落選なら「こんな変な絵、ダメ。気に入らない」というのが、わかりやすい理由でしょうか。


 話を戻しまして、既に作品の搬入出は業者に委託していますので、出品できる態勢にあります(あとは業者からの作品引取日時の連絡待ちです)。

 一般公募作品の入選や選外、あるいは受賞の知らせは郵送でわかります。おそらく来月中旬にわかるはずです。結果がわかり次第、また記事にします。


 付)まだ出品作は制作中です。本日までの予定でしたが、明後日、日曜まで描いて終わりにします(油絵なので指触乾燥させないといけません)。
 
 注)日本の公募展では50号以上を大作と見なします(世間一般には30号以上)。

令和5(2023) 年 公募美術団体展 その1

2023-01-30 21:17:57 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 もたもたしているうちに、募集要項が一昨日の土曜に郵送されてきました。

 肝心の、出品予定の油彩M80号は、未だに未着手。

 今年から募集要項に変更があったようで、10号から出品できるようになりました。

 もしどうしても間に合わなさそうなら、FかPかMはともかく、10号の油彩を緊急に制作するか、または思い切って水彩画を出すということも視野に入れてます。

 何はともあれ、M80号はとにかく実作に入って、間に合わせるように努めます。


 付)昨夜、体調不良で、投稿が遅れました。申し訳ありません。

 注)今回、「絵画制作記」の予定を変更しました。

 蛇足)先週は油絵制作ができませんでした。

令和4(2022) 年 公募美術団体展 その4

2022-12-27 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 報告が遅れましたが、今月の一日に、来年春開催の公募美術団体展への申し込みをホームページ上から行いました。

 募集要項などの必要な書類は来年一月下旬に郵送してくるそうです。

 出品作として、M80号の仏教画一点を制作します。何とかして間に合わせるつもりでいます。

 そういうわけで、来年も早々にバタバタすることになります。


 付)次回は募集要項が届いた頃、「令和5(2023) 年 公募美術団体展 その1」として投稿をするつもりです。

令和4(2022) 年 公募美術団体展 その3

2022-11-03 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 来年の公募展へ向けて動き出しています。

 取りあえず、いつも木枠を注文している地元の画材店からM80号1点とF50号2点を取り寄せ済み。

 前者は人物画用、後者は中途半端に余ったカンバスロールで取れる最大号数。


 さて問題はどこの公募展に出すのか。会場が六本木の国立新美術館ではなく上野の東京都美術館の公募展にすると決めてあるので、東京都美術館のホームページに年間開催スケジュールがあるので、その中から探す。

 春と秋の年2回出すつもりでいます。ですが春の公募展に入選したら、秋の公募展には出さないかもしれません。


 春の公募展は、以前目をつけていた団体の公募展に出します。数年前、ここにするか中央美術協会にするかで、中美にしたんですけどね。

 問題は制作期間と画題。この団体は来年5月に本展開催なので、制作期間が半年もない状況。下手をすると作品が間に合わない。

 また画題も問題。現在あれこれ考えているんですが、M80号用に想定していた画題、これは中美にそのまま在籍していたら出そうと思っていたものなんですが、いざ調べてみたら、この歴史上の人物、私の考えいた主題に合わず(むしろ逆だ)、そうなると言いたいことを変えないといけない。別にそれでも描けなくないですが。

 またF50号用の画題は、いつもの風景画にするのか、仏教画にするのか、もちろん制作するのは1点でいいのですが、仏教画なら2点で一組の構想が浮かび、別に2点同時制作するなら、それはそれでいいけれど時間が。

 というようなわけで、ばたばたしております。

 少なくとも今週末、日曜にはカンバスを張らないといけないことだけは、はっきりしております。ですが、M80号にするのか、F50号にするのかは画題次第でして、どうしましょう。

 今のところ画題最有力は2点一組の仏教画。まだ構想の細部を詰めないといけないですが、これはぜひ描きたい。


 春開催ということは、制作が今から始めると冬になり、油絵は画面が乾かずに苦戦することになります。指触乾燥せず、描きたくても描けない、時間があっても未乾燥にて制作できず、という開店休業状態に陥るわけで、これがつらい。

 しかしそういったことも何度も経験済み。描くしかありません。

 もうとにかく週末には画題を決め、カンバスを張るしかありません。それまでにどうするか考えます。


 蛇足)「〈重要〉油絵最終テスト」が終わらないうちに、いきなり本番になるとは(でもそれは以前にもあって、もはや恒例か)。

 注)応募する公募展の要項は11月にホームページ上に掲載されるのですが、その時点でホームページの出品申し込みをし、出品規定を郵送してもらいます。

 付)秋の公募展をどこへ出すのかは未定。春の公募展が終わってからで十分間に合いますので、今は春の公募展に傾注します。

令和4(2022)年公募美術団体展その2

2022-08-11 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 今年は、公募美術団体展の一般公募への出品を見送ります。

 よって今年の私の作品発表はありません(一般公募で出品しても選外となれば、作品は会場に展示されませんので、同じ結果になります)。

 現在、自分の油絵技法の最終テストをしている最中ですし、また父の入院と転院で慌ただしかったせいもあり、残念ですが今年はやめておきます。

 もちろん、来年は一般公募出品します。どの公募美術団体展へ出すのがいいのか、改めて精査したいと思っています。

 今は自分の油絵技法の確立に傾注すべき。今まで培ってきた技法で油絵作品を仕上げることはできますが、それでば技術的に不満が残ったままです。

 それでも描いて、一般公募で入選し作品発表する、という考え方もありますが、もうそれは個人的にはみっともないし、自分で自分にうんざりです。

 幸い、描く題材、考えやアイデアは、頭の中にたくさんあるので、作品のテーマには事欠きません。だからこそ、あとは純粋に技術的なことだけ。

 だからそこにこだわっていきたい。そしていい加減、今年で蹴りをつけたい。だからもはや公募展どころではない、というのが率直な心境です。

 繰り返し書いてますが、ただ描くなら描けます。人物だろうか、風景だろうが、静物だろうが、そこそこの、フツーの、無難な油絵でいいなら、こんな苦労はしてません。

 何かが違う、どうしたいのか、どうすれば納得するのか。

 ただ描きゃいい、ただ描ければいい、そういう段階はとうに卒業しているわけです。

 何とか油絵を自分のものにしたい、少しでも自分の絵に納得したい。そしてその解答は得ており、それを確かめるべく、実践しているところなのです。

 技術的に納得した形で来年の公募展に臨みたい、そう考えています。


 付)これも繰り返し書いてますが、そんなに難しいこと、複雑なことをやろうとしているわけじゃないんですよね。でもそのほんのちょっとのことを実現するのが難しい。

 注)これには自分の腕前のなさも関係してますが。

 蛇足)来年からはご無沙汰の透明水彩画にも取り組みたいです。